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埼京線・湘南新宿ライン・上野東京ラインを簡単にしてみよう

簡単にしてみようとは言っても、JR山手線と併走箇所のみです。

JR山手線。言わずと知れた、環状運転をしているあの黄緑色の路線です。
その山手線に併走している路線が幾つかあり、それらが実質山手線の速達運転を兼ねているといった感じです。下図のように併走しています。

ーーーーーー厳密に言うと、常磐線快速とか東海道線とか横須賀線とかがありますが、ややこしくなるので省きます。そのため一部正しくない箇所もありますが、一般的に誤解を生まないレベルにします。また「特急○○号」のような有料種別は含んでいません。ーーーーーー

路線

  • 山手線(黄緑色):途中駅止まりもありますが、基本的にはずっと環状運転をしています。
    ご覧のとおり、山手線以外は環状運転をしていませんので、東京(JY 01)から 大崎(JY 24)に行こうと思ったら 「乗り換えなしで山手線」か「速いのに乗って、 品川で山手線に乗り換え」です。
    北側(上側)の 駒込(JY 10)から 大塚(JY 12)の間は、山手線しか走っていない珍しい区間です。

  • 埼京線 湘南新宿ライン(赤):埼京線は、北は 大宮、南は お台場 や 海老名へ、湘南新宿ラインは、北は 宇都宮・高崎、南は 神奈川へと向かいます。山手線と併走する箇所では、恵比寿以外は埼京線 と 湘南新宿ラインに差異はありません。
    ※本来、埼京線は緑色で案内されています。簡潔な図にするために湘南新宿ラインとまとめています。

  • 京浜東北線 快速(水色):日中は快速運転のみで、山手線との併走区間では通過駅があります。北は 大宮へ、南は 横浜へと向かいます。快速という割には結構停まります。なお、意外にも新橋には停まりません。(土休日は御徒町にも停車。)

  • 宇都宮線 高崎線(オレンジ):上野東京ラインとも呼ばれます。北は それぞれ宇都宮・高崎へ、南は 神奈川へ向かいます。山手線と併走する箇所では、宇都宮線 と 高崎線に差異はありません。

  • 常磐線(緑):上野東京ラインとも呼ばれます。北は 千葉・茨城へ向かいます。終点は 品川ですが、上野止まりが多々あります。

    ★常磐線・宇都宮線・高崎線も「上野東京ライン」とも呼ばれますが、日暮里に停車するかどうかの差異はあるため、別立てで表記しています。

日中のダイヤ

東京駅 基準です。
山手線
:5分間隔。
埼京線 湘南新宿ライン:不均等。北行 平均4.6分間隔。南行 平均6.6分間隔。(新宿駅 基準)
京浜東北線:5分間隔。
宇都宮線 高崎線:両線合わせて 10分間隔。
常磐線:20分間隔。(上野 から 千葉方面へは10分間隔)

私鉄の場合は、各停 と 快速 などが相互に乗り換えられるようなダイヤになっていることが多いですが、JRの場合は考慮されていません。それぞれ別系統として運転していますので、「数秒の差で乗り換えられなかった!」なんてことは日常茶飯事です。

ぶっちゃけ……

突き詰めるともっと複雑ですが、一般的な範囲だとこうなります。

東京 から 上野に行く際、停車駅だけ見れば「山手線 より 宇都宮線 のほうが速い」ですが、それは同時出発すればの話です。本数を考えると「山手線のほうが早い」ということは普通にありますので、臨機応変に動かないといけません。

JRはそういうのが難しい路線です。

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