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1日目(1/3)~新婚なのに女一人で歩きお遍路~「徳島編」                        ◎お遍路始まりの朝                      ◎心のままに、自由な選択

備忘録02(003)
※歩きお遍路の記録です。
料金や宿泊などの情報が知りたい方は
1日目(3/3)の「情報まとめ」を見てね。
2017年情報なので注意です。

[前回の記録]
新婚生活が始まった直後、旦那は放置し、
単身にてお遍路スタートの地『徳島』に到着。
『渦潮』という無計画観光を満喫し、
不安と期待を胸に徳島駅近くの格安ホテルで就寝。

超簡単なあらすじ

◎お遍路始まりの朝

6:00起床
こちらのホテルは素泊まりのため
朝食は昨日購入のお弁当とカップ麺
朝からしっかり食べて、のんびり準備

7:30出発
ちゃんと起きたのに出発が遅い(笑)
まぁ今日は初日
どれくらい歩けるのか分からない
時間配分にはゆとりを持っている
「焦らず行こう」
と気分よく徳島駅へ

着いて唖然
次の電車は1時間以上無いとのこと
普段電車を待たないシティガール
私には予想外の展開…
暇なので明日のプランを考えて宿を予約♪
これで明日まで安心だ←

さて、ようやく8:46に電車が出発
『普通ワンマン』と書いてあり
2両編成なのに乗れるのは1両のみ
バスのような整理券と料金表
これには謎にテンションが上がる
スピードも驚くほどゆっくりだ
なんというか……田舎な感じ!

誓ってバカにしているのではない
はしゃいでいるのだ☆
いざ一番札所近くの「板東駅」へ

ホームの端にいたら
電車が短すぎてビックリ
危うく気が付かないところだった

駅降りて2分ほど
初お接待!
おじさんに、コーヒーを頂く

【お接待とは】
‣四国では巡礼するお遍路さんを敬い、助ける風習がある。
‣自身がお遍路できなくても、敬い助けることで功徳を積める。
‣お遍路さんは感謝し、「代わりに廻る」という気持ちを持つ。
‣利益見返りを求めない「お接待」
 仕事などで使う「接待」とは全く違う意味を持つ。
‣お接待は「気持ち」なので、「○○をする」という決まりはない。

簡単用語解説No3
用語一覧記事はこちら

『お接待所』とデカデカと書かれたお店?
そこから陽気なおじさんが現れ
「終わりか?」と声をかけてくれる
いえ、始まってないです(笑)

コーヒー&情報に感謝

[教えて頂いたこと]
・札所にあるパンフレットに手順とお経が書いてあるのでお経は買わなくてもよい。
・納経帳は大小あり、歩く人は小さい方を買う。
・大きい納経帳は車の人や、歩きで二巡目の人(本当は同じ納経帳に上書きしていく)が買う。
菅笠すげがさ輪袈裟わげさは歩きお遍路だと邪魔になる。
 笠を買うなら小さいのを。

「お接待所」のおじさんより

もう5年もお接待所をされているらしい
御年70才
実は他の人のブログなどにも
度々登場する有名人だと後から知った(笑)

「今日は6番か、じゃあ余裕やな」と
1時間以上つかまる
いや、色々と教えて頂いたのだけどね
お遍路がいつまでも始まらない

◎心のままに、自由な選択

第1番札所【霊山寺】

スタートのお寺のため
御遍路用品が豊富
事前準備していなくても
ほとんどのお遍路用品は入手可能

私が購入したのは
納経帳と菅笠すげがさ

菅笠すげがさ
・スゲという植物の葉で編んだ笠。
・お遍路さんが被る帽子のこと。
・形や大きさが販売所によって微妙に異なる。

簡単用語解説No4
用語一覧記事はこちら

「歩くなら小さいのを」
というご教授を完全無視
納経帳も菅笠も大きいものを購入
まぁ、納経帳は重いけど
大きいほうがカッコいいし←
そして、菅笠は
小さいのが似合わなかったし←

大きい菅笠は被ったときに
後ろがリュックに当たる……けど。
見た目が大事!

納経帳は一種類しかなかったが、
ネットには多種多様の納経帳があるらしい
こだわりたい人は事前準備を強くお勧めする
私も可愛いのを買っておけばよかった(泣)

さて、お参りしている人は結構沢山いる…
やばい不安と緊張で動悸が…
パンフレットでお参りの仕方を確認
したかったのに、見つからず
「大丈夫」だと言い聞かせてお参り

本来なら御朱印はお参り後に頂戴する
しかし納経帳を一番札で購入すると、
最初のページには既に御朱印がされている
う~ん、目の前で見たかったなー

一番札所は『発願の寺』と呼ばれ
お遍路最初のお寺である
かなり人が多い
無事に最初のお参りを終え、
二番札所に向かう

歩き始めると急に人がいなくなった
かなり不安
車や観光バスで巡る人が多いのだと痛感する
しかも、案内が少ないような…
たぶん
間違えようがない道だからだろう

歩き始めてすぐに
「やっぱりリュックに当たって邪魔」
と菅笠を脱ぎ、バックに装着
見た目は亀の甲羅を背負った
有名な仙人みたいに(笑)

これで修業するといつかは手から波動が……

第2番札所【極楽寺】

一番札所の霊山寺では
挙動不審なお参りになってしまった
少し落ち着きを取り戻して
周りをチラ見しながら
無事にお参りを終える

二番札~三番札は目印が沢山
さくさく進める
楽しく進める……
……大変だ!!

御朱印貰い忘れた

一番札では既に書いてあったので
二番札で失念
「目の前で見たかったなー」
はどこかへ吹っ飛んでいた

やっちまったと落ち込み絶望
したのは1分ほど
最後に88番札所で結願した後、
10番~1番は遡って
逆打ちのように終わるルートがある
そうしよう
終わりの道順は初日にして決定
忘れないようにしないと!


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どうしても文章が長いので、1日を三分割しようかと思います。
1日目(2/3)に続く!

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