お人形さんを取り上げられた
1997年11月28日(金)
きのう、「どうして思春期なんてあるんだろう···」と母が言った。さびしい、とかも言った。
ぎょっとした。母には思春期がなかったのだろうか?
「思春期」をちゃんと生きた人なら、そんな考え持たない。
わたしが命懸けで母と分離して一人の人間になろうとしていることが、母にはわからないようだ。
夢の「寒さ」はこれだ。わたしたちはくっつきすぎていた。癒着してしまっていた。
母の「さびしい」は、わたしたちが離れたことの証明か。
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