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まるくなって寝ているおんな

1997年3月2日(日)
広くて白っぽい橋を西から東へ渡っていて、川を見た。黒い流れ。空は白っぽい灰色。広い広いところ。黒っぽい建物が建てこんでいるけど、それは遠い景色だ。雨上がりのかんじ。
橋の袂に来たら、土手道で灰色の鳩のような鳥が2羽眠っていた。羽の中に鮮やかな黄と緑と赤があった。
鳩たちが眠る背後に衝立のようなものがあった。幅広の布で3つ山をつくってあって、なんの支えもなしに手品みたいに自立していた。夢では疑問が生じていなかった。
衝立をよけてその川側を通過すると細かい砂利の道に出た。階段があったので河川敷に下りた。
犬(茶)がいた。階段を上って土手に戻った。
衝立の前で眠っていた鳥たちの姿はなく、さっきはいなかったおんなが、頭を東へ向けてまるまって転がっていた。灰色と紫がかったショッキングピンクのスウェットを着ていた。
あの衝立は、3つの山の内側を覗いても向こうが見えなかった。真っ暗な洞窟みたいだった。

⚀「黒」「赤」「川」
大きな地図を見ていた。黒地に強い「赤」の●とそれをつなぐ赤い帯。路線図に似ていた。
川・・・川崎か・・・川の先・・・川・・・
*遡って行くよーって魂からのお知らせだったのかな。





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