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「青い鳥楽団」分断を超える

「できることにフォーカス」

朝起きてラジオから木ノ下裕一さんの声が聞こえて、『古典教室』の時間のわけない、おかしいと思いながら聞いていたら、『視覚障害ナビ・ラジオ』だった。

「青い鳥楽団」をつくった近藤宏一さんは11歳のときに長島愛生園に入所した。荷物に、お父さんがハーモニカを入れてくれた。

点字の楽譜を唇や舌で読んだ。唇も舌も傷ついて楽譜は赤く染まった。
やっぱり無理か、とこころが折れそうになったが、はじめた自分がやめてしまったら、楽団のひとたちは、と踏みとどまった。

ずいぶん前に通信教育でわたしは点字を学んだ。たった6つの点々で、どうなってるの?という単純な疑問。
プチプチ打って一所懸命課題に取り組んだ。でも、手指で読めるようにはならなかった。
唇や舌で楽譜を読むなんて。比喩じゃなく血の滲む努力はそんなことを可能にするとは!
近藤宏一さんと青い鳥楽団を追いかけている阿部海太郎さんが「近藤さんはできることにフォーカスする」と。

教材は何年か持っていて、結局捨ててしまった。
偏光さんの点字のnoteを読むたびに、あー、ばかだったー😞


12月26日(火)18 : 05~18 : 50
ラジオ第1で拡大放送

「今日もまた」という近藤宏一さん作曲の賛美歌──今日もまたこころゆらぐ弱きわれに──恐くても勇気だせーって力づける歌だった。

是非、聴いていただきたい💖と思った次第です。


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