1997年10月12日(日)
学校の廊下らしきところを歩いていた。近くには影のような男がいた気がする。左側は窓で、昼間だったが暗かった。黒い雲が空を覆っていたようだ。床も壁も戸も全て白だった。

すぐ目の前に急ぎ足のふたりの女。右の女は白。左の女は灰色。

あ、夢に出てくる二人組だ。
つかまえなきゃ。
ふたりの肩に手をかけた。
ふたりが同時に振り返った。
知らない顔だった。

このふたりを吸収しなければ。
驚いているふたりをこの身にいだくようにした。
白の女がどんどん入るのが感じられた。右の腿が急に水を吸ったように重たくなった。
灰色はよく入らなかったようだ。どうなったかわからない。
急に、自分がしていることに不安を覚えた。
自分が何をしているのか解らせてくださいと祈った。