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読書会を担当してみた

今日、担当していた読書会が終わった。
課題図書は「子どもへのまなざし」。
以前にもこちらで読書感想文として投稿した本である。

年初からずっとこの読書会に向けて、この本に向き合ってきた。
1時間の読書会をどうするか。
内容の要約に頭を悩ませた。

要約すると大事なことがこぼれてしまう気がする。
でも全員がこの本を読んで、読書会に参加してくれるわけではない。
先立って読んでくれた他のメンバーに、
どこが印象に残ったか聞いたり
この本を読んでどう思ったかを聞いたり
悶々とした日々がつい先週まで続いた。

やっと自分としても伝えたいことがまとまって
要約を作り上げたのが読書会3日前。
それでも今度は、削りすぎたのではないかと悩む。
どんどんと内容をシンプルにしていくと、
残ってくるのは至極当たり前に思えるメッセージになったからだ。
そして当たり前だからこそ、そんなことを伝える資格が自分にあるのか、と思ってしまった。

前日のリハーサルでそのことを運営メンバーに吐露した。
そんなこと言われたって、と思ったとは思う。
でも一番一緒に準備してきたパートナーに
当たり前だとは思わないよ。
そう言われてすごく救われた気がした。
彼女と一緒に読書会を準備できて本当によかったと思った。

当日の今日はすごく楽しかった。
ただいかんせん、メインスピーカーというのはイベントの最中は参加者の反応がリアルタイムにはわからないものだ。
そのため印象に残っているのは、そのあとの振り返りの時間だった。

佐々木先生の言葉は、優しく私たちの育児を導いてくれる指針ではあるが、
自分の至らない点を振り返って反省したくなる。
だが、今日はその反省会が逆に良かったと言ってくれたのが良かった。
出来たことだけでなく、自分の出来ない点も認め合える空気感が良かったと。

私も一参加者として参加してみたかったなという(笑)ちょっと悔しい気持ちもあるけれど。
この本を読んで共感してくれる人と話したいという願いはもうとっくに叶っている。
願わくば今日読書会に参加してくれた人の頭の片隅に
佐々木先生の言葉が残れば嬉しいと思う。
そして子どもを幸せにすることを
自分の幸せの一つに数えることができますように。



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