前回の投稿でデブ菌と呼ばれる「ファーミキューテス門」には良い効果があるため減らすべきでなくむしろ増やすべきというお話をしました。

↓詳しくはこちらのURLから
https://note.com/tasty_cosmos396/n/nc1fe2ce5028c

しかし、デブ菌は減らすべきという声があるのも事実でそれもまた正しいと言えます。矛盾していますがその声に私も賛同ができます。

何故かと言うとデブ菌には「👿悪い面👿」があるからです。

●中には悪者が含まれる●

デブ菌＝ファーミキューテス門は菌自体の名前ではありません。ファーミキューテス自体は1つのグループをまとめた名称です。

（ファーミキューテスは人間界で言う〇〇県民くらいの意味）

他にも同様なグループ名として「アクチノバクテリア門」というものがありその中におなじみの「ビフィズス菌」や「乳酸菌」が属しています。

これと同じくファーミキューテス門にも属している菌がいます。その中に「クロストリジウム属」という菌のまとまりがあります。

前回紹介した酪酸菌と呼ばれるものには「ラクノスピラ菌」「クロストリジウム・ブチリカム菌」「コプロコッカス菌」などがあり、これらはクロストリジウム属に属します。

これだけを聞くとクロストリジウム属は「身体に良い菌の集まり」と解釈できそうですがそうではありません。

その理由は食中毒や身体に不調を引き起こす「レンサ球菌」や「ウェルシュ菌」など身体に良くない菌も属しているからです。

そのため「デブ菌」という括りで考えてみると良し悪しが表裏一体で

・ファーミキューテスが食物を分解しエネルギー吸収が増える
・体調不良を引き起こす原因菌が含まれる

という事情があるため「デブ菌は減らすべき」という意見があってもおかしくはありません。
（どんなものにも必ず相対する意見があります）

●より腸内環境の状態が求められる●

そこで大切なのは腸内環境の状態です。酸化されているかされてないかで腸内細菌の勢力図が大きく変わります。

細菌には「酸素を好むもの」「酸素はどっちでもいいもの」「酸素を嫌うもの」という３つの特性がありそれぞれ

・酸素を好む　　　　　　→　偏性好気性菌
・酸素はどっちでもいい　→　通性嫌気性菌
・酸素を嫌うもの　　　　→　偏性嫌気性菌

と呼ばれます。全てではありませんが身体に悪い影響を与えるものには「通性嫌気性菌」が多く、身体に良い影響を与えるものは「偏性嫌気性菌」が多い傾向にあります。

デブ菌の中でも良い菌だけを体内に摂取するということはなかなか困難であり、現実的に見れば不可能です。

そのため腸内環境を酸化させず「弱酸性」もしくは「無酸素」の状態を作り保つことが重要です！そうすることで偏性嫌気性菌である善のデブ菌を活性化し、悪のデブ菌を抑制することができます。

その役割を果たせるのが「酪酸菌」や「ビフィズス菌」です。

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たまてやと申します。

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