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私は不倫をしていた。内緒話編1話:彼女は猫で、飼い主は?

別れた彼女との思い出話をつらつらと綴るのはあまり格好良くないと思ってたため、なるべく詳しく書かないでいた。しかしありがたいことに私の駄文を読んでくださる方が結構いらっしゃって、その方たちからのコメントで度々リクエスト頂く内容が一点ある。実は結構な頻度で気になると言ってもらえるため、遂に綴ってみる気になった。書き留めるか相当迷ったが、これもnoteの良さだろう。とりあえず吐き出すことで先に進めるきっかけになるかもしれない。

noteのルールには抵触しないよう注意を払うため、幾分マイルドな表現と創作を交えてお伝えする。どこまでが真実かの判断は読んでくれる人に託すとしよう。よって書き方としては短編小説的に綴ることにする。まあnoteですから話し半分と思ってください。

注意:性的な表現に嫌悪感のある人と猫をこよなく愛するノーマルな人はここで読むのをやめときましょう。

また更なる臨場感を求めるならドビュッシーの月光辺りを聞きながら読むと、より変態性の高い読み味を体感できると思う。私も聞きながら書いている。

-----「猫と鎖」-----
「鎖は雨男さんに用意してほしいです。あと、鍵はとびっきりかわいいやつが欲しい。」

彼女が積極的にそう堂々と口にするようになったのは何回目かの交わりの後だった。日頃から事あるごとに猫になりたいと橘絵里は言っていたが、まさかそういう意味も含まれているとは驚いた。
一応言っておくが、私は結構ノーマルな方でこういったことには自信がない。もちろん妻帯者な上に年相応の恋愛経験もあるため、普通の行為であれば程よく色々体験している。しかし、それは一般的な意味での「色々」で深淵を知るような体験ではなかった。
恥ずかしげもなく行為をジャンル付けするなら彼女の積極的な癖の趣味は
「コスプレ」「ソフトSM」「ロールプレイ」に分類される。

まさか彼女も別れた男にこんな形で晒されるとは思っていまい。まあ、あくまで「フィクション」なのでそのつもりで読んでほしい(笑)もちろん匿名なので、第三者による個人情報開示やリベン〇ポ〇ノには当たらないと思う。今日は午後が丸々休みになったため、書く時間はいくらでもある。ココアでも飲みながらゆっくり語ろうじゃないか、ハハハ。
万が一、彼女がこのブログを目にすることがあれば100%これは自分のことで書いたのが私であることに2秒で気づくだろう。怖い。その場合〇されるかもしれない。

二人の関係が深まり、体を重ねるまでにそこまで時間はかからなかった。お互いそれなりの年(と言っても彼女は20台半ばだが)だし、大人の付き合いなのでまあそういうことにはなると想定していた。正直すぎて申し訳なくなるが、久しぶりの愛ある行為に天にも昇る心地だったのは言うまでもない。
それから数回そういった機会を重ねていった後に彼女が徐に心の内を話してくれた。行為後だったのもあり、私はいわゆる賢者タイムに入っていた。
「私は結構悪い子なんです。昔からいけない想像をすることがあるんです。」
どんな想像だよ、むかつく人殴っちゃう妄想とか?と思って聞いたのを覚えている。
「時々、すごくHなことを考えてしまう癖があるんです。あーでもこれ以上は引かれるかもしれない。」
ここまで話しておいて、引かれるから言わないのはズルい。しかもお互い裸だし、今更だろう。この話の切り口にかなりの好奇心を向けてしまい、必死に説得し詳しく話してもらえることになった。そこには先ほどまでの悟りを開いた賢者はいなく、一匹の目が血走ったチンパンジーがいた。言うまでもなく私の事だ。
「私、猫になりたいんです。」
??????
頭の中が???だらけになった。
事あるごとに来世では猫になりたいと言っていたが、それは自由に暮らせる飼い猫のような生活にあこがれているという意味と私は捉えていた。
「いや、猫ってのも違うんですけど。猫はもっとこう可愛いんですけど。猫だと思って「して」ほしいんです。」
残念ながら私には猫に性的興奮を覚える特殊性癖はないが、なんとなく言いたいことは分かった。アニメとかでよくある猫耳つけた女の子的な奴か。
そう言ったが彼女曰く。
「それは違うんです。どういえばいいかな?いや、私何を言ってるんだろう。」
めちゃくちゃ照れてる彼女がとにかくかわいかった。そこからはなるべく紳士を装い、彼女が性癖をさらけ出しても恥ずかしくないように振舞った。あくまで私は全てを受け入れる仏のように。時に真剣に、時には慈愛に満ちた雰囲気を精一杯醸し出し、すべてを聞こうと覚悟を決めた。最初こそ必死の抵抗をしていたが、私の包容力の勝利だ。重い口を開き、彼女は照れながら学生時代からの性への想いを話してくれた。1時間半くらいその設定を話してくれたが、冷静に考えるとこれを30代のおじさんに話すのは相当の黒歴史になっていることだろう。彼女の話を端的にまとめるとこういう内容だ。
「妄想の中で、私がちょっと怖い飼い主に飼われている猫になってて、いたずらをして叱られるんです。それで色々おしおきされちゃうんです。その時は首輪を外して鎖をつけられるんです。」
このような乙女の秘密に関わるぶっとんだ内容を平日の真昼間から書いている私も相当なオツムだと思うが、彼女がこれを話してくれた勇気をたたえたい。彼女にここまで曝け出させたのは、私のネゴシエーターとしての才能によるところが大きいだろう。「部下の気持ちを汲み取る本」とか読んでてよかった。多分この分野において、この本は役に立たないけれども。
「雨男さんなら受け入れてくれると思って。私何言ってるんだろう。」キラキラの涙を浮かべながらそう言われた。可愛すぎる。しかし、いくら私が度量の大きい彼女の支えだったとしても、そんなに簡単にアブノーマルなことは受け入れられない。私にだってプライドがあるし、いい年をしたおっさんだ。しかも性に関しては至って普通の感性しか持っていないことも、沽券に関わるので読者の皆様には伝えておかなければならない。また年長者には若者に正しい道を示す義務があるのだ。何より派遣社員とはいえ彼女は部下で、私は上司だ。威厳というものを忘れちゃあいけない。ここは上司としてそして年長者として、毅然とした態度でよく話し合う必要がある。
・・・・・。

そして橘さんの妄想は一週間後、ついに実現されることになる。もちろん彼女は猫でも何でもないし、私だってちょっと怖い飼い主でもない。しかし、彼女のためにもこの設定になりきるのが大事だ。私のプライドなんてあってないようなものだった。

ここから先の具体的な会話はさすがに書きたくない(笑)
あと行為中の描写は勘弁しといてください。noteに怒られちゃう。
そして私が恥ずかしすぎるので、読者の皆様は想像力を働かせて読んでください。(じゃあなぜ書くのかというと、読者さんから求められたという言い訳とフラれてやけくそになっている自分自身を貶めるためだ。)
だが、ここに誓おう。いつも読んでくれる読者のため、私は全力で書ける限りの情報を惜しみもなくここに書く。キーボードが壊れるかもしれないが、そのときはフリック入力で書こう。これが今の私の全力だ。その証拠にすでに文字数は私のnote史上最高数を記録している。

彼女がこの「癖」を晒せたのは私が初めてだという。今までの彼氏はほとんど顔で選んでおり(私に対して失礼だろ)、とてもじゃないが本音を言えなかったそうだ。またイケメン過ぎて飼い主のイメージではなかったとのことだ。色々やってみたいことはあったが、妄想で済ませていたのでまさかこんなに受け入れてくれるとは思っていなかったと彼女は言ってくれた。この通り、橘さんはかなりスケベを拗らせた趣味の持ち主だった。バージンは無理でもこの初めてを私がもらえたのは本当に誇らしい。(晒してるのは情けない。)過去のイケメン彼氏たちにも勝った。イェーイ。
妄想を実行させるために必要なものは鎖と鍵と鈴と猫耳とのことだ。
尻尾は・・・まあ想像に任せる。衣装も必要で全て「そういう店」に私が買いに行った。そういう店で全て揃うのも驚いた。
私も男だ。惚れた女の想いを叶えるためならどんな茨の道でも進もうじゃないか。毒を食らわば皿までだ。皿も毒もすごくおいしかったけど。
猫(?)になった彼女をおしおきするにしてもまさに手探りで、そこに愛情がないとただの暴力となってしまう。鎖もなるべく痛くないようにバリがあれば削り、お湯で40度くらいに温めてから巻いてあげるなどの優しさを忘れないことが重要だ。また、きつすぎてもいけないが緩すぎてもいけないのだ。この辺のさじ加減は二人で探り探りで、いい所を見つけるのも楽しかった。二人とも初心者で色んなことを探り探り試していった。
一度私も手首の自由を奪われてみたが、私はそっちではないようだ。あと大事なのは相手の信頼に絶対に応えるという飼い主側の責任だ。参考にした書籍もあったが、さすがに家には置けないので読んですぐ捨ててしまった。
実はこういったプレイは簡単ではなく、少しずつ関係を作っていくのが重要らしい。最初は至って軽めに始めて、徐々に色々試していく。その際、猫側が嫌にならないようなペース配分が重要で、絶対にしてはいけないのが強要だ。あくまで、相手の意思で決定させてそれを褒める。こちらから提案し、命令しそれを実行するのは彼女。その際、自分で「つける」か私に「つけてもらう」かは彼女がお願いするだけで決定権は私にある。どちらを選ぶと彼女が喜ぶかを探るのがとても楽しく、相手の考えを汲み取る努力は飼い主側にあるのだ。その辺は実際の猫と同じだ。

色んな衣装、設定を試した。でも、絶対に変えなかったのは猫耳と鎖、鈴、南京錠だ。これは彼女のこだわりで、特に鎖と南京錠は相当気に入っていた様子だった。今も鎖は私が持っていて、南京錠は彼女が持ったままだ。いや、もう捨てたかもしれないけど。私に癖を晒してからの彼女は凄かった。タガが外れるってのはこういうのを言うんだと思った。
職場でも二人の時、「にゃお」とか小さい声で言ってきたりしていた。もちろん何もしてないデスヨ?
私も調子に乗って、〇〇~(彼女の本名)、おいで。とか言って猫じゃらし的なものでじゃらしたりする程度に気持ち悪いイチャつきをしていたのは言うまでもない。もちろんこれは誰にもバレていない・・・はずだ。ちょっと叱るときなんかも猫を叱るような口調で言うと、彼女はとても喜んだ。わざと怒られることをしている素振りもあったが。だからバレたんじゃね?・・・と言うのは言わないでおいてほしい。
デートでも鎖をつけたいと言ったこともあったが、それだけは阻止した。流石にそこまで行くと私に変な癖がついてしまう。いや、もうついてるか。
別れた今、彼女は満足できるんだろうか。私はそれもあって胸に空いた穴は多分猫の形をしている。数々のユニフォームやグッズはどうしたんだろうか?どうやって捨てるんだ?それとも取っておくのか?何年?考えないことにしよう。

自分の乏しい表現力ではこんな書き方が限界で、とてもじゃないが実用的ではないと反省している。小説家ってスゲー。あと実用的ってなんだ(笑)
あと別れるにあたってこれもあったからノーマルな状態に戻れるか不安だった。さらにみみっちいことを言えば、彼女が私以外の飼い主におしおきされるのは絶対に嫌だ。

以下は彼女が私に要求したルールと設定だ。
・鎖は私が用意したものでないといけない
・鎖を首輪みたいにする
・キツさは私が決める
・悪いことしたら(するから)最中に時々引っ張って叱ってほしい
・ホテルを出る瞬間までつけていてほしい
(ホテルの外でも時々つけたいと言ってたのはなんとか阻止した汗)
・外すのは私に許可してほしい
・可愛い南京錠で鎖を止めてほしい
・鎖は私が持ち帰る
・南京錠は彼女が持ち帰る
・鍵は私が持ち帰る
・よくわからんが猫として扱ってほしい
(いや、私は猫にはこんなことはしない)

これ以上詳しい描写は書けないが、ここからさらに加速していく。その辺は内緒話編:2話を期待しててください。続きを書く気になったら、赤裸々に書いてみます。
私は何を書いてしまったんだろう汗

追伸:私は猫を飼っていますが、間違えてもそういったマズい感情を向けることはありません。至って普通に実際に動物の猫を飼っていますのであしからず。

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