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ハラスメント問題はお互いの信頼関係で防げる?!

平成元年の「新語・流行語大賞」で、「セクシュアル・ハラスメント」が新語部門の金賞を受賞してから、さまざまな○○ハラスメントが誕生しました。
代表的なものだと、パワーハラスメント、マタニティハラスメント、パタニティハラスメント、ケアハラスメント、モラルハラスメント、アルコールハラスメント、などでしょうか。
多すぎて、何に対して気を付ければいいのか分かりませんし、気が付いたら加害者になっていた!なんてこともあるかもしれません。
恐ろしい世の中になったなと個人的に思います。
ですが、もう1つ思うところがありまして、人間関係の構築度合いで、受け手の印象は全く違くなるのではないかということです。

例えば2人の部下が共通の上司から同じ内容で怒られていたとします。
片方は「ハラスメントだっ!」と思うことで不快感を感じ、もう片方は「○○さんから指摘、確かにそうだよな…」と思い反省するように、人によると思います。
皆さんも想像してみてください。
極端ですが、自分の1番好きな人(家族、恋人、親友、誰でもいいです)と、自分が1番嫌いな人から、多少イラつくことをされても、前者は許せて、後者はイラつきませんか?

人はコミュニケーションを取ることで、信頼を構築していく生き物です。
ここでタイトルに戻りますが、そもそもハラスメントは、他人との信頼関係がないと、何をしても該当してしまう可能性があるのではないでしょうか。

これまで「ハラスメントだっ!」と言われてきた人は相手とコミュニケーションを取ってきたのかが疑問です。
仕事に関する話だけをせずに、相手の雑談を聞き、話をしてもらう努力はしたのでしょうか。
「最近の若い人は飲み会に来ないから話ができない」
と主張される人もいるかと思いますが、何故、業務内で雑談をしようとしないのでしょうか。

そこで1つ対策として、業務時間内に雑談する時間を設けるのはどうでしょうか。
例えばペアをくじで決めて、毎朝月曜日に10分間何でも良いので話を続ける
という感じです。
「業務時間外の集まりは嫌だ」と敬遠する社員も、業務の一環として話をしなければいけない状況を作れば参加してくれます。
話を否定せず、あくまでポジティブな反応で聞き合うことで、違う一面も見れますし、終わった後も、その延長線上で話をかけやすくなります。
そして、徐々に関係を構築できれば信頼も構築出来ますので、「○○ハラスメントだっ!」と思われることも減るのではないでしょうか。

皆さんはどうお考えでしょうか。

◆参考
・日本経済新聞
ライボ、Job総研による「2024年 ハラスメントの境界線調査」の結果を発表

・東洋経済オンライン
「なんでもハラスメント時代」をどう生きるか

・KEIYAKU WATCH
ハラスメントとは? 定義・種類・関係する法律・発生時の対応方法などを分かりやすく解説!


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