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「自分を解放する」幸せ

とある会社のとある部署のお話です

部長が部下に次のような指示をしました

「今期の予算、残さないで使いきっていいぞー、何に使うか一週間後までに候補を洗い出してこい!」

まだ予算がかなり残っており、大体のものは買える程度の金額だったのですが、どんなものが候補になったと思いますか?

何の会社か説明していないので、具体的なイメージができないかと思いますが、高額な設備から文房具まで、色々な要望が出たんだろうなと想像したんじゃないでしょうか

では、正解はこちら





何も要望が出てこなかった

そうなんです、自由にお金を使っていいって言われたのに、1つも買いたいものが出なかったんです

「えぇー、そんなことあるの!?」と思ったかと思いますが、本当にあった話です

では、何で買いたいものが出てこなかったと思いますか?

「必要なものが全て揃っていて、現状に満足してたから?」

・・・ではなくて、「いつもうるさく節約と言われていたから」だったんです

節約、節約と繰り返し言われるうちに、骨の髄まで節約精神が染み付いてしまい、お金の使い方を忘れてしまったんです

例えば、設備の話をすると、世の中によりよい設備があることは当然知っていて、その設備が導入されれば、より楽に高品質なものが作れることはわかっているのですが、「まだ使えるから必要ない」と思って要望しない

制限された日々を送るうちに、節約が全ての基準になり、「自分はどうしたい」という主観がなくなってしまったんです

こうやって文章に起こすと、本当にゾッとするんです

何でかって・・・自分にも思い当たる節があるからです!!

お金の使い道が思い付かないこともそうですが、食べたいものもの思い付かない、丸一日自由な日があるとして、何をしていいかわからない

子供の頃は、あれが欲しい、あれが食べたい、あれがしたいと欲求の塊だったのに

家族に制限されているわけではなく、むしろ、「たまには何か買ったら?」と勧められるほどなのに、何でだろうと考えてみると、

原因は・・・自分にありました

買うにしても食べるにしても何をするにしても、間違っていないことの理由や根拠が欲しい

何を買うか決めるときは、「本当に必要なものか?機能は?価格は?デザインは?」

食べ物を決めるときは、「栄養バランスはどうか?最近、同じようなものばかり食べてないか?」

 やることを決めるときは、「今やる必要があるか?他にやるべきことはないか?何か得られるものがあるか?」

そして、理由や根拠に少しでも欠落があると、自分の欲求を押さえつけてしまう

もしくは、あれこれと考えているうちに欲求自体が消えてなくなってしまう

こんなことを繰り返しているうちに、そもそも欲求が湧いてくること事態が減ってきてしまったのです

子供の頃は、ただただ本能!

かっこいいものを目にすれば、「これが欲しい!

欲しいものが2つあれば、どっちにするかなんて考えないで、「どっちも欲しい!

理由や根拠なんてなく、親が給料日前かなんて知ったこっちゃない

年々、落ち着いていく自分を見て、「俺も大人になったなぁ」とか思ってましたが、よくよく考えるとこれでいいのかと思います。。。

人生一度きり、そして、限られた時間

やりたいことがあったら、あれこれ考えずに、とにかくやってみようと思いました

・・・ということで、あなたも自分を押さえつけてないですか?

色んな制約から自分を解放して、もう少し本能に従って生きてみると、幸せになれるかも知れないですよー

では、最後まで読んでくださって、ありがとうございました

そして、自分について考えたい方は、こちらの記事もぜひどうぞ


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