Vol.24 回収側の原理...
もう少し「回収側の原理」について深掘りして行きます。
そもそも借金には「時効」があるのをご存知でしょうか?
理論上は
時効まで「督促→裁判→差押」の攻撃は何度も行えるというのが
債権者側に認められているルールです。
ですが初回の差押で「肉ない骨」となった会社や個人を、
追加コストをかけて執拗に追い込む債権者がいるでしょうか?
そんなことをする回収担当がいたら、会社をクビになります。
大半は初回の差押を持って回収を終え、「諦める」のが実態のようです。
僕 「攻撃は1年ぐらいで落ち着くと言ってたのはそういうことか」
医者「そう、時効を待たずに大半の回収攻撃は落ち着いてしてしまう」
僕 「債権者はその後どーするんです?」
医者「執着のある素人はお金かけて回収を継続」
僕 「逆にプロは回収を諦めると...」
民間企業は担当次第で展開が変わるそうです。
ただし税金は時効がないため、ラウンドを繰り返すことが可能と言えます。
以前「自己破産しても税金の滞納分だけは帳消しにならない」
と触れましたが、まさに税金は「無敵」なのです。
僕 「やはり国は最強ですね」
医者「そう、破産者であっても永遠と追いかけられる」
僕 「でも回収は遅いんですよね。まだ差押予告は来てません」
医者「税金は預り金という性質上、滞納が発覚するのも遅い」
僕 「代わりに銀行は回収が早いんですね」
医者「少し債権者ごとに性質を説明してゆくよ」
僕 「じゃあ復活後に返済を再開するならな、税金からがいいと?」
医者「そうだね。税金の延滞金もバカにならない」
僕 「次は銀行ですか?それとも阪◯不動産?」
医者「結論から言うと、銀行だけは、最後まで返済しなくていい」
僕 「え!?」
医者「少し銀行の回収原理について補足で説明してゆくね」
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