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ほんのひと駅の非日常

日記です…

先日、仕事で朝から近隣へ出張することとなり前日からそこへ向かう交通手段などリサーチをしておりました。
バス、地下鉄、JRとどれも微妙な距離を歩かねばならず、とりあえず時間の正確なJRで向かうことに。あまり乗ることのないそのJR線は、隣県へと向かう在来線で本数も少なく乗客も少ない電車。ちょっと旅気分でたった数分のひと駅を揺られました。

到着すると単線のその駅は、ほぼ無人駅。ホームは片側のみの狭いもの。
細い長いホームを改札まで歩き外へ出ると小さな公園につながっており、振り返ると駅は住宅の中に紛れて見えないほど小さいものでした。

まずは、目的地をスマホ片手に捜し歩き予定を済ませるとちょうど昼時。もと来た道を戻りながらランチの店をさがしました。
昨日から目星をつけていた評価4.2の小さなフレンチのお店。雑居ビルの小さな階段を2階に上がり店に入るとほぼ満席。平日にもかかわらず予約の客でうまっており、さすが人気店、期待が高まります。
一人分の席をつくってもらい、定番ランチをいただきます。コクのあるかぼちゃスープ、牛肉のほほ肉のブラウンシチュー煮、デザートはモンブランケーキとコーヒー。大満足で店を出ました。

おなかの余裕が出ると街並みや路地裏と不思議な趣があることに気が付きます。おしゃれなカフェも点々あり、単線の線路はまるで江ノ電のよう、歴史のあるお寺があちこち。


東照宮の石段から


特に駅の名称にもなっている「東照宮」は長い石段の上からひっそりと街を見下ろしとても歴史を感じる佇まい。車ではなんどか通りすぎていたこの土地が、こんなに魅力的な街だったのかとはじめて知ったのです。

次の電車までの数十分をのんびり散策に費やし、非日常を感じて帰路につきました。
なかなか遠くへ旅行に行くことのなかった最近でしたが、見知らぬ土地は電車ひと駅先に存在していたと得した気分でとてもリフレッシュ出来ました。

駅ひとつ目的もなく降り立てば 
どこか懐かしどこも新し


#わたしの旅行記

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