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あばれる君とミュージシャンと遊戯王と。

初めに

この記事は理屈をこねくり回したくだらないことばかりが書かれています。
忙しい人はただの時間の無駄ですので、覚悟して読んでください


今回のカードはこの3枚。

癖が強いマイナーカードたちですが、じっくり使い方を考えていきます。


エントリーNO.1:あばれる君

ギャグを言って相手が笑ったら3枚引くことができます。一見、ジュンやホップと同じテキストのように見えますが、このカードでしかできないことがあります。
相性の良いカードなどは後ほど。

エントリーNO.2:ふくよかミュージシャン

好きな歌を歌いつつカードも引けます。また相手依存にはなりますが、追加効果の拍手も期待できます。あばれる君とは違って現行のスタンダードレギュレーションで使用することが可能なカードです。

エントリーNO.3:ソッドとシルディ

効果が長いので簡潔に書きます。
トラッシュのトレーナーズを一枚指差して、手札に加えていいか聞きます。肯定すればそのカードをサルベージ、否定されたら問答無用で3枚もカードを引けます。
3つの中で唯一SRがあるカードです。
ノーマルカードはジムプロモで入手難易度が高いので、持っている人が多いカードではありません。(上記二つはなおさら手に入りませんが……


考察

まず初めに、このカードたちが何をするのか完結(?)に紹介させていただきました。どれも癖のある効果であり、唯一無二の動きができます。

しかし、なぜかなかなか使用しているプレイヤーを見ません

どうしてなのか?

考えに考えて結論を出したのですが、プレイヤー側に問題があるのではないかという答えに至りました。
何が問題なのか、ということですが、これはテキストを読んだプレイヤーがボードやハンドアドバンテージしか見ていないと言う部分です。

たしかにこの三枚、やれることはほぼジュンです。あばれる君に至っては、相手が笑わなければカードを引くことができないため、サポート権を使って滑り倒しただけのヤバいやつになってしまいます。

それでもこのカードゲームはポケモンカードです。

使えないカードなんて存在しない。タイプやHPが違うだけでカードの差別化ができるので、下位互換カードなんてないんです。

このカードたちも使って欲しい
そんな思いから、僕は今この記事を書いています。

真剣に考察しているので、使い方等を参考にしてぜひ直近の横浜CLや今後控えているシティリーグで使ってみてください

あばれる君

場合によっては3枚ドローすることも可能なギャグを言える珍しいカードです。
このカードのテキストで注目したいのは、やはりギャグを言えるという部分になります。

ギャグとは
映画・演劇などで、観客を笑わせるために、本筋の間にはさまれている即興的でこっけいなその場当たりのせりふ、しぐさ。

出典:コトバンク(https://kotobank.jp/word/ギャグ-475968)


まず相性の良いカードとして思い浮かぶのは【ワタシラガV】や【ネオラントV】でしょう。

特性『ハッピーマッチ』や『ルミナスサイン』であばれる君を手札に加えることができます。一見ホップを加えることと大差ないように見えますが、このカードだからこそ実現できることが一つあります。

それは伏線を貼って笑いを誘発することです。

何食わぬ顔で【あばれる君】を加えることで、相手のプレイヤーに「コイツ、あばれる君を使うのか……?」と考えさせることができます。そして数秒後に手札からチラリと顔を見せるあばれる君。相手プレイヤーはこの時点で笑みをこぼすでしょう。

しかしここで一つ問題があります。
仮に笑わせたとして、一体どんなアドバンテージを得ることができるのか、という点です。

正直な話、誰かが笑ったからといって勝利に結びつくわけではありません。むしろやっていることはジュンなので敗北に一歩近づいています。これを使うくらいなら、【タイサイ】で手札を見たり【セイボリー】でベンチを絞ったり、【メロン】でエネルギーを加速した方がゲームを有利に進めることができます。

けれどそれはあくまでのポケモンカードでの話です。

僕たちは、まずポケカプレイヤーである以前にいち社会的な動物です。誰かに支えられて生きており、笑顔というなのバトンを誰かから得ることで日々を楽しく生きています

笑顔

それは僕たち人間が社会で生きていく上では必ず必要となるものです。
笑う門には福きたる。なんて言葉がありますが、この【あばれる君】というカードはまさにその意味を体現しています。(金額的にも福きてる

いわば、このカードはボード外アドバンテージ
人生におけるアド。ゲームではなく、人生を有利に進める上で必須の動き
コミュニケーション能力は人が成長していくためには必要なリソースです。【アルセウスVSTAR】の特性『スターバース』でも持ってくることができない、生きる上で必要な選択肢というカードを人生という手札に加えることだって可能なのです!!!!!!!!

だからこそ、横浜CLではみんなでこのカードを使用して人生のアドバンテージを掴みに行きましょう。そうすればきっと、明るい将来が待っています。

そしてレギュレーション違反で失格になってくれれば僕も優勝できるかもしれないです。WINーWIN最高!!

いろいろと書きましたが、正直ネオラントVとワタシラガV以外の使い方は何も考えてなかったので適当です。ごめん。

ふくよかミュージシャン

実はこの3種類で唯一確定で3枚ドローする追加効果を発動できるカードです。

このカードを見て誰しも思いつく戦略がTOD(タイムオーバーデス)です(磯野タラオ)。このカード以上にTOD戦略に向いているカードは存在しません。

TODとは
カードゲームに限らず、基本的に1試合には時間が設けられています(ポケカだと25分です)。その時間内に勝敗が決まらなかった時、あらかじめ決めていた一定の条件に則って勝者を決めることになります。
ポケモンのゲームなどでも使用される戦略(?)の一つですね

好きな歌を歌いながら、自分の山札を3枚引く。という能力は引くまでが効果解決です(多分)。そのため、3枚目のカードを引かなければ無限に歌うことがで可能です。
歌っている間は遅延扱いになりません(なります)。その気になれば後攻を取り、『掟の歌』を25回歌うことで一試合終えることもできちゃいます。

しかし、残念なことに日本でのポケモンカードは一本戦なため、この戦略をすると両者敗北になることが多いです。(そのため、ミュウツーVUNION等を使ったデッキは日本では勝ちずらい)つまり、ふくよかミュージシャンを使用したTOD戦略で勝つことは不可能です。

ではどうやって使用するのか?

答えは簡単。自分以外の参加者がこのカードをデッキに投入して、一斉に歌い出すことです。
歌い出して何をするのか、という話ですが。上記した通りTODを行います。TODを行なって、その大会1戦目の引き分け卓を増やします。
トーナメント形式での引き分けは負けと同じです。大会に参加した人のほとんどが敗北扱いとして1回戦敗退、帰宅を余儀なくされると言うわけですね。

つまり、残った自分とその対戦相手だけが勝敗をつけることができます。1回戦目ですが実質決勝。周りが歌っている中で勝利を掴んだプレイヤーがその大会参加者の優勝者とな(る可能性があ)ります。

ジムはたちまち武道館
あっちには小林○子さんが、こっちには岡◯体育さんが、隣には○地雄輔が出現します。同じアーティストを好きな人を見つけて試合放棄してカラオケに行くのもありですね。

武道館TODです。会場ならぬジムを制圧して勝利を掴みましょう。

「「「「「「「「ザ、ザ、ザルード」」」」」」」」」

さらにこのカードを使った場合、相手が拍手をする可能性もあります。

当たり前ですが、拍手は両手でするものです。手札を持ってすることは困難です。

つまりこのカードを使って相手の拍手を誘発できれば、手札を一度置くということを強制できます。置いた瞬間に手札の枚数を聞くことで、焦らせることができます。相手のうっかりミスを狙うこともできる非常に優秀なカードです。


ソッドとシルデイ

髪の毛が完全に遊戯王なこの二人。ソッドの髪型がやばすぎるだけで、シルディも大概イカれてます。

能力は相手の許可制でトラッシュからトレーナーズをサルベージ、または3枚引くといったもの。
身内ノリで使って面白いカードの一枚です。

もしイケメンや美少女など顔のいいプレイヤーがいるのであれば、上目遣いでトラッシュからカードをサルベージできるでしょうが、基本的に世間はそんなに甘くないです。基本的に断られます。

ならばどうやって使うのか。

答えは簡単。ブラフとして使用します。

相性の良いカードは【クロススイッチャー】や【ボスの指令】等、勝ちに直結するカードです。

まずはこのカードを使い、手札に持っている【クロススイッチャー】や【ボスの指令】を選びます。相手は当然拒むでしょう。カードは手札に入らず、3枚ドローの効果になります。
しかしこのカードを使うことにより得られる真のアドバンテージは相手に『コイツ、ボスを持ってないな』と思いこませることなのです。

「次のターン、あのポケモンがVMAXしたらボス打ちたいなー」

そんな時にこのカードを使うと、相手の勘違いによって次のターンの【ボスの指令】が通りやすくなります。何言っているのかわからないと思いますが、俺もわかりません。カードゲームは心理戦。番外戦術も大切だと遊戯王で学びました。

簡単に言えば、このカードは手札にあるものをないものとして相手に思い込ませることが可能なカードなのです。普通であれば、わざわざ【ボスの指令】を持っているのにこのカードで【ボスの指令】を加えようとはしません。そういった相手の中の固定観念につけ込んで試合展開を有利(便利な言葉ですね)に進めていくことが可能な唯一のカードなんですね。

さらにこのカードは上記した【あばれる君】とも相性がいいです。
このカードで【あばれる君】を選択することは、つまり「どうしても言いたいギャグがあるんだ」とアピールできます。そうなれば相手の了承を得られる確率もグッと上がることでしょう(どのみち3ドローなのでやってること自体は変わらない、むしろ1ターン捨ててるだけですけど)。


終わりに

勢いで書いたNOTEです。
こんなしょうもない記事を読んでくれて本当にありがとうございました。

関係ないですが、ポケットモンスターココは非常に面白い映画です。自然と都市の問題や親子の愛などが書かれたとても素敵な作品です。
現在(2022,9/5)の段階ではアマゾンプライムで無料で見ることができます。よろしければ見てみてくださいね。

普段はちゃんと考察とかしてるので、そっちを参考にしてください

それでは〜


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