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新しいシステムポケモン【ーリファインーキルリア】について。

ども! ロトムカード研究所のえんじです!

今回は白熱のアルカナに収録されるシステムポケモン【キルリア】について考察していきます。
見ての通り非常に汎用性の高いカードになりますが、本記事では具体的に何が強いのかを掘り下げていこうと思います。

本記事はポケモンカードを初めたばかりのプレイヤーにもわかるように書いています。あらかじめご了承ください。
また、上記のことを考慮して、
カード名→【】
技名、特性→『』
でかき分けています。

では、さっそく考察をやっていきます!

まずこちらが、次の弾で収録される【キルリア】(とその進化ラインです)。胸に手を当てた淑女のような仕草が幼いながらも妖艶でとても美しいですね。

能力は、現在のカードプールに存在している【レパルダスや【チラチーノ、過去に環境デッキの一角を担った【ゾロアークGXと同じドロー効果となっています。


手札にダブついた【バトルVI Pパス】や【サポートなどを捨てることで手札を増やし選択肢を広げる、言わば潤滑油的な役割のポケモンですね。
ポケモンの特性で手札を増やすことにより、どのサポートを打つのかといった選択肢が増えるので、そのターンの強い動きを期待できるようになります。

では、既存のドローポケモンと比較して、このキルリアたちがなぜ優秀なのかを掘り下げていきます。

1、恵まれたタイプとHP

まずは彼女ら(彼ら?)のタイプとHPに着目していきます。

進化前の【ラルトス】はHP60で超タイプです。

言わずもがな【レベルボール】や【クイックボール】に対応していますが、その他にも【霧の水晶】によってサーチすることが可能です。

【霧の水晶】は他のボール系カードとは異なり、手札コストなしで山札からタネポケモンをサーチすることができます。システムポケモンの進化元は1ターン目に展開したい場合が多く、先攻で手札を守りながら安定してタネポケモンを持ってくることが可能な手段が一つでも多いというのは、それだけでその後の展開を大幅に安定させる要素になります。

さらに【霧の水晶】はポケモンだけでなく、超エネルギーをサーチすることも可能です。【アルセウス】や【ダブルターボエネルギー】で技を打てるポケモンが多いことから、中盤から後半にかけてエネルギーに変換できるというのは大きなメリットです。

さらにこのエネルギーに変換することができるというのは、2で話す進化先の【エルレイド】と非常に噛み合いがあります。詳しくは後述します。

端的に言うと、序盤はシステム元をサーチすることができ、後半はエネルギーになることが可能な霧の水晶を軸にデッキを展開できる点が強い、と言うことですね。
霧の水晶が強いとも言える

他にも超タイプということで【ジュペッタ】と共存できる可能性があることや【レスキューキャリー】に対応していることなども挙げられますが、そこら辺に関しては言い出したらキリがないので割愛させていただきます。

2、進化先が豊富であり、さまざまな使い方やデッキ構築につなげることができる

今回収録される【ラルトス】の進化ラインは上記の2枚となっていますが、【キルリア】と【サーナイト】、加えて【エルレイド】にも他に進化先があります。

♢ラルトス

今回の【ラルトス】を含めて三種類います。
一枚はベンチに下がることができる技、もう一枚は相手のバトルポケモンを混乱にする技を持っています。




主に注目したいのは、2枚目のラルトスと白熱のランスで収録されるラルトスです。この2枚はシステムポケモンの進化元ながら、一ターンもらえる可能性(つまりは勝ちを拾いにいける可能性を秘めている)能力を持っています。
特に新しい【ラルトス】の技『メモリースキップ』は、【ギラティナVSTAR】の『ロストインパクト』や【パルキアVSTAR】の『あくうのうねり』、さらには【ジュラルドンVMAX】の『キョダイフンサイ』も止めることができます。

巷で話題の【モルペコ】

と似たような使い方ができるので、相当便利な技ですね。(こちらは雷タイプということも優秀なのですが……

♢キルリア

こちらは白銀のランスで登場した【キルリア】です。(白銀のランスに引っ張られれて白銀のアルカナって言ってる人よく見かけますよね。僕もその一人でした

技の『ミラージュステップ』はデッキから好きなだけ【キルリア】を展開することが可能なため、次のターンに『リファイン』を最大で3回使うことができます。
こちらはサーナイトと比較して実用的ではないですが、【ポケモンV -UNION】を手札から捨てる場合や何かしらでデッキを掘り進めたい時のメインエンジンに活用できる可能性があります。
また、『げんえいへんげ』の特性を持つ【ゾロアーク】と一緒に採用することで、タネポケモンである【ラルトス】をデッキに投入せずとも【キルリア】を複数展開していくことができるのは面白いと思いました。

♢サーナイト

こちらも上記のキルリアと同じく白銀のランスで登場したカードです

山札を2枚めくって、その中のエネルギーを好きなポケモンに加速することができます。
加速先やエネルギーの種類は(基本エネルギーであれば)とはないため、『さるぢえ』の【ヤレユータン】や【スマホロトム】等を利用するデッキに差し込むことでエネルギー加速が見込めます。超エネルギーを加速したい場合、前述した【霧の水晶】でサーチしたエネルギーを『さるぢえ』で山札の上に固定することもできるので噛み合いがいいです。

♢エルレイド

【エルレイド】はサーナイトと違って進化先が二つあります。

・超タイプのエルレイド

特性の『バディキャッチ』は山札から好きなサポートを一枚サーチすることができます。自分の番に1度使うことができるので、状況に応じたサポートをサーチすることが可能なのがこのカードの強みです。
また、持っている技『らせんぎり』は【ダブルターボ】や【ツインエネルギー】に対応してており、140〜160点の火力を出すことが可能なため、超弱点のポケモンをワンパンする可能性を秘めてもいます。
『バディタッチ』で【ボスの指令】や【セレナ】などをサーチしつつ、このエルレイドで攻めていくこともできますし、霧の水晶で持ってきたエネルギーを『リファイン』で捨て、サーチした【キバナ】を即起動することもできます。

(この記事では詳しく話しませんが、【テールナ】との相性もいいです。持ってきた【セレナ】をそのまま『リファイン』でポイ捨てできます)
キルリアの特性『リファイン』で手札を切ることができるので、【メロン】や【ローズ】、【ピオニー】からの【メタルソーサー】などにつなぐことができるのも優秀です。


・闘タイプのエルレイド

こちらは超タイプのエルレイドと異なりアタッカー寄りの性能をしています。HPも170と2進化ポケモンの中では高いですね。

上の技『フェイント』は超エネルギー1枚で起動することができ、弱点を計算することが可能な威力60の技です。これにより【メッソン】などのHP60ラインのポケモンをワンパンする、無色や悪タイプのポケモンに120点を与える、などといったことが可能になります。

下の技『ダイナブレード』は状況次第で大ダメージを期待できる技です。現環境ではロストギミックや『うらこうさく』が流行っているためそれほどVが並ぶことはありませんが、存在しているだけで高火力を期待できる(相手から見れば圧力となる)ポケモンに間違いはないでしょう。

また、自身が闘タイプであるため、ラルトスたち超タイプの弱点をついてくる『悪タイプ』への回答になっている点も非常に優秀だと感じました。

以上のことから、ラルトスというポケモンを進化元にしている都合上、進化先が多くデッキによって使い分けることができるというわけですね。
エルレイドになることで、弱点補完をし合えるという点も非常に優秀です!

3、スタン落ちしない

最大のメリットはなんと言っても、すべてがEレギュレーション以降に登場したカードのためあと一年以上スタンダード環境で使える可能性が高いということです。
現在使われているドローシステムポケモンの一枚である【チラチーノ】がDレギュレーションなので、来年以降使うことができない可能性が大きいんですよね。

使用しているデッキのエンジンが来年も使用できるというのは、それだけで集める価値があるのではないかと思います。


終わりに

ぶっちゃけ、ほとんどの人がわかっていることを文字にしていました。(マジですみません)
ただ、白熱のアルカナ発売から長期に渡り使用されていくことになるカードだと思いましたので、こうして記事にしてみた次第です。(実際に僕たちの動画でも何度も使用することになると思います)
こういった所謂システムポケモンと呼ばれるカードが増えていくことは、デッキの構築幅が広がるということにもなります。一見似たような能力だったとしても、タイプやHPが僅かに違うことで差別化することができるのがポケモンカードのいいところだと思います。

また今回のパックは【サーナイト】や【ジラーチ】、【ロコン】や【テールナー】など人気ポケモンが多数収録されている楽しいパックになっています。
シールド戦も開催されるとのことなので、そちらも楽しみですね。(シールド戦については9月30〜応募ページが増えるとのことです。参加予定がある人はお忘れずに)

今後も新しく登場するカードをいくつか考察して記事にしていきます。拙い文章であり、 読んでいただければ幸いです。

また、YouTubeでもデッキ紹介動画を投稿していますので、よろしければそちらにも目を通してみてください!

それでは!

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