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ボーはおそれている感想言わないとつらい

ネタバレあります

行くなら1人で観てほしい

ボーと同じ感覚になりやすいと思う









観る前は気持ちが引きずられて落ちていったらどうしようと不安になったり、でも監督作品の映像好きだから観たいし、と悩んでえいやとムビチケを買い退路を遮断。初日初回でみてきた。


ミッドサマーは友達と行った。
今回は主人公がボー1人なので1人で。
パンフレットを買わないとと物販に行けば、同日公開日だったハイキューグッズを求める人で溢れていた。私だけ「ボーはおそれているのパンフレット1冊ください」と言った。店員はハイキューのパンフレットを私が求めるパンフレットに持ち直して渡した。

シアターは人がまばらで10人に満たない。
1人が一列のどこかに悠々と座っている。
前の方の真ん中に座った。
コートを脱いで、カバンをおいて、
念のため、とハンカチを持って。

心臓かと思ったら、強制的に産まれた。
ヒステリーに叫ぶ母の声が聞こえる。
窮屈な胎内が安全でよかったなと嫌になった。
母が恋人のようだった。
知ってはいけないことがありそうだった。
絶対に言いにくいカウンセラー。
勘が言う「信用ならなそう」
誘導尋問のような会話でボーは薄い内心を、さらにぼかしてこぼす。

安心する家に入るのに鬼ごっこして
やってないのに怒られて
強迫観念ぽいのに医者から「絶対」と言われて
薬を飲んだら水を飲まないといけない
家に水がない
慌てて副作用検索したら
「入院か死」
調べちゃいけないんだよなぁわはは
全部うまくいかないピタゴラスイッチで
笑うしかない

あなたが正しいと思うことをしなさい

神の啓示のように次のミッションへ
ボーはよくねる
睡眠障害になりそうな性格と気質なのに
図太く寝る
そこも面白い
お母さんへどうしたらいい?と聞く
母の誕生日に、色々あって家を空けられないと。
彼の妄想なのか現実なのかわからないが
彼視点だと本当に大変最悪な日で。
母は信じてくれていない様子だった。

ボーは行動力と衝動性がある。
夢から夢へ、でも本当だったんだ!
みたいなことが次々訪れるし
彼もわからないといいながら進む
そんでボーの周りで人が死ぬ
ボーは常に生きている
おびえているから必死だけど
周りは大迷惑になる。

罪悪感なんてないと思う
持ち合わせていないし理解しうる脳の作りではないかもしれない。
ごめんなさいは覚えた言葉
何でもするも覚えた言葉
どの過程で覚えたかなんて
母親との関係性の中で生きるために覚えた言葉

お父さんはマーラ様だし
お兄ちゃんはいるはずで
ボーはおびえているけど冷静で衝動的

お母さんは全部ボーのせい
分かり合えない家族だっている
でもmamは理想の家庭を築きたかったんだろう

最後のカラクリ屋敷の壁のように展開がバタバタ回転するような展開笑うしかない
洞窟も女性のそれのような
産まれた場所に帰る比喩かなと思わせてくる流れも、私を見る神視点からみればわははと笑われそうで
私は自虐的に笑ってしまう

演劇シーンも「きたー!森の中だー!」
父かも、のあの人はなんだったんだ

果てたら死ぬのそっちなんかい

懐中電灯で照らすのこわいバイオみたい

家がおしゃれ

ボーの家の天井めちゃくちゃ高かったな

子役のようにしていた時期があったのか

みーーんな自分勝手!おもろ!!!

そんで誰かといるのにみーーんな1人!

あとボーは足が速い、おじさんだけど足速い
それも面白い

バイオハザードみたいなシーン笑っちゃった

罪悪感でも愛憎どもないんじゃないかな
私が感じたのは
「みんな自分の世界と価値観だけで生きてる」
だと思うだからなんかハッピーだった

スッキリしたし、終わった後にやついてしまう
この映画3時間ある
3時間のために朝起きて服着てメイクして劇場までいってみて帰る
無駄に感じる気持ちと、それすら面白い気持ち
シュールギャグが刺さる人間なので
なんていうんだろ、緻密で無駄に機能満載のガジェットに触れた気持ち

母は傷ついたのだろう
母の傷は大きい
それをみようとしなかったのは
特性か、生きるためか

A24のロゴの出方おしゃれ〜

終わった後、みんな同じ表情でコート着て帰るのすら面白い気持ちになった
みんなあれを3時間観切ったんだ

到達感、のような気持ちが残る
1人だし。夢?現実?どこまで?
朝起きて曖昧なあの瞬間を起きたまま味わえる

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