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幼稚園の保育認定・支給認定がわからない!

私は、子供を幼稚園に通わせていますが、3歳未満児受入促進事業?3歳児無償化?1号認定?などがまったくわかりませんでした。
幼稚園の説明会でも、我が家はどの支給認定に該当するのかわからないまま、言われるがままに手続きをしていました。調べなくてはと思いつつ、気づけば第2子の入園手続きが始まってしまいました。そして、今回もわからないまま手続き…。
これは、何か問題があっては大変なことになってしまうのではと思い、やっと重い腰を上げることにしました。

フルタイムで共働き、夫婦のどちらかはパートやアルバイト、専業主夫、専業主婦、求職中など、さまざまな家庭があります。それぞれの家庭状況ごとに幼稚園では、どの保育認定・支給認定に該当するのかについて解説します。

まず保育認定・支給認定とは

幼稚園や保育園などに子供を預けようとする場合、保育認定・支給認定を受ける必要があります。保育認定・支給認定とは、保育が必要であるという認定です。(ちなみに、保育認定と支給認定は呼び方は違いますが同じものです。)
しかし、働いている人しか受けられないわけではありません。幼稚園では、専業主婦(主夫)家庭であっても保育認定・支給認定を受け入園することができます。
幼稚園での入園説明会や見学会などに参加して確認してみることがもちろん大事ですが、基礎知識として知っておくことで、不安が一つなくなると思います。

1号認定?2号?3号?わからない!

私が住む福岡市では、1号、2号、3号認定の他に、3歳未満児受入促進事業と幼児教育・保育の無償化、多子世帯利用給付認定という制度があります。
なかなか、全部の違いを説明できる人は少ないかと思います。私を含め、周りのママ、パパ達もはっきりと説明できる人は一人もいませんでした。

それでは、それぞれについて解説していきます!

1号認定とは、専業主婦(主夫)がいる家庭

1号認定とは、家での保育が可能な状態であること、専業主婦(主夫)の家庭の場合です。
1号認定では、保育園の利用はできませんが、幼稚園、認定こども園の利用が可能であり、幼児教育・保育の無償化制度(無償化制度の項目で内容を説明しています)を利用することができます。

2号認定とは、主に共働き家庭での支給認定

2号認定とは、子供の年齢が満3歳以上、両親が共働きであることや家族に介護などが必要である場合など、家庭での保育が難しい場合に認定されます。
幼児教育・保育の無償化制度を利用でき、さらに延長保育を利用する場合には、延長保育にかかる費用が1日最大450円、または月額11,300円まで補助を受けることができます。

3号認定とは、0歳から2歳までの支給認定

3号認定は、子供の年齢が3歳未満の場合の認定になります。幼児教育・保育の無償化、延長保育にかかる費用の補助はありませんが、世帯の年間所得が360万円以下であること、または非課税世帯である場合は無償化の対象となります。
年間所得、非課税世帯に該当しない3号認定において、無償化が適用される場合は自治体独自の取り組みとなります。

3歳未満児受入促進事業

福岡市で行われている3歳未満児受入促進事業では、以下のどちらかの条件であれば幼稚園の利用が可能となります。

①福岡市に住んでいること
②家庭での保育が困難であること(月60時間以上の仕事、介護、ひとり親、求職中など)

上記のどちらかを満たすと、3歳未満児受入促進事業での入園が可能となります。ただし、この制度を実施している幼稚園は限られていますので、事前に福岡市のHPなどで確認する必要があります。

この制度で通う場合、3歳の誕生日以降は1号認定か2号認定に変更し幼児教育・保育の無償化(次に説明しています)の支給認定で通うことになります。

参考:福岡市 幼稚園における3歳未満児保育の実施について

幼児教育・保育の無償化

0歳から2歳児までの非課税世帯の子供、満3歳から5歳までの子供に適用されます。

この制度では、幼稚園利用料が最大27,500円まで無償化(実際の保育料から引かれる)されます。
ただし、給食、バス、行事などで必要となる料金からは引かれません。保育料という項目の料金からのみ、最大27,500円が引かれます。
※無償化という制度は、幼稚園の場合「保育料」から引かれる金額が最大27,500円であり、「給食費」「バス代」「用品代」などは実費を支払うことになりますので要注意です!

参考:福岡市 幼児教育・保育の無償化について

第2子以降の保育料(多子世帯利用給付認定)

福岡市では、第2子以降の0歳から2歳までの保育料が無償化となります(令和5年4月から)。
これまでは、満3歳からが無償化の対象だったため、3歳の誕生日を迎えてから2歳児クラスに入園する家庭もありましたが、第2子であれば3歳未満児受入促進事業を行っている保育施設に無償化を適用して入園することができるようになります。

まとめ

細かくいくら減額されるかは、家庭の収入や状況によって変わりますので、各自治体、利用する保育施設に確認してください。

私の周りでは、特に専業主婦(主夫)世帯の3歳未満児受入促進事業、無償化の適用に迷う人が多く居ました。
私が説明を受けた幼稚園でも、3歳になって無償化に切り替える方は~という説明しかなく、わからないママが多くいましたので、支給認定がよくわからない方も焦る必要はないと思います。でも、わからずにモヤモヤという方も多くいました。幼稚園の説明会でも正直わからないことがわからないという状態で、質問の仕方すらわかりませんでしたが、今回いろいろと調べてみたことで私自身がスッキリしました。
今回の記事が支給認定・保育認定についてのモヤモヤ解消にお役に立てると幸いです。


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