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歳をとることを受け入れる

中年の域に差し掛かって、気付いたことがある。
人間歳をとるほど、生きることへの知恵が深まり、自分も他人も心地よくいられるためにどう行動すれば良いか、どういう気持ちで生きればいいかがわかるようになる。誰も傷つかない言い回しを咄嗟に言えたりするようになる。

自分自身が歳をとってみて、おじさんおばさんと同じ立場で会話できるようになって気付いた。

もちろん逆に高くなりすぎたプライドのために、周囲を不幸にしてしまう人も居る。そんな人は歳をとるほどタチが悪くなる。標的になる日もあるけれど、複雑に入り組んだ人生の中で、迷子になってる気の毒な人だと思えば腹は立たない。
そういう処世術も、自然と身についてきた。

変な意味はないが、歳をとった女性と話すのが好きだ。子育てや家事や、仕事や介護とか色々疲れ切ってても、それでも生きてる人がほんとに好きだ。若い頃には理解できない、恋愛とかとは別格の好きだ。

男社会に居すぎた反動かもしれないが、成功とか競争とか名誉とかしかない中生きてきた脳に、同じ世の中を全然違う目線で見てる人もいることを教えてくれて、幸福感を伴う優しい刺激を与えてくれる。

あんまりプライドが高くなりすぎず、声が大きくなくて組織に毒されてない人となら性別とか関係なく心地よく話せる。

たぶんこうして、男社会に馴染めない中高年の男ほどスナックに入り浸るんだろうなって思った。体のつながりよりも心のつながりを求める年齢になった。

とりあえずの結論は、歳をとるって悪くない、むしろ全然いいことだ。このことに気づけたのも、歳をとったからなんだと思う。トートロジーってやつだ。もうわけわかんなくなってきたからおわり。

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