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コラボレーションの基本

無意識コラボレーションと
コラボレーションゲーム



「コラボレーション」

テレビや新聞等の
マスコミで記事として
盛んに伝えられている現象ですが

私達のような規模の
小さなお店や会社が

どの程度コラボを意識して
商売をやっているのでしょうか?

私自身も
以前は「コラボレーション」
にとても興味があり

自分の商売に利用できないかと

何度も挑戦し失敗の
連続だったという経験があります。

(15年ほど前の話です。)

コラボレーションは
同業種又は他業種の方と手を組み

お互いの商売が
発展するように協力関係を築く事です。

(もちろんそれ以外にも様々なコラボレーションは存在します。)

もう少し
角度を変えて考えてみると

お互いの強みを出し合って
お互いの弱みを補い合うものでもあります。

結果、お互いの売り上げが
上がればコラボ成功となるわけです。

しかし
世の中そんな甘いものではありません。

そこが商売の面白いところ。

では、なぜ商売に
コラボレーションを
取り入れようとすると

うまくいかないのでしょうか?

私は、原因の一端が
マスコミでの紹介では
ないかと思っています。

マスコミは
コラボ事例を記事にする
事が多いのですが

そのほとんどが
有名人や大手企業のものばかりです。

考えてみれば当たり前の話です。

ニュース性がなければ
記事としての価値がないからです。

その為、私達は自分とは
かけ離れた立場の方達の

コラボ事例しか見聞き
していないので

自分の商売に当てはめて
イメージ出来ないのです。

それから
こんな理由も考えられます。

・相手がいるから面倒

マーケティングの勉強を
してそれを実践するのであれば一人でも出来ますが

コラボは
自分一人では出来ません。

どうしても相手
(パートナー)が必要となるので

相手に気を使うのが嫌だ。
又はそれが煩わしい。

・資本がかかりそう

コラボはお互いの強みを
出し合うという事で

お互いが
知恵や資本を出し合って
何かを作り上げ

それを販売し利益を出し合う。

このようなイメージで
コラボを考えている。

・自分にはメリットがなさそう

自分は
積極的ではないので

コラボしても相手にばかり
利益が行ってしまうのではないかと考えている

・自分には強みがない

そもそも自分には
コラボ相手に提供する強みがない。

だから、自分には
コラボは無関係だと考えている

大きく分けると以上の
5点がコラボに積極的に
なれない理由だと考えられます。

私自身もコラボに
失敗続きだったころは

自分には不向きな
マーケティンクだと
思っていました。

しかし、最近では
「コラボを利用しない手はない」

と考えるようになりました。

なぜそのような考えに
なれたのかというと

コラボレーションを
視点を変えて見られるようになったからです。

先ほども書きましたが

コラボは商売目的で考えると
すぐに目先の「お金・利益」と言うゴールを考え

お互いが時間を費やし
手間暇をかけ動き出します。

同じ量の手間暇で動けば
良いのですが、どうしても

お互いの手間暇のかけ方に
違いが出ますので

たとえ利益が出た
コラボでも配分方法で
もめる場合が出てきます。

お金というメリットは
とても魅力的ですが

相手がいると
もめごとの原因にもなる
という事です。

では、ちょっと視点を変えて

こんな見方でコラボを
考えたらどうでしょうか?

コラボする目的を

売り上げ増や
利益とするのではなく
「メリット」とするのです。

メリットとは

・ブランディング構築 

・人脈構築 

・ハウスリスト獲得 

・小冊子配布 

・ニュースレター配布 

・ノウハウの収集 

・SEO対策 

・メルマガ読者獲得

これら全ては
直接売り上げアップや

利益増につながるもの
ではありませんが

将来的に
そこへつながる可能性の
あるものばかりです。

直接利益に
つながらないという事は

ワンステップも
ツーステップも

その後があるという事。

これなら
相手も自分もコラボ後の
努力次第で

売り上げ増につながるので

自分一人でできる
マーケティングと
同じ事になります。

売り上げ増や利益を
目的としないコラボも
たくさんあるのですが

私達は
知らず知らずのうちに

商売に関係したコラボを
している事もたくさんあります。

この事を私は
無意識コラボと呼んでいます。

いつの間にか
コラボになっている
という意味です。

たとえば、情報交換。

情報交換も
1人では出来ない行為です。

今世間で盛んに
おこなわれている
フェイスブックなども

情報交換の1つのツールです。

特にコミュニティーを
作り上げて特定の人達だけで
情報提供をし合っている仲間は

その中で自然と
コラボが成立している
という現象が起こります。

成功事例や
面白い情報などは

時にある方にとっては
とても有益情報となる
場合があります。

その情報が
自分の弱みを克服できる
要素を持ったものであればあるほど

為になる情報となり

最終的に自分の売り上げ増
になる場合があるという意味です。

では1つ例を上げてみます。

私は以前
元気継栄塾という勉強会を
主催したことがあるのですが

当時、会員の中で
色々な情報が飛び交いました。

(フェイスブックの中での話です)

ある時、この会の副会長の
Nさんという方がコミュニティーの中で

簡単に作れる
まんがソフトの情報を
提供してくれました。

「コミPO!」
というソフトですが

イラストが
苦手な私にとっては

とても有益情報になったのです。

学生服の資料の中で
今までは自分が伝えたい
情報を文字として書いていたのですが

このソフトを使い

漫画の主人公がその言葉を
伝えるように表現
出来るようになったのです。

表情やしぐさ
角度又は背景まで変えられるので

とても便利なソフトでした。

今までは、この情報を
文字でしか伝えていなかったので

多くの方に伝わりにくかったのですが

この案内を入れてから
自分の伝えたい情報が
伝わりやすくなり

グループ予約をして頂ける
方が増えてきたのです。

私にとってはこの情報は

自分の弱みを克服できる
大変ありがたいものになりました。

ここでちょっと疑問を
持った方がおられると思います。

コラボは、お互いの
強みでお互いの弱みを
克服するものです。

これでは一方的な
強みの提供であり

コラボになって
いないのではないか
と言う疑問です。

たしかに
この現象だけをとらえると
一方通行ですから

コラボ成立とは言えません。

しかし
ランダムコラボと理解して頂ければ

納得して頂けるものと思います。

このような情報は
一人の方からしか
発せられるものではありません。

コミュニティーに
入っている色々な方が

様々な情報を
発信していますので

誰がどの情報から
メリットを得ているのか
という事は分かりません。

私自身も色々な情報を
発信しておりますので

その情報から
恩恵を受けている方も
いらっしゃいます。

直接売り上げに
つながらなくても

メリットとして
受け取っている方も
多いという意味です。

このように情報交換は

特にコラボとして意識して
やっているわけではありませんが

結果だけを見ると
自然とコラボになっています。

これは、勉強会の中
だけの現象ではありません。

同業種で
意見交換をした場合でも

ランダムコラボが成立
する場合がありますし

友達同士の情報交換でも
その可能性はあります。

では、もう1つ面白い事例を上げてみます。

「コラボレーションゲーム」
というグループワークです。

このゲームは
4人~5人1組で行います。

ではやり方です。

グループの中で各自が

自分の困っている事や
仕事上の悩み等を
具体的に1人ずつ発表します。

1人の方が発表したら
残りの方達がその解決方法
を提案するというものです。

提案は
いくつ出しても構いません。

1つの提案を
1枚のポストイットに書き
ホワイトボードに貼り出すと

数枚から数十枚の提案が
ホワイトボードに貼り出されます。

その出された
多くの内容をグループ内で
精査し、面白そうな提案を
更に深堀して

意見を出し合うと
更に面白い提案になる場合があります。

悩みの発表者は
そこからさまざまな
ヒントを得ることが出来ます。

これらの提案は
直接利益になるもの
ではないかもしれませんが

少なくとも自分の
弱みを解決してくれる
ヒントにはなるはずです。

このように
各自がそれぞれの問題定義をして

グループの中の方に
意見を出して頂きます。

少人数(4人~5人)で
やるメリットは

じっくりと時間が取れるからです。

5人を上限にしたのは

全ての人の問題定義を
じっくりとやると2時間
では終わらないからです。

かといってあまり少ない
人数ですと、意見が少なく
有効な解決策が出にくくなります。

だから4人~5人が適切な人数なのです。

このゲームには
下記の決まりごとが必要です。

・人の意見を批判しない
 反論しない(聞き手も含みます)

・自分一人でしゃべりすぎない

・時間配分をしっかりと決めて行う

このルールを
守ってもらえれば

和やかにこのゲームを
進行することが出来ます。

出された意見
提案(ポストイット)は
最後に案件の発表者に渡しましょう

是非参考にしてください。

次回はもっとも
売り上げにつながりやすい

お客様との
コラボレーションについて
書かせて頂きますね。

お楽しみに(*^_^*)


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