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日銀の決定会合後の市場は現行政策維持

日銀の決定会合は、2023年9月21日と22日の2日間にわたって開催されました。この会合では、7月の政策修正後の市場や経済・物価の動向を点検するとともに、賃金上昇を伴った形での2%の物価安定目標の実現に向け今後、どのような対応をとるべきか意見を交わしました。
会合の結果、日銀は金融政策の現行方針を維持することを決定しました。具体的には、以下の政策が維持されました。

  • 長期金利の目標レンジを0%~0.25%に設定するイールドカーブ・コントロール(YCC)

  • 政策金利をマイナス0.1%に設定するマイナス金利政策

  • 国債の買い入れ量を毎月1兆円程度とする量的緩和政策

日銀は、物価高の長期化を懸念し、YCCの修正やマイナス金利政策の解除などの選択肢も検討されていました。しかし、最終的には、現行政策を維持することで、経済の下支えと物価安定の両立を目指す方針を固めました。
日銀の決定会合後の市場は、日銀の現行政策維持を好感し、円安が進みました。また、日経平均株価も上昇しました。
以下に、日銀の決定会合の概要をまとめます。

  • 会合日程:2023年9月21日、22日

  • 決定事項:金融政策の現行方針を維持

  • 主な理由:物価高の長期化を懸念し、経済の下支えと物価安定の両立を目指すため

  • 市場の反応:円安、日経平均株価上昇。


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