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【Guardian書評 0118】脳の生物学的変化は大切な人との別れを乗り越えることを可能にします。


失恋。
それはまあたいていの場合辛いことですよね。
男女で脳の作りが違うといえど、何かしらの哀しみや喪失感は感じるものです。
そんな哀しみを乗り越えられる進化が、実は我々の脳では起こっていたようです。


この記事ではネズミを対象にした実験から、パートナーとの別れの後のドーパミンの分泌量の関係を明らかにしました。

この実験では、我々日本人と同様、一夫一妻制を採用するネズミさんを使用しました。
彼らを別々のお部屋に入れて、ネズミさんにボタンを押させて色んなお部屋が開いて中が見えるようにしたんですって。そんときにパートナーが出てきた場合と、そうじゃない場合を比較しました。それと日数。
以下が結果です。

・離れさせられてからしばらくはドーパミンの分泌量が急激に低下
・その後パートナーじゃない違う異性のネズミさんを見るとドーパミン分泌量が増加
・4週間後には元のパートナーを見てもドーパミンは分泌されない

残酷な結果ですねえ。

それと、ドーパミン分泌量の減少の改善は、他のネズミさんと遊ぶより異性のネズミさんを見る方が増加するとも書いてました。
正直な生き物ですね。

というわけで失恋の痛みは新しいパートナーと新しい関係を築くことで癒すことができる、と示唆されました。
皆さんはどう思いますか?


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