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フェルマーの料理4巻が面白かった!!

仕事帰りに最近読んだ漫画で面白かった漫画を紹介したいと思います。それが「フェルマーの料理」の4巻です!!
 
「フェルマーの料理」3巻の終わりが、主人公・北田岳(きただがく)が、数学者の夢を諦める切っ掛けの一つでも友人が出席する会食で「前菜」、「スープ」、「メイン」のどれかを担当してレシピを考えることになった。岳は、友人にも認められる料理を出したいと思い、試行錯誤して一つの料理で「前菜」、「スープ」、「メイン(肉)」を表現する料理をレストランのレシピ検討会で出して、3巻は終わった。
 
ここでどんな料理を出すだろうと気になっていた!!3巻を読み終えた時は、小籠包的なモノにスープを入れて、それを割ったらスープ料理に出すような料理を提供してくると思っていた。
仕事終わりにTUTAYAによったら「フェルマーの料理」の4巻がレンタルコミックで出ていたので、借りてきました。
面白かった!
 
気になっていた一つの料理で「前菜」、「スープ」、「メイン」を表現する料理は、「ひつまぶし」からヒントを得たような料理で、そういう風に表現したんだと思った。
最初の「前菜」は、クスクスというパスタに様々な香草で香り付けし、魚介を混ぜた料理だった。

もちろん、この段階ではスープ感は全くない。
レストランの審査員3名が、三分の一ぐらい食べてから、熱々の魚介ベースを料理に注ぐ。
その場で料理にスープも注ぐため匂いも際立って提供されていた。
そして最後の肉料理は、衣にスパイスな味付けをした一口サイズの熱々なカツをスープに混ざった料理に入れる。
料理のインパクトがどんどん強くなり良い感じ表現されていた。
しかし、残念ながら岳の料理は「前菜」、「スープ」、「メイン」のどれにも選ばれなかった。
そんな中、朝倉海(あさくらかい)は、コース料理に最後に出す「デザート」を担当として岳を選ぶ。
 
岳は、デザート作りの知識は全くなく、甘いモノに対してそれほど興味がないため、「この段階(会食2~3週間前)で友人が出席する会食まで対応するのは無理!」と言って、海が何故、岳に
全く経験がないデザートを担当させたか聞いても答えてくれず、海のもとから逃げ出した。
 
ここがまた4巻の面白いポイントだった。
スイーツは、料理レシピ本を見ても材料の容量、温度などがキッチリと数値化されているため、更に岳の能力が活かされるのかと思った。
 
スイーツ修行から逃げ出していた岳のもとに、会食に出席する友人から学会で発表する数学の論文が、メールで岳に届いた。
数学の世界から逃げる機会を与えた友人からの論文を見るのに恐怖を感じていたが、恐る恐る論文を読むことにした。
岳は、その論文のレベルがあまりにも高かったため、内容が理解出来なかったが、感覚でその論文の答えが正解しているのと、友人が孤独の中でその答えに導き出したと感じた。
自分が、尊敬する友人また海も誰もが認める成功者に見えるが、何処か孤独感があると感じていた。
岳も彼らのように辛い孤独を感じながらではないと、先のステップに行けないと思い、改めて海のもとに戻りスウィーツ作りの指導を受ける。
会食まで時間がないため、寝る間もおしんでスウィーツ作りの訓練を受けるが、疲労が溜まり、岳は倒れてしまう。
基本的にあまり優しく接しない海が、休憩と勉強のために自分が作ったスイーツを岳に提供する。それを食べた途端に何かインスピレーションを受けた岳!!

果たして岳は会食の場でどのようなデザートを提供するのか!!

早く5巻が読みたいよ!!

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