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ここ最近読んで面白かった漫画~Vol1~

ここ最近コミックレンタルできるTUTAYAを見つけて仕事帰り面白そうな漫画を探しています。そんな中、マイナーになりますがここ最近読んで面白く次の展開が気になる漫画を紹介します。

鬼人幻燈抄(きじんげんとうしょう)

概要:
原作はライトノベルになり、話は江戸時代から平成まで続くある青年の鬼退治をしていくファンタジー漫画。
主人公である甚太(じんた)は幼い頃に妹の鈴音(すずね)と家出をした際、たまたま出会った元治(もとはる)という人に助けられ、その娘の白雪(しらゆき)とともに新しい生活を送ることになる。
その後、時は経ち、18歳になった甚太(じんた)は村の姫となった白雪(しらゆき)を鬼から護衛する仕事をしていた。甚太(じんた)は白雪(しらゆき)に恋心を秘めていたことから、危ない仕事である護衛を行っていた。
ある日、村の近くに現れた鬼を討伐するために村を離れた際、鬼を退治することが成功したが、その際に退治した鬼から鬼の能力を引き継ぐことになり、甚太(じんた)は年を取らない鬼の体になってしまう。
一方、甚太(じんた)が鬼退治で村を離れているスキを狙い、違う鬼に姫である白雪(しらゆき)が殺されてしまう。その殺した相手が、鬼によってかどわかれて、鬼に身を転じてしまった妹の鈴音(すずね)であった。
鬼となった鈴音(すずね)の力は甚太(じんた)とは雲泥の差があり、鈴音(すずね)は「今から百七十年後に全ての人を滅ぼす災厄となる。」という言葉を兄に告げて去っていく。
鬼となった甚太(じんた)は、白雪(しらゆき)の敵討ちと鬼となった妹を止めるため、江戸時代、幕末、明治、大正、昭和と時代を過ごしながら鬼討伐し、妹と戦うための力を身に着けていく。
感想:
最初のシーンが、平成時代の甚太(じんた)が、昔の故郷を訪問して涙を流すシーンになる。最初は意味が分からないが、物語を読んでいく中でそのシーンも意味を理解していき、次の話も気になっていく。物語の序盤からラスボス的なキャラと戦い、早々にヒロインが亡くなっているため、個人的には泣けるシーンが最初からあり、主人公(甚太)の今後の成長が気になる。
甚太(じんた)が鬼退治をしていく中で、様々な人と鬼で出会っていく。鬼は人から転じる者もいるため、鬼によって過去の背景に同情を感じる鬼もいる。そのため、鬼達との出会いにも一つ一つのエピソードがあるため、話の展開に飽きることは今のことろない。
漫画では、時代背景が江戸時代にまでになるため、これから時代背景が変わるたびに、話の展開も少しずつ変わっていくのが楽しみだ。

黄泉のツガイ

概要:
現代文明から隔絶された山奥にある村で育てられた男女の双子ユルとアサが主人公の物語。二人が16歳になった時、迷彩服の兵士たちを引き連れた眼帯の少女が村を襲撃する。彼女たちは村人を次々と殺害し、村でお勉めを果たしているアサの命を奪おうとする。ユルは、村人・田村リョウの協力で、超常的存在である二人で一組の「ツガイ」の「左右様」の主となり、襲撃者たちに対応する。その中で、眼帯の少女が自分こそが双子の妹である「アサ」と兄であるユルだと伝える。村にいたアサは10年前に両親とアサが村を逃げ出した後、ユルを村に縛り付けておくために作られた偽物だと言う。ユルは、「左右様」を引き連れて田村リョウと共に自分の取り巻く環境の謎の正体を探るために旅に出ていく。
感想:
敵だと思った存在が、実は双子の妹であったりと、最初から話の展開が早いが読みやすい話になっている。話の展開は、謎であった情報がどんどん深まっていき、それに乗じて個性的なキャラも増えていくため、さすが「ハガレン」と「銀の匙」を書いた作者の漫画である。面白い!!
個人的には、主人公の「ユル」が現代文明から16年間離れて暮らしていたため、徐々に日本の現代文明に溶け込んでいく様子が面白い。後、久々に兄と再会して喜んでいる「アサ」のブラコンぶりが面白い。


カナカナ

概要:
凶悪顔で元ヤンながらも純粋な心の持ち主である日暮正直(ひぐらし まさなお)は、ある日「人の心の声が聞こえる」能力を持つ少女・佳奈花(かなか)を預かることになる。悪い佳奈花(かなか)の親戚から、彼女の能力を悪用したい理由から連れて帰ろうとするが、日暮(ひぐらし)が嫌がる佳奈花(かなか)の様子を見て、自分が父親代わりとして一緒に暮らすようになる。
デコピンで人を吹っ飛ばすほどの腕力があるが、人の心の声が聞こえる佳奈花(かなか)の警戒心を解くほど純粋でおだやかな心の持ち主のため、佳奈花(かなか)も自然と日暮(ひぐらし)に心を許していく。日暮(ひぐらし)や周りの人たちは、佳奈花(かなか)が「人の心の声が聞こえる」能力があると知らない中、幼いながらも色々と気を遣っている佳奈花(かなか)の様子が面白いヒューマンドラマ系の漫画である。
感想:
ドラマ、アニメ化にもなった『今日から俺は!!』の作者である西森博之さんの漫画だから面白い。
西森博之さんの漫画は、基本的に「悪そうに見られがち」なキャラが優しいことをしたり、小さなことに凄いこだわって笑いを誘うシーンが多い。この漫画もそういうシーンもあるが、今回の主役は小学一年の佳奈花(かなか)になるため、今までみたいなヤンキーが登場するのは少ないため、笑いはあるがのほほ~んと読める漫画になる。佳奈花(かなか)が、話が進むにつれて少しずつ、日暮(ひぐらし)の影響で大雑把な考えになっていくのも可愛く個人的には好きである。

また何か面白い漫画を探そう♪

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