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ケツを決めない人が以外と多いと気付いた

『やること』が決まっていて、一応はやっているのだが、なかなか終わらない、または結論が出ない。

早いに越したことはないが、遅くなってもさほど困らない。でも必ずやらなければならないこと。

これがどんどん溜まっていき、どこかであっぷあっぷになる。
そして、やることが多すぎる、仕事が多い、忙しすぎる、となる。

ちょうど、今こう言うことがあった。

5月中に納品する物の仕入れの見積が必要。
3年前に買った物の買い直しだ。
お客さんは理解があり、物価も上がっているので、前回と同じというわけには行かないだろうと、1月中の見積を依頼してきた。
メーカーに見積を依頼し、そこに15%程度を乗せ、お客さんに見積を出せばいいだけ。

メーカーに見積を依頼すると、北陸の地震の影響で「少し時間がかかるかも」とのこと。

ここでデキナイ奴は待つ。
そして、1月下旬になってメーカーからの見積が来ないと、慌てて見積の催促をする。

ここでデキル奴は待たない。
メーカーの「少し時間がかかる」との返事のあとに、「1月中にお客さんに見積が必要なので、遅くても30日までに見積が必要」と伝える。
そうすると、
・30日に間に合う
・30日に間に合わない
が今の時点でわかるので、
・30日に間に合う場合、お客さんに31日には見積が出せると連絡して、一旦この仕事は30日まで放置できる。
・30日に間に合わない場合、いつなら見積がもらえるかをメーカーに確認し、お客さんに1月中には間に合わない旨を伝え、概ねの時期を伝える。もしくは別メーカーの物でいいのか確認し、お客さんの、『待つ』『待たない』を確認することができる。そのため、次にどうすればいいのかの指標が立てられる。

ケツを決める=終わりの目処を立てる
ということなので、これを繰り返すと、仕事は溜まらないし、余裕が持てるようになる。


こんなこともあった。

銀行からの追加融資。
早ければ来月、遅ければ3ヶ月後の着金。
返事待ちと言う。
どうなれば来月なのか、どうなれば再来月なのか、どうなれば3ヶ月後なのか。
また、どうすれば来月になるのか、
銀行の言われるがままに待つ。
それを社長から確認されると、「連絡待ちです」と答える。
「連絡待ち」の環境を作っているのは誰なのか。
着金が早いに越したことはないのは明白。
それなら、ダメ元でもどうすれば早くなるのか、なにをすればいいのかを確認すればいい。
その知恵がない。

向こうに都合があるように、こちらにも都合はある。
向こうの都合に合わせるだけなら、誰にでもできる。
できる限りこちらの都合で仕事ができるようにする。

そのためには、常にケツを決める、という意識が大事。

それができると、ほんの少しできる奴になれる。


そんな感じ。

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