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教えられて身に付くことなどたかが知れているぞ

まずやれ!

すぐに教えを乞う。
すぐに教えなければならないと言う。

教えて身に付くのなら、誰も苦労はしない。
教えても身に付かないから、叱られる。
叱られるから身に付く。

例えば
アホなヤツが言う。
寿司の修行なんて不要だと。

魚の捌きかたとシャリの握りかたがわかれば旨い寿司になるのだそうだ。


常に「それなりでいい」「普通でいい」と思うのなら教わればいい。

しかし、「人並み以上」を求めるのであれば、教わることも大切だが、自ら 工夫し、悩み、困り、自ら解決策を見つけ出す、という努力そのものが、人並み以上の力を身につけるきっかけになるのである。

分からないから聞くのではなく、わからないから考えるのである。

考える力を身につけないから、困った時の解決方法がわからない。
仕事は困りごとの連続。
その困りごとを解決していけるその能力を、コンセプチュアルスキルという。

問題解決能力や概念化能力という風に 説明をすることができるのだが、このコンセプチュアルスキルというものを 身につけるためには、物事を教えてもらっていては一生身につかない。

過去の出来事などを概念化し、現在の問題の解決策に当てはめていくという能力は、教えてもらったからと言って身につくものでは決してない。

このコンセプチュアルスキルが身につかないまま年齢だけを重ね、そしてそこそこの実績で管理職になる人間が増えてきているのが、今の日本の社会を 停滞させている原因でもあると私は考えている。

だから、


すぐ聞くな。
聞く前に考えろ。
考えて考えて自分なりの結論を出せ。 そしてその結果を添えて聞きに来い。

それを繰り返していたら 少しはマシな大人になるでしょう。



知らんけど。


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