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身近で起きた高齢者の交通事故

昨日の昼過ぎ、同居する義父(72歳)が運転する軽自動車(新車から5年目)
自宅から数百メートルの場所で、電柱に突っ込む自損事故を起こしました。
糖尿病の薬の影響で眠気に襲われとのこと。
救急車で搬送、現場はギャラリー多数…大きい音も出たのでしょう、
現場は一時騒然になったようです…この地域は畑ばかりであるため、珍しい出来事でした。

この事故で免許証の返納に決意しました。以前から擦ったり脱輪もあり運転が怪しかった。

運転していた軽自動車は誰が見ても廃車レベル。
何より対向車や歩行者を巻き込む事故にならなかったのは奇跡です。
本人はエアバックの開放による衝撃で胸が痛むようです。


高齢者の交通事故って毎日ありませんか!?

アクセルとブレーキを踏み間違えた!!それが原因の事故ってほぼ毎日ニュースで目にするか、もしくは耳にする。
被害に遭われた被害者を思うと胸が痛みますし、事故を起こした高齢者も意として事故を起こしたわけではない。

今回のように薬が原因の眠気、またはアクセルとブレーキの踏み間違えの事故が絶えない。
今回ついに身近で起きて考えさせられるものでした。


高齢者の言い分(母親74歳)

事故のあった日の夜、私は帰宅して今後の車生活と親たちと話しました、
母親は義父よりまだ運転は安心感があるが、あと2年の運転で考えようと。
これが人を殺めた事故だったら家に帰ってこれないよ!と、強めに話をしました。

私の希望はタクシーを使った買い物や用事を済ます、もしくは私の休みに合せ予定を立てて一緒に移動する提案もした。

とは言えここは地方、車がないとやっぱり不便で今まで使ってきた生活を変えるの難しい!
息子である私にも休日の同行を申し訳ないようです、あとは急な用事や買い物に出かけたい時は、やはり車の運転をする必要があると切実に話された。

そんじゃ、有料で運転手やるよ!って話したところ、「お金払えば、なんか遠慮しなくていいかも」なんて言ってくれた。
これ私にとって副業になりますね!(笑)


どの口が言ってんだ!


親に強めに今回の事故の対策を伝えた私ですが、過去に色々事故を起こしていまして・・公道での事故はバイクや車で沢山起こしています。
シンプルに電柱に激突は経験済、廃車経験あり(バイク3台・車1台)
大きな怪我はありませんでした、生きているのも奇跡って感じる事故もあり、
あの時母親には大変迷惑かけています。

そんな私が親のカーライフをあーした方いい!とか、運転するなとか、
本当どの口が言ってんだ!って感じがしますが、
これも人よりある経験値だと思って注意喚起できるって思えばいいじゃん!
でかい事故を経験した人ってひどい思いしたから気をつけて事故に注意するんです、だから事故を起こさない。
対して無事故無違反者ドライバー、素晴らしく見えるんですが・・事故る率高いんですよね。それはやっちゃった事が無いから論で過信は禁物。

一定の被害者は仕方ないのか

以前Voicyでちきりんさんが話していた事を思い出しました。

アメリカで時々起きる「銃乱射事件」被害に遭い亡くなる方がいます、でも銃社会のアメリカで規制が入ることはありません。
なぜならば、自分を守るための銃だから・・たまに事件は起こるけど、銃を手放したら安全に生活できないということでしょう。

高齢者の交通事故に置き換えると、アクセルとブレーキの踏み間違え・児童の列に突っ込み跳ね飛ばすなど、事故が起きても規制は入らない。
なぜなら大半の高齢者が不便な生活を迫られるから。
少しぐらいの犠牲はしょうがないよねっていう社会になっている。


地方だからこそ必要なライドシェア

飲み会の帰りはタクシーを利用することが多い。
運転手さんは100%年上の高齢者、そんでどんだけアクセル踏むの!?って加速に恐怖を感じる、もちろんシートベルトは着用していますが。


地方の高齢者が車が無くても不便な生活を送るのに、ライドシェアって必要だと感じます。
もし交通事故が起きた時どうするかなど、決める事あると思うけど。


これから

義父は冒頭で書いた通り、運転免許証は近日返納します。
母親はあと2年、運転してから返納するという流れになりました、同乗していたら考えは違っていたかもしれませんが・・移動できない事で不便になるのが嫌な様です。

車社会が常識の地方生活、人の命よりも生活の不便を感じたくない。
そんな高齢者の気持ちを身近で感じた出来事。

若い時は運転技術が低いから事故になる。
高齢者は動体視力・反射神経・筋肉などの衰えで事故になる。

自ら乗り物を操るためには、
歳を重ねるほど日々運転に意識した身体と、体調を作らないといけないって感じました。






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