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実家の本棚

実家には本棚がある。
天井にまで届くでっかいの。
そこは親の本ではなく子どもの本が溢れていた。


2児の母になり、私は絵本が大好きだけど、子どもは興味を持つ時とそうでないときがあるので
かなりゆるく読み聞かせしている。

寝る前にはお布団に入って本を1冊読んで、、、が理想だったけど
2歳児はそう簡単に親の理想を受け入れない。

1冊読めば「もう一回」コールが始まるし
「読んで!」と言われて読んでいても気付いたらいなくなっていることもある。

私は幼少期から本が大好きだったけど、同じように育てられたはずの姉も妹もそこまで本好きではなかったので、子供にも個性はあるしそこまで一生懸命にはなっていない。

たくさん本を買ってあげたいけど、絵本って結構高いし、数回読んだらすぐ飽きるので、我が家は1週間に7冊図書館で本を借りている。

そうなると、家に本がない。

ちなみに大人の本は、取っておきたいと思うもの以外はメルカリで買ってメルカリで売ってしまう。

家にある本は最小限だ。


家に本がないからといって、本が読める環境じゃないわけではない。

でもふと実家の本棚を思い返すと、楽しかったなあと思う。

親が「適齢期」と考えたもの以外の本を読むのが楽しかった。ちょっと幼い頃に読んでいた本を読んでみたり、お姉ちゃんの本を読んで絵から話を想像してみたり。

大きな本棚は宝物だ。

ミニマリストが流行っているけど、ものがあることにも意味がある場合があるのね。


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