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一発芸人「小島よしお」 人気をとり戻した!その分野とは何だったのか?



#小島よしお #お笑い
#人物伝    #一発芸人 
お笑いのヒロシ、大好きな芸人だった。しばらくテレビに顔を出さなくなり心配したものだ。ところが、2020年頃からテレビ(BSの方)に出るようになり安心した。本人の趣味であるキャンプで、再ブレイクし、最近ではCMにまで出ている。

小島よしおも、一発芸人と言われてきた。早稲田大学で、お笑いユニットを結成。すぐにテレビでも取りあげられたという。そして卒業してからビン芸人になって、4〜5年後に「そんなの関係ねぇ!」で大ブレイクする。2007年のこと。月収も1200万円はあったという。

ところが、その人気にもすぐにカゲリが出る。全くどこからもお呼びがかからなくなり、かなり悩んだようだ。様々な芸風を取りいれてみたが、全くウケない。

苦節13年、試行錯誤のすえ、一つの考えにたどり着く。子供教育向け動画(食育)を作り、YouTubeにアップしていくというもの。野菜を模した帽子などをかぶり、子供に「どうして食べなきゃいけないのか?」をわかりやすく説明した。

これが、子供をもつ親に共感されたようだ。そして全国各地の企業や団体に呼ばれて、ステージでパフォーマンスするようになった。年間150ステージ以上になるという。

*小島よしおの素顔とは…
⑴本人いわく『自分にお笑いの才能は無い』という認識を持っている。ただ、この道に居つづける理由は、人を喜ばせて、笑う顔が見たい!その一心だという。

⑵月10冊以上の本を読んでいる。稽古場と称する部屋には、かなりの蔵書が積みかさねられていた。きわめて真面目な勉強家という一面がある。

⑶人助けが天性の気質。小島の両親がいうには「小学生の頃、友人がイジメにあって、悩んでいたとき、率先して助けてあげた」。そんな逸話を語っていた。

⑷そんな人助けの気質からか、現在小島は自分のファンから寄せられる「悩み相談」にも答えているようだ。これは本にもまとめられて出版したという。

⑸子供との会話でも、絶対に子供の言うことを否定したしないのが小島よしおのスタイル。いつも寄り添う心を忘れない。

*考え尽くされたギャグ
大人にとっては、何か意味不明なギャグが多い。初めて見たときは、驚きだったが、慣れてくると飽きてくる。これがウケなくなった理由だが…。なぜか、子供には違って見えるようだ。子供は、何度見ても楽しくはしゃぐ。 

①名前の後につける「ピーヤ」。これは英語でPEER。仲間という意味があるという。さらに「比止」、比べるのをやめよう!これも表しているようだ。

②そんなの関係ねぇ!ピーヤと同じような意味もある。人と人が比べ合う!そしてコチラは優れていて、コチラは劣っている。だから「そんなの関係ねぇ」だ。

③オッパッピー。これは英語だという。「オーシャン パシフィック ピース」。つまり太平洋に平和を…。それともう一つが、「オール パーソン ハッピー」。つまりは、みんな幸せだよ。

さすが、早大出で、しかも勉強家の小島だ。そんな深い意味があったとは…驚きと言える。芸人でテレビ出演を諦めたが、子供に幸せをもたらす伝道士であることは間違いない。それが、復活をもたらしたといえる。

*小島よしお、明るさの理由
心理学では、人の助けをすることは、自己肯定感を高める行いとされる。子供に生きる勇気をあたえ、そして寄り添う。そんな気質が、小島を明るくさせている理由だろう。

まとめ
ビジネスの世界で「ブルーオーシャン」という言葉がある。穏やかな波も風もない海。そこには競合相手はいない。だから、自分の分野を脅かされる事は無いといえる。ニッチ(狭い)世界に、フォーカスしているため、参入してくる人たちは少ない。

小島よしおの見つけた子供向けのパフォーマンス。多分、これからも競合相手は出てこないだろう。人の良さが、運を引きよせたといえるのではないか。そんなことを思った。

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