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白熱の仙台戦GAME2!! 待望の生観戦!!

bj時代からよきライバルとして、ともに日本プロバスケットリーグ長年歩んできた仙台89ERSとのHOME戦(3/25、3/26)

現仙台89ERSの球団社長である志村雄彦氏とは、2011年3月の東日本大震災でbjリーグの関東チームがシーズン中断を余儀なくされた際に、89番を背負ってキングスにレンタル移籍加入をした間柄。

さらにキングスのレジェンド金城茂之氏は2019年より仙台へ移籍し、現AC兼SCとして所属。このGAME2では試合終了後にキングス時代の背番号#6の永久欠番セレモニーも行われました(^^♪
本来なら今シーズン前に行われたプレシーズンマッチで大々的に催されるはずが、屋嘉さんらと飲みに行ってコロナにかかり本人が出れないという事態に(笑)
しかし今回は無事セレモニーも行われ、そこに立ち会えたことは非常に光栄でした(*^^)v

また、仙台にはかつてキングスを率いた(20-21)藤田弘輝HCや寒竹隼人選手に一部過激コアなファンを生んだ小寺ハミルトンゲイリー選手もおり、ある意味OB対決のような、観ていて気持ちの良い一戦だったと思います。

実際の試合展開としては、2試合とも競ったかなりバチバチな試合となりました(;^ω^)
GAME1はOTまでもつれる接戦。ファールコールに不服を抱いていたクーリーがリバウンド時に澤邊選手を足蹴してしまい、ディスクォリファイングファールにより退場となりますが、”信頼””実績”の岸本隆一がシグネチャースリーで試合を決定付けました!

そのようなハードな1戦目を乗り越えての2戦目では、前述のクーリー退場による出場停止のため、ダンカンとダーラムの外国籍2枚という厳しい状況に!
ですが、このGAME2も接戦の末勝利!👏👏
これまで困った時のクーリー(JP)が顕著に表れていたキングスが、千葉の連勝を止め波に乗る仙台をスイープしたのはチーム力の向上を感じました。
生で観れてめちゃくちゃ興奮した(笑)

GAME2の振り返りを私のクソperia5Ⅲ画質で撮影した写真とともにお届けします(笑)

◇試合結果


現地ボックススコア


試合は終始仙台がリードのまま続き、キングスお得意の4Qでチーム合計27得点を上げる強者ぶりを見せつけました(笑)

クーリーなしで前回挑んだ試合といえばFE名古屋戦が挙げられますが、FE名古屋はDF力がそこまで高くないことと、外国籍の1on1に頼りすぎる節があるため、仙台よりは攻略し易いと思います。

仙台は藤田HCが率いているチームなだけあり、インサイドをきっちり締めうえで、激しいマンツーとゾーンを組み合わせたお手本どおりのDFを魅せます。
特に青木保憲選手がうざかった(笑)
広島よりシーズン中の移籍という異例の事態がありながら、仙台では持ち味のDFとアグレッシブなOFを遺憾なく発揮しています。
広島時代は割と岸本にカモられていた印象でしたが、かなりステップアップしています。
序盤からファールすれすれのハードなヨリをみせ、岸本も思わずファールアピールしていました(笑) (個人的に何個かファールだと思う…w)

しかし皆さんご存じの通りキングスもDFのチーム
GAME1でDFから流れを作り、OFも11得点を稼いだ小野寺祥太を筆頭にコーや今村、田代らも続いて序盤からハードなDFにより仙台を追いかけ続けました(*^^*)

自分たちのやるべき原点に何度も立ち返ってハードワークし続けたからこそ手繰り寄せた勝利だったと感じます。

◇ダンカンとダーラムの献身性

GAME2を語る上で外せない活躍を見せたのはこの二人でしょう。
クーリー退場という不在の中、両選手とも35分越えという地獄のような1戦を駆け抜けました(笑)
マジ感謝感謝(o_ _)o))

●ダンカンまたまたチームによりフィットしてきた

仙台にはジャスティンバーレル選手を筆頭にネイサンブース選手や小寺さんといったパワーのあるインサイドがいます。
その上でラショーントーマス選手といったスコアラータイプもいる充実ぶり(笑)
しかもブース選手に至ってはFG45%、3Pを36.7%で沈めるアウトサイドシューターとしても優秀なプレイヤーです(;^ω^)
この試合ブース選手はほぼミドル落としてなかったので個人的に一番厄介だったな(笑)

これら外国籍を相手にダンカンはポストDFやリバウンドで体を張り続けました。
さらにはダーラムと同様にトラップDFを仕掛けたりと獅子奮迅の活躍を魅せます。

しかもお得意の3Pを3/5本で沈め、ここで一本欲しい!といった場面できっちり仕事をしました。
前半でスリーを2本沈めたことによりDFが3Pをケアして守るようになるため、ダンカン自身でドライブを仕掛けるプレイが活きやすくなります。
そのため、トーマスやバーレルのファールトラブルを誘発させることに成功し、4Qの主導権を握れたと感じます。
結果24得点の大暴れ!

特に痺れたのがこのダンク!!👇(この動画43秒あたり)

いつも冷静で感情を表に出さないJDが思わず吠えちゃうくらい気合が入っていたんだと、非常に感慨深いものがありました。
このダンクもスリーを警戒していたことでDFを外に引き出し、インサイドのスペースへ一気にダイブ。

このダンカンを我々はみたかった。まさにそんなプレーをしてアリーナを沸かしたと感じます!(^^)!

これからもよろしくJD!

シュート練習中のJD

●神様、仏様?いやダーラム神様だ!!

これまでもベンチから出てきてクロージングまで出場し、今シーズンはプレイメイクまでこなす最早ブラック企業の専務と云わんばかりの献身性には頭が下がりますm(_ _"m)

バスケ歴約35年以上を誇るうちの父もよく言うのですが、”インサイドを攻めれるならガンガン攻める方がいい、これが試合終盤でボディブローのように効いてくる”
昨シーズン桶さん体制になってからキングスはより徹底したペイントアタックを行っており、その最たる選手がADだと思います。

サイズでは劣るものの屈強な体格と身体能力でリバウンドをもぎ取る姿はほぼクーリー(笑)
この試合は19得点19リバウンドの荒稼ぎでハルクの異名にそぐわないモンスタースタッツを残します(笑)
マジで滋賀の頃はこのような大車輪の活躍してたな~。

前半はダンカンと二人で徹底したペイントアタックにより、前半でトーマスを後半はバーレルをファールトラブルに陥れ、4Qでは2人ともファールアウトに成功。
なんで外にパス出さねぇんだよって思う事が多いかもしれませんが、基本的にダーラムは存在しないスペースを無理やり生み出すパワーとテクニックがあるので個人的には攻め続けて欲しい(笑)
審判はしっかり吹いてくれる場合がほとんどなので、クーリー同様に固有スキルとしてチームの武器になっています。

しかも欲しいとこでGAME2では2本のスリーを沈める職人ぶりも発揮して、チームに勝利をもたらしています。
ベンチから出てきてもスタメンでも結果をすぐに出すADのことを、桶さんはバスケ解説用語の一つである”電子レンジ”と称しました(笑)
出てきて早々にHOTな状態になれるダーラムには、これからもアリーナで暴れ続けて欲しい!(^^)!

シュート練習中のAD(後ろ姿w)

◇東北キラー小野D

本人も岩手県一関市出身ということもあるのか、東北のチームとやるときは異様に強くなるんですよね(笑)
仙台戦観ててもDFでのハッスル具合が一段階アップしてるように感じますし、シュート決定力がヤバい(語彙力)
確か昨シーズンCSの秋田戦もヤバかった(語彙力その2)

やっぱりつくづく思うのですが、小野Dのような選手は”チームに一人欲しい存在”だと思うんですよね。
コート内外で新しく入った選手にコミュニケーションをしっかりとる姿勢はもちろん、求められているDFの仕事を100%やり切ることで、キングスを幾度もすでに救ってきた実績があります。

しかも昨シーズンから3Pの成功率が上がるだけでなく、今年はドリブルにも少し緩急をつけるといった工夫を凝らしていて、伸びしろを感じさせます。

なにかとネット上ではOFで足引っ張ってるなどやいやい言われますが、そんな奴はこれ見ろと思います👇

サークルの内外問わずハードに守り、外国籍に怯むことなくリバウンドにも絡む姿勢は育成年代にもぜひ凄さを感じ取って欲しいな~(*´Д`)

◇コーの躍動

GAME2のコーはマジでえぐかった(語彙力その3)
寒竹氏をキレキレユーロステップでかわしてのフィニッシュはお見事でした。
歩幅でかいのに人知を超えたスピードでステップを踏むため、寒竹の肘に当たって流血しちゃうのも無理ないと思います(笑)

そして2Qスタートでは青木からDFでミスを誘いアウトオブバウンズを奪う活躍もありました。
終始DFでは小野Dとともにキングスをけん引し、勝利を手繰り寄せる要因の一つだったと感じます。

極めつけは2Q終了間際のブザビ👇

OH! japanese Ninja!!
とUSA人に評されてもなんら不思議じゃないスピード感(笑)
NBAでいうなら最近ひと騒ぎ起こしているジャモラントさんを彷彿とさせる軽やかさと身体能力です(笑)

フリッピンのプレーはぜひ生で観て欲しいのですが、寒竹をユーロでかわしたプレーなんかはマジで”消えた”と思いましたもん(笑)
まだ生で体感した事ない方はアリーナへ(#^^#)

◇キングス最強の”シックスマン”

はい。
これはまさしく”キングスブースター”の皆さんです(笑)
私にとっては沖縄市体育館以来の声出し応援を浴びてまいりましたが、駆け付けた7020人のクラップとGO!GO!KINGS!に鳥肌がヤバかった(;^ω^)
試合の佳境へ差し掛かるたびに強く熱くなっていく声援に感動し、日常が着々と戻ってきていると感じました。

特にバーレルがフリースローに立つたび1本ずつ落としていたのは、間違いなくブースターの圧が落とさせていると言えるでしょう。

日本一のアリーナは球団や関係者だけが生み出すのではなく”足を運ぶ観客も含め、みんなで作り上げるもの”
そういう風に改めて感じる一夜でした(^^ゞ

◇岸本”4Qは俺のとこに持ってこい”隆一

GAME1に続きまたまたこの男が試合決めちゃいました(笑)
もはやそういう星のもとに生まれた宿命を感じるといっても過言ではない程に試合決めまくってますね(*´Д`)

この試合決めた3本のスリーのうち2本は、重要局面で確実に仕留めた一撃でした。

ラスト1本はご存じの通り試合を決定付けるクラッチスリー!
岸本得意のパンチストップからのステップバックというシグネチャームーブをDFで苦しめられた青木に対して見せつけるかのような雰囲気がたまらなかった(※妄想です)

しかも桶さんのコメントであったようにデザインプレーのコールがあった中での「俺に持ってこい!
おそらくダンカンか松脇あたりのスリーを作るはずだったんでしょうが、結果的に決めきった岸本へ桶さんも一礼(^^ゞ
我々ブースターとしましても一礼の気持ちですm(_ _"m)

私も思わず座席でスリーサインのままブンブン腕振り回しちゃいました(笑)
それくらい興奮したビッグプレーです!

岸本はよくNBAで例えるなら和製ステフィン・カリーと例えられますが、個人的には”デイミアン・リラード”ぽいと思うんですよね~('ω')
リラードも岸本と同じようにクラッチタイムに強く、レンジの広いシュートと多彩なドリブルとスピードでペイントエリアを切り裂くスタイルです。
彼の所属するブレイザーズもスター候補と呼べる才能ある若手の中でチームを引っ張る岸本のような立場ですね(笑)

”信頼”と”実績”に裏付けされたクラッチ力の高さが岸本の唯一無二の武器であり、自分で勝負を決めるというメンタリティの高い選手がいることが、キングスの強豪たる由縁の根拠だと思っています。
外国籍三人を筆頭に徹底したペイントアタックもそう、DFをハードに行う事もボールムーブの意識もすべてがキングスを強くさせてきたとこの試合を通じて改めて感じました。

◇永久欠番#6 金城 茂之


琉球ゴールデンキングス公式サイトより

今回の仙台戦は金城の凱旋に合わせて(08-09)シーズンの復刻ユニで挑むなど、かなり金城がいたころのキングスを意識したイベントを組んだり、試合展開もbj時代のような実力差を感じないバチバチ感で見応えの多い試合でした(笑)

私にとっての金城茂之は、身体能力の高さを活かしたダブルクラッチやクラッチスリーでチームを勝利に導くエースというより、”大けがを乗り越えてチームに求められている仕事をきっちりこなすスタイルに変化し、コミュニケーションをよく取る選手”のイメージが強いです(^^♪
これは今の小野Dに通じる役目を担っていたと個人的に感じますね。

特に金城のオフボールで渦を巻くように動き回ってスペースを作り出す動きは、高校時代に打ち込んでいた車イスバスケにも求められるプレーの一つであるため、めちゃくちゃ影響受けて走り回ってました(笑)
やっぱバスケは4Q最後まで駆け抜けんとダメですわ(笑)

セレモニーでは桶さんと岸本から金城とのエピソードが語られました。
特に桶さんが話した金城とのファーストコンタクト時は山城吉起(08~14まで在籍)と二人そろって「”野武士”みたいなのがいると思った」というエピソードに思わず爆笑( *´艸`)
終始和やかな雰囲気とbj時代を思い出す時間となりました(*^^)v

ちなみにこの日初めてアリーナショップに潜入したのですが、そこでは復刻ユニのレプリカとこれまで在籍したメンバーのサイン入りユニ、bj時代の懐かしい写真やBリーグの西地区制覇トロフィー等の展示もございました(*^^*)

復刻ユニレプリカ(写真左)
在籍メンバーのサイン入りユニ
懐かしい写真やトロフィーの展示
(すみませんが少々見ずらいですw)

◇あとがき

何度も言いますがホント見に行けてよかったと思えるGAME2でした(笑)
なかなか立ち会えない永久欠番セレモニーといったイベントもあり、相手の仙台はキングスといろいろな繋がりがあるチームで振り返ることも多く、最後は岸本のスリーで勝負を決めるという良くできた物語といっても過言ではない一戦となりました(^^♪

次節は宿敵千葉ジェッツとアウェー戦!!
果たしてキングスは天皇杯の雪辱をはたせるのか?
怪我無く乗り切ることと勝利を願っております(*´▽`*)

ーfinー


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