見出し画像

悲願の日本一達成!!ラストGAMEに魅せた今シーズンの”集大成”

タイトル通りです。
キングスやりました(^O^)/
祝日本一🎊

結果的に今シーズンラストマッチとなったファイナルGAME2は、今シーズン通じて取り組んできたことへのアンサーをみせたとてつもない展開となりました!(^^)!

余韻のままに今シーズンを締めくくりレビューを書いていきます😊


◇試合結果


●GAME2 千葉73-琉球88 WIN!!


◇茨の道を乗り越えた先に手にした”チーム力”の証明


1Q開始より早速、GAME1に3Pのアテンプトが伸びなかった今村×岸本の2大シューターに当たりがきます👌

そしてGAME1をファールアウトにより出場時間が限られていた”AREA45”ことジャック・クーリーが岸本のアシストから連続で得点。
リバウンドにおいても、クーリー同様にファールアウトしていた千葉のギャビンがトラブルを嫌ってか、ソフトに当たっていたのでクーリーは取り放題に近い状態(笑)
特にこのワンプレーでブースターのボルテージが上がります✊

キングスは昨日同様に3Pを打たせないよう素早いDFチェックで千葉のシュートをことごとく落とさせていきます。

対するキングスはスクリーンをしっかりかけながら楽にボールを回しあう理想通りの展開。
セカンドユニットの時間帯では昨日26Pを記録したダーラムが3Pを沈め、さらにはフリッピンからの早いパス回しからDUNK🔥

ダンカンの3Pも当たり、キングスペースで1Qを終えるかと思った矢先に決め返してくるのが”富樫勇樹”!
ホントヤラしい男だこと(;´∀`)


2Qの入りにおいてもセカンドユニットが前半を躍動。
このファイナルでフリッピンに待望の3Pが決まります✨
そこに松脇も得意のキャッチ&シュートから3Pを沈め、千葉の追随を許さない展開を続けます。

OT明け、千葉はGAME1得点ナシで終えた”クリストファー・スミス”のドライブを中心にOFの組み立てを図りますが、うちのキャプテンがそれを阻みます!

スミスのドライブに一早く反応してコースに入り、振り切ろうとしたスミスのオフェンチャージを誘いました🔥
たとえ得点で魅せなくても田代はフィジカルに守り切るDF力があります!!
昨シーズンファイナルの舞台に立てなかった田代が、キングスのカルチャーであるDFで大舞台を沸かせた姿にとても胸を打たれました😭

一進一退の攻防でお互いに得点が停滞する場面でダンカンのピックを受けて岸本が2本目となるディープスリーを決め、流れを渡さない状態を続けます。
極めつけは前半終了を前に、今村とヴィックローの1on1でショットクロックギリギリの中3Pを沈め、このCSでは見慣れたオフェンス力を発揮🔥
40-31で前日以上のパフォーマンスを披露して折り返します✨


■今シーズン掲げた”タイムシェア”の重要性が大舞台で光る

3Qは入りで早々にスミス、さらにはギャビンにも3Pが決まってトータル9点のランを喰らってしまいます(笑)
岸本にも3個目のファールトラブルが発生し、コーと牧を再び投入。
ですが、コートに残った今村のところでスミスやローがマッチアップしているのもあり、パスカットされる展開が増えてしまいます。

一度松脇を入れて、セカンドユニットのプレーメイクに望みをかけることになりますが、これが”バチコリ”ハマりました(o^―^o)

GAME1ではシンプルにプレーしていいところを狭いスペースにパスを入れたりして、展開を難しくしてしまったフリッピンが覚醒します🎆

得意のドライブでDFを引き寄せたら、頭の後ろからクーリーへおしゃパスを通し2点を獲得。
さらに前半1本の3Pを決めていたフリッピンは、1点ビハインドの場面でクイックのプルアップスリーを放ち、バンクショットで沈めます👌
さらにDFを成功させたフリッピンはトランジションのドライブで西村のブロッキングを誘い、その後のフリースローも難なく沈めます( ̄ー ̄)

このクォーター一番のハイライトは、フリッピンのドライブからオープンとなっている牧へのエクストラパスからどでかい3Pを演出したことでしょう😊

さらに牧にも華麗なステップからフローターショットも生まれ、スタメンを出し続ける千葉に対しセカンドユニットで57-53のリードを保ったまま勝負の4Qへ向かいます!!

4Qは開始からフリッピンのドライブが刺さり、再びフリースローを獲得し無事2本を揃えます。
そしてDFもよりギアを上げ、この日千葉から初となる24秒バイオレーションを奪います('ω')ノ
DFから再び波を持ってきたキングスはとどまることを知らないフリッピンのドライブからコーナー待機の松脇へのアシストで本日2本目の3Pで突き放します👌

コーのアグレッシブなプレーで流れを掴んだ状態はDFでもいい影響を及ぼし、クーリーのブロックショットが炸裂🎆
守り切った次のポゼッションでダンカンの2本目の3Pが決まり、9点差をつける展開となりました(^_-)-☆

さらに牧がダンカンとのハイローでペイント内の得点とフリッピンが富樫のミスマッチを突いたドライブで着実に2点を重ねます。

リズムよく自分の形で得点を重ねるフリッピンが、この日最高のパフォーマンスとなる原との1on1から17得点目の3P決めてアンストッパブルモードとなりました(笑)

ここまで岸本を温存したままで2分を切り、松脇に変えて今村を投入。
その後はDFで着実に千葉のアウトサイドを落とし、落ちたところのリバウンドを確実に抑え、そのまま逃げ切りキングスの勝利🎊


シーズン序盤はあれだけ苦しんだ”セカンドユニット”がここにきて完成形を魅せ、大舞台で盛大に活躍しました(*^^*)

確かにベンチメンバーの時間帯で上手く嚙み合わないために点差を詰められる場面は今シーズン多くありましたが、それでも我慢して続けた”タイムシェア”により、怪我の予防という効果以上にゲームの流れを変える強力なユニットとしての姿に変貌。
対する千葉はスタメン+1に頼るしかない状態だったように明暗が分かれたと感じます。

おそらく来季以降、Bリーグではキングスの成功をもとに”セカンドユニットの育成”にフォーカスし始めるチームが増えていくのではないかと感じております。
スタメンが疲弊し、怪我人も多く出たCS出場チームを見ていると、今回の勝利は一石を投じるものであったのではないでしょうか。


◇気になった選手をピックアップ



●シンデレラ”おっさん”ことMAT

解説「松脇選手は若いのに貫禄がありますねぇ~」

散々”シンデレラボーイ”だの書いてきましたが、訂正します。
CSで大躍進を魅せた彼は”シンデレラおっさん”です('ω')

表情一つ変えずにスミスの速攻ドライブをきっちりコースに入って弾き返したDFなんかは3Pを決めたことよりもこの試合におけるまちょ最高のプレーだと個人的に思います(笑)

あの落ち着きようはなんか癖になりますね~(笑)
解説に入っていいた安齋さん(前宇都宮HC)がPGの鵤を引き合いに上げていたので、ゲームコントロール力がついてこれば”二代目イカルガ”を襲名できそうです(笑)

ちなみに今回の+/-値ではチームトップの”17”をマークしているので、得点よりもDFにおいてスミスを徹底的にチェックし守り切ったと誇るべき✨

来季もキングスで3&Dを極めつつ、鵤枠の襲名に向けてプレイメイクの部分もステップアップして欲しいな~(笑)


●大舞台でさらに飛翔した”I am Falcon!!”

セカンドユニットの一角をハヤト・ファルコンでお馴染みの牧が、今宵もエリートPGと言わんばかりの活躍を魅せてくれました🦅

コーと二人でゲームの序盤から冷静なプレイメイクをし、この大舞台でターンオーバー0の完璧なゲームコントロールを披露✨
的確な指示でスペースを生み出してフリッピンのドライブコースを作ったり、インサイドへのパス供給も最高にハマり、自身では勝負所の3Pを沈めるなどここにきて更なるステップアップをしてみせた!(^^)!

QFの名古屋戦では自身でオフェンスの展開を難しくしていましたが、この大舞台では自らドリブルで崩すプレーを極力抑え、3Pのアテンプトを増やして中のスペースを作り出すプレーにシフト。
そのシンプルなプレー選択が、華麗なステップによるフローターショットの成功やダンカンへの見事なハイローアシストに繋がったと感じます😊

天皇杯でハイパフォーマンスを魅せるも悔しい敗戦、直近では自身のプレーの方向性に苦しんでいた状況から脱却し、このGAME2でチームの危機を救う存在になってとても嬉しい限り(T_T)

この経験を糧にさらに高く舞い上がってゆけ!!牧!!🦅


●ネクストモードフリッピン

やっぱり今日一番の活躍をしてチームとブースターのボルテージを上げたのはフリッピンでしたね!(^^)!

シーズン序盤に対戦した広島戦で味わった苦痛ともいえる”ノンシューター扱い”のDF。
そこから得意なドライブを封じられ、一時期は自分のプレーを見失う状況に陥った中でもめげずに前を向き、工夫を重ねてきたからこそ今回の活躍には心に来るものがあります(T_T)

GAME1では狭いスペースに無理なパスを通そうとしてターンオーバーをおかし、流れを悪くしてしまいましたが、今日の試合ではDFの状況を見ながら落ち着いたボールムーブを展開。
安易な3Pを打つことなくオープンの場面でしっかり打ち切って決めた初回の1本が大きかった。

その1本目をかわぎりに1点ビハインドとなる場面で沈めたバンクスリーがチームの流れを呼び戻す要因となり、フリッピンも得意のドライブを活かすきっかけとなりました。

圧巻だったのはやはりOT前にHARAとの1on1で沈めた3P👌
外れてもリバウンドに行けるし、スピードで躱すことも可能な相手に自信を持ってチョイスしたのが”3P”だったのがホント最高👏👏👏👏
スリーのタッチに苦しんでいたのを知るだけに、私は不覚にも涙が溢れそうになりました😿
さらにフリースローも10/10でキッチリと沈め、コー史上最高のパフォーマンスだったと思います😊

報われて良かったよコー😭

せっかく優勝の歓喜の中、水を差すようで申し訳ございませんが、優勝後のフリッピンの表情を見ていて、”もしかすると次のステージが迫っているのかな❓”と考えました。
優勝して安堵の表情というだけでは片づけられないモノを感じました(;´∀`)

ですが私としましては、この大舞台の活躍で、フリッピンならどこでも必要とされる”優勝請負人”として活躍できると確信しました✨

当然大切なウチナーンチュの一人、ずっとキングスで成長していくコーの姿を見ていたいのが本音。
でも彼が思い描くキャリア、なりたいプレイヤー像のためのステップアップに必要なら、どんな形であれ私は応援する🔥🔥🔥

改めて”FMVP”本当におめでとう!🎊

琉球ゴールデンキングス公式サイトより



●最強の”シックスマン”アレン・ダーラム

実は私、キングスの中で一番好きなプレイヤーがこのダーラムでして(笑)

PF/Cというポジションでありながら、198cmのアンダーサイズをものともしない強靭な肉体と卓越したスキル、身体能力でリバウンドをもぎ取る姿に"ロマン"を感じていました(*^^*)

世代ではないですが、NBAレジェンドの"チャールズ・バークレー"が好きなプレイヤーの1人のため、ダーラムを重ねて見ていました😂

GAME1ではWOT含め38分間というプレータイムにも顔色一つ変えず26点を奪ったプレーは圧巻の一言。

前日の長丁場をもろともせずGAME2も千葉のインサイドをゴリゴリ削り、中の意識が強まった途端に3Pも決めてお手上げ状態となりました(笑)
今宵も仲良しのコーと二人のコンビネーションで千葉のファールトラブルを誘って着実に点を稼ぐことに成功し、追い上げを許さなかった(;^ω^)
解説も「隙が見当たらない」と語っていたのが全てだったように感じます。

正直、世界的にみてもそうそう巡り合えないタイプのプレイスタイルを擁する選手だと思いますし、そのIQの高さで若手のメンターとなっている部分も含めてリーグのスタープレイヤーに数えていい存在かな~と考えます(#^^#)

このCSで大きく注目され”MVP”に選ばれた時は震えるほどに嬉しかった✨

”CSMVP”本当におめでとう🎊
ADこそが、リーグNo.1のシックスマンだ💪


琉球ゴールデンキングス公式サイトより


●”日本一”のPG

それはもう”富樫勇樹”あなたしかいない!!

GAME1はWOTの激闘において最後までシュートを放ち続け、44分間のプレータイムに31得点8アシスト。

この試合でも35分の出場で24得点6アシストを記録し、2試合合計55得点14アシストでチームを牽引し続けました。
入れて欲しくない時に3Pを決めてしまうところは”憎たらしく”思いますが(笑)、それでも称賛されるべき圧倒的なパフォーマンスだったと感じます。

常にビハインドの状況でも心なしか、楽しそうにプレーしている感じが垣間見え、根っからの”バスケ狂”なんだろうな~というのが伺えました(いい意味でねw)

167㎝という小柄な体格からは想像もつかない程にその存在が”大きく”、敗戦したもののクーリーといった大男の上から3Pをバシバシ決める姿に育成年代の子ら目を輝かせたのではないでしょうか✨😊

今夏に開かれるW杯、日本バスケ界の将来に命運が分かれる大事な一戦において、この男の存在は非常に重要
今はゆっくり体を休めて、沖アリで大爆発することを願っております(*^^)v


◇報われてよかった

試合終了のブザーが鳴り、膝から崩れ落ちた勤続11年目のレジェンド岸本
2016年アルバルクとのBリーグ開幕戦の悔しい敗戦から7年。
PGとして判断力の悪さを常に改善しながら現在はチームで最も信頼のおけるファーストオプションへ成長
年を増すごとに仕上がっていく3Pの精度とクラッチ力はリーグでも唯一無二の存在となりました。
遂に手にした栄冠に、ここまでの苦労を知るからこそ感じる格別な”感情”がそこにありました(´;ω;`)

長かったね、ホント(T_T)

そんな岸本とともにBリーグ開幕戦でプロデビューを果たした田代
当時はキングスの次世代エースとして期待がかかるも、思うようにいかないことが多く、苦しんでいる中で出会った古川や須田といった先輩の背中を追いかけてスコアラーとして開花
2019年に1度目の大怪我を負ったことでプレースタイルを見直し、当時一緒に長く戦っていた石崎の独特なステップワークを吸収してIQの高いバスケット習得
2020年にはチームのエースとして引っ張り続けた姿にさらなる可能性を見出しました。
そんな矢先に発生してしまった昨シーズンの大怪我には私も非常に悔しく、やるせない思いを痛感。

無事怪我から復帰した今シーズンは約1年の離脱からの復帰となり、コンディションやチームスタイルの順応にかなり苦労したと思います😭
なかなかプレータイムが伸びないものの、自分の仕事を確実にこなし、ファイナルの舞台ではキングスで磨き上げたDFで外国籍のスミスからチャージングを奪うファインプレー🔥🔥

そんな田代が終了のブザーと同時に泣き崩れる岸本に寄り添って喜びを分かち合い、最後にトロフィーを掲げた姿にスッキリとした笑顔が光りました😊

2020年に地元新潟を初めて出て最初の移籍先としてキングスを選択したスコアラーの今村。

入団最初のシーズンはスコアラーとして期待されるもなかなか安定せず、田代に次ぐセカンドオプションとしての立ち回り。
しかしそのシーズンのQFで爆発力の高さを魅せ、21-22シーズンは田代の大怪我もありスタメンに定着。
試合経験が増えるごとにスコアリング能力が上がり、苦しい中迎えたCSでは キングスを初のファイナルの舞台へ導くも、涙を吞む敗戦。

私もあの時の悔しい表情が脳裏に刻まれていて、今シーズンはハンドラーという難しい役回りでも自身の長所となるドライブ力を磨いて名実ともにキングスの日本人エースとなったことが大変うれしく、CSでの躍動に心が震えました。
迎えた2度目のファイナルの舞台でもその得点力で千葉にじわりじわりと点差をつけ、最後のブザーが鳴った瞬間、嬉し涙に変わったことが今も鮮明に焼き付いています😭

当然この三人だけでなく、キングスに関わる全ての方々が今回の結果で”報われて良かった”と心の底から感じます。

よかった、よかった。本当によかった😭👏👏👏👏



◇あとがき

改めて言わせてください。

選手の皆さん、コーチをはじめとしたスタッフの皆さん、球団職員の皆さん、そしてどんな会場でも沖アリに変えてしまう”キングス愛にあふれた”ブースターの皆さん。

「日本一おめでとうございます!(ToT)/~~~🎊🎊🎊」


ーfinー


この記事が参加している募集

スポーツ観戦記

Bリーグ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?