クラブやスクールの辞め時

前回の記事では、クラブのお金にどれくらい余裕があれば、次のチャレンジをしてよいのか?機会損失を無くそう!というお話をしました。

まだ読んでいない方は、下記のリンクからどうぞ。


さて、今回はその逆で、クラブやスクールの辞め時について、Twitterでご質問を頂きましたのでお答えしようと思います。


人間は生まれてきた瞬間から死に向かって歩いています。

瀬戸内寂聴さんというお坊さんが、そう語ったのを覚えています。

法人もまた、法律の中の人であるのならば、常に終わりを意識しなければなりません。

辞める時のタイミングについて話す前に言っておきたいのは、常に辞め時や終わりを考えて事業を始めなさいという事です。

それは何も、いきなり自分の事業なんかうまく行く訳がない!というネガティブな話ではなく、自分がお金も時間もかけた大切なビジネスなのだから、

あなたが辞めたくなった時に、誰かが高くその事業を買い取ってくれるようにしなくてはならないという事です。

イメージでいうと、人の会社の株を持っている様なイメージです。

その株を売りたくても、いくらで買ったか覚えていない、持っている株の会社が、何でどれくらい利益がでてるかわからないという状況では、とても高くは買ってくれませんよね?

それと一緒です。

あなたが、そのクラブやスクールにいくらお金を使って、日々どれくらいの収入があり、支出があり、利益がでるのか、またクラブやスクールにどんな資産があるのか?これらをしっかり把握しておかなければなりません。

これらがしっかりと整理されていれば、例えクラブやスクールの業績が思わしくなくても、新たにクラブやスクールを買った経営者が、立て直してくれるかも知れません。

ここで話をしておきたいのは、クラブやスクールの経営が思わしくなくても、買いたい人はいますし、逆に業績が良かったとしても、ライバルクラブやスクールとの関係で、誰も購入しない可能性もあるという事です。

しかし、どうなるかにしても、常に終わりを創造しながら、会社の会計を常にクリーンにして置くことが大切なのです。

業績が良い時に高くクラブを売るのか?

悪い時に、会員さんのために二束三文でも、とりあえず誰かに引き継ぐのか?

はたまた、業績よくてずーっと自分で見ているが、急に体調を崩して売らないといけなくなったでは、全然その後の人生が違いますよね?


借入はあるか?

辞める判断をする前にもう少し話をさせてください。

今のクラブやスクールを始めるのにあたって、借金などはありませんか?

それによっても全然違いますよね?

自分ちの敷地内にクラブをつくるので場所代もかからないというのと、

資本金ゼロだったために、銀行や知り合いからお金を借りてスタートしたのでは、これまた判断が変わってきます。

正直、キャッシュフローが回れば、クラブは永遠に続けていけます。

特に、利益よりも地域課題の解決を目的としたクラブならなおさらです。

むしろそうやって、決断できないまま、アルバイトや別の仕事で稼いできたお金をクラブに突っ込みながら、ギリギリで運営しているクラブを僕はたくさん知っています。

逆に、設立時にかかった費用はすべて別のオーナーや誰かが出してくれたものなら、そもそもあなたが勝手に辞めることはできません。

判断は委ねなければならないでしょう。

借金があり、それが思うように返せず、さらにお金を借りなければならない状況なのであれば、その時はクラブやスクールを辞めるか、誰かに売るタイミングです。

さぁ、どんな心構えで事業を始めるか?という話しをしてきたら、現状の把握から一つ辞めるタイミングが出てきましたね。

この続きは、また明日書きたいと思います!

明日の更新をお楽しみに!


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宮城'亮'の主なプロフィール

✔Jリーグ全クラブ中3年連続ホームタウン活動No,1

✔クラブ初の1万人集客を達成!

◾️学生時代
・15歳でブラジルに短期留学し、こんなにサッカーで盛り上がる町を作りたい!
・20歳大学在学中にFC琉球の立ち上げに参加
・21歳大学在学中「FC琉球対ケツメイシ」を企画、3000名以上の人を集め注目される。
・22歳大学在学中に起業。ホームゲームの設営や運営、ファンが集まるコミュニティスペース「+9」をつくる。
・22歳アパレルブランド「PLUS NINE」(現P'lus Nine)を設立

◾️設立・職歴
・FC琉球立ち上げに参加。
・P'lus Nine設立(アパレル、イベントスタジオ、イベント企画)代表
・NPO法人ナインプロモーション沖縄設立 代表理事 スポーツ活動費の支援
・総合型スポーツクラブサンビスカス沖縄設立
・FC岐阜 地域貢献推進部 部長(3年連続ホームタウン活動Jリーグ No1、ホームゲーム初の来場者1万人達成)
・P'lus Nine株式会社設立 代表取締役
・日本脳性麻痺7人制サッカー協会 理事
・沖縄県総合型スポーツクラブ連絡協議会 代表
・一般社団法人ツノスポーツコミッション 代表理事(現在:理事)
・J.FC宮崎(宮崎県からJリーグ入りを目指す) 代表取締役


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