見出し画像

【レベル45】Z世代を知ると意外とわかりみが深くて面白かった②

こんにちは。

今回は前回の続きを書いていきます。

先週の記事まだ読んでないよって方はこちらからどうぞ。

※約2,300字(目安時間:7分)の記事です。

おさらい

前回のおさらいになりますが、当記事の中で各世代は以下の年代を指します。

【Z世代】・・・1996~2012年生まれ
【ミレニアル世代】・・・1977~1995年生まれ
【X世代】・・・1965~1976年代生まれ
『Z世代マーケティング 激変するニューノーマル』より

Z世代の特徴

④『パーソナライゼーション』しないなんてありえない。

『パーソナライゼーション』とは
顧客データから利用者の属性、趣味嗜好などに基づいてページを最適化すること
Wikipwdiaより

例えば楽天やアマゾンで商品を購入したときにその情報をもとに
「こんな商品も一緒にいかがですか」「この商品がおすすめです」とレコメンドしてくる機能のことで、皆さんも身に覚えがあるのではないでしょうか。

パーソナライゼーションに対する反応は世代によって大きく異なります。

最も年長のX世代は「こっちの情報を勝手に利用するなんて怪しい、不安」
中間のミレニアル世代は「特に何とも思わない」
Z世代は「パーソナライゼーションしてくれないサービスなんてありえない」

こんな反応を示すそうです。

X世代はデータを取られることに怒りを覚えますが、Z世代は真逆の反応を示します。

データを取られることは当たり前、でもその分自分に合うようにカスタマイズしてね、という考え方なのです。

そのニーズにいち早く対応し、Z世代に大人気のサービスとなったのがNetflixやSpotifyなのです。

ネットフリックスは別格で、ユーザーが好む俳優や監督をピックアップしてサムネまでパーソナライゼーションしているそうです。

少し話がそれましたが、
Z世代はデータを提供することに躊躇いがなく、むしろパーソナライゼーションの精度が低いことに対してストレスを感じます。
自分好みにカスタマイズされることを期待しているのです。

この先、Z世代の支持を集めるのは大衆受けする画一的な商品やサービスではなく、個人にあった(=カスタマイズされた)商品やサービスだということです。

⑤社会的価値を重要視する。

ではZ世代が信頼するブランドや企業はどんな企業なのでしょうか。

有名なインフルエンサーを起用している企業?
価格が安くて質がいいブランド?

もちろんどちらも正解なのですが、Z世代はもっと重要視している価値観があります。

それは利益以外に社会的価値(社会的責任)に対してどれほど本気で追及しているかということです。

社会的価値とは、環境保全やダイバーシティ、今はやりのSDGsなどがそれにあたります。

社会的価値に対する活動や考え方を明示し、それに共感できることがZ世代の支持を得るためには大きなポイントになるのです。

Z世代の支持得たブランド

例えばスポーツブランドのNikeは「Just do it」の30周年キャンペーンにアメフトのキャパニック選手を起用することで『人種差別』に反対する意思を表明しました。

キャパニック選手は「黒人や有色人種に対する不平等に抗議する」として試合前の国歌斉唱の際に起立することを拒否して、称賛と批判の議論を巻き起こした選手です。

この選手を広告に起用したことで、Nikeは大炎上します。
当時のアメリカのトップがトランプ大統領だったこともあり、人種差別に対しては世間が敏感になっており、「一企業がこんなことを表明しても意味がない」などと批判の声が上がりました。

しかしNikeのこの広告(=人種差別反対の意思表示)を受け入れ、称賛した層がありました。それこそがZ世代だったのです。

Nikeのスニーカーを買わなくなるX世代ではなく、
これからもっとスニーカーを履いてくれるであろうZ世代に対して強いメッセージを発信したのです。

以降、若者のロイヤリティは圧倒的に高まり、Nikeは更に支持されるスポーツブランドになっていきました。

他にも若者からの強い支持を受けている『パタゴニア』は気候変動に対して正面から向き合っていくことを表明していますし、『Lush』も動物実験反対を掲げています。


これはZ世代を顧客として捉える場合に限らず、一緒に働く仲間として求人をかける場合も同じです。

Z世代は同じ給料であれば、社会に与える価値に共感できる企業で働きたいと考えている、というデータもあります。

ゆえにZ世代の職場選びにも重要な要因となっていることが分かります。

さいごに

パーソナライゼーションしてくれるサービスは、いろいろなものを扱いやすく、最適化してくれるとても便利なものだと思います。

自分が求めているものを素早く、正確に提供してくれるので無くてはならない機能になるはずです。

一方でそれによって好きなモノしか見えなくなってしまうような気もしています。

興味のなかったものの中にある発見というか、
「なんじゃこりゃ!」とか「すげぇ…!!」と惹かれていく瞬間に出会う機会が少なくなっていくというか…。

仕事にしろ、趣味にしろ、「運命的な」出会いは意外とそんな興味のなかった分野から現れるものだったりすると思っていますので、そういう意味で少し寂しさもあるなあ、なんて思いました。

今回Z世代のことを知ることで、柔軟な思考とか価値観をアップデートしていくことの大切さを学ぶことができました。

「今までこうだったから」は絶対禁句ですね笑

考え方もずっと若くいられるように頑張ります!!

今週も最後までお読みいただきありがとうございました。
コメント、スキお待ちしています。





この記事が参加している募集

最近の学び

振り返りnote

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?