（1）で Homebrew のアンインストール・再インストールを行い，brew doctor で Homebrew の環境を完全クリーンな状態にしました．なので当然

$ brew list

を実行してもすっからかんです．因みに fink list とは違って brew の場合はインストールされた Formula がリストアップされます．
というのはさておき，何故 Homebrew を入れたのか，理由は今のところ一つです．それは分子動力学シミュレーション（GROMACS）をやりたいから．

前々から手持ちのタンパク質の分子構造を動かしたいと思ってはいたけど，なかなか敷居が高くて，特に日本では雑用＞本業に追われていて，自分のやってみたいことはことごとく後回しになっていたのが，アメリカに来て色々挑戦できそうな感じがしたからです．

というわけで，まずは幾つか細々としたもの（Xcode 関連）を揃えます．必ずしも必要とは限らないですが Xcode.app と CommandLine Tools をインストールしておきます．Xcode.app は Mac App Store からインストールし，CommandLine Tools は Xcode.app を起動するか，以下のコマンドでインストール可能です

$ xcode-select --install

それから，Mojave にアップグレードしてから不具合が生じる場合に CommandLine Tools 内の macOS_SDK_headers_for_macOS_10.14.pkg をインストールする必要があるそうです．Mojave と High Sierra で Xcode 内の Header が違う（無い？）とかだそうです．
GUIで，

/Library/Developer/CommandLineTools/Packages

に行くか，ターミナルで，

$ open /Library/Developer/CommandLineTools/Packages

を実行すれば，macOS_SDK_headers_for_macOS_10.14.pkg のある Finder が開くので，このパッケージをインストールすれば良いみたいです．いまいち分からない…

では，次回は，実際に GROMACS 関連ソフトウェアのインストールをしていきたいと思います．うまく行くと良いな〜（というか，それがうまく行かなかったので，全消しして今に至るので… 特にAmberTool のインストールが曲者です…