というわけではないが、たまたま記念日に重なったので懐石料理も楽しめるお蕎麦屋さんで夕食を頂く流れになった。

新そばの解禁発表が昨日だったので、結果一番乗りになった。蕎麦をよく食べる東京っ子なのに、こちらに移住するまで蕎麦に旬があると言うことを知らなかった。

新そばは、見た目がわずかに薄緑がかり青い爽やかな風味がするのが特徴。（そこで好みが分かれるかも知れない。）なかなか、産地で無ければ味わえない。

また、このお蕎麦屋さんは少し特別な場所にあり隠れ家的だ。中世以来ほとんど区画の変わらない流線形の美しい水田が広がる、まるで桃源郷のような区域で「田染荘小崎（たしぶのしょうおさき）」と呼ばれる。

お店はさらに奥まった水の清い場所にあるので、飛び交うホタルをしばらく見ながら散策して家路についた。

都会では叶わない贅沢を味合わせて頂き、お腹も胸もいっぱいの休日だった。