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3月24日 胸中の手記 心の温度は

 3月24日 日曜日 雨

 近頃の心は水の流れだの、風の強弱を表す草の揺れだの、太陽や月の光だの、空のブローチのような星だの、時間ごとに変わる空の色だの、それを詠う楽器の音色だの、それが透明に切り取られていたら、心の中に持ち歩きたい。

 手足が冷たい。床も冷たい。この、駅から離れた建物の一室、雨の日の部屋の中で、電話にメッセージが来るのは便利だけど冷たい。雨より冷たい。
 人の言いたい気持ちの何分の一を感じ取れているだろう。

難しいです……。