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雲の観察日記①:夕闇の扁平雲

雲って、いいですよね……. あの空に浮かぶふわふわもこもこたち……

ごく稀に、こうやって空の写真を撮っています。こういう雲の写真が結構好きです。なんか、いいっすよね…… きれいで……


『新・雲のカタログ』を買いました。

そんな折、図書館で面白そうな本を見つけました。『新・雲のカタログ』という本です。

村井昭夫・鵜山義晃『新・雲のカタログ』(草思社、2022)
面白かったので自分でも買ってしまった。

どんな本かというと、その名の通り「雲のカタログ」です。100種類にも及ぶ雲たちを、400枚以上の写真を使って解説してくれています。すげえ!! 学術的な分類を覚えつつ、日常的な観察も支えてくれる、雲愛好家にはたまらない一冊と思います。わくわくが止まらねえな!!

ちなみに、一枚だけ中身の様子を見せると、こんな感じです。

搭状雲のページ。写真がめっちゃきれい。上に「レア度」も書いてくれている。

実際、真面目に読むと結構難しいです。全然細かい違いとかわからないし。でも「なんとなく」で理解したつもりになって、本書を楽しんでいます。


雲の日記を付ける

しばらく、「雲の観察日記」なるものをやってみようと思います。noteの更新、本当は日課にしたいんだけれど、実際は書くネタがなかったりして困っているので。その日の雲を観察して、それを日記にしてみる。
やることとしては、

  • まず外に出る。

  • いい感じの雲の写真を撮る。

  • 『雲のカタログ』で色々調べ、雲の種類を知る。

  • それについて書いたり、その日の出来事などを日記にしていく。

という感じ。
この取り組みは、たくさんのメリットがあると思っていて、例えば、①必ず外に出るようになる②写真を残せる③気軽に更新できそう、とかですかね。特に②の写真を残せることが大事だと思っています。日々の記録を綴っていく上では、やっぱり何らかの「その日を象徴する写真」というのは残せるといいので。それがあればサムネにも困らんし…..

で、とりあえず、1週間ぐらい挑戦してみようと思います。毎日欠かさずというわけではないけれど、3日に2回ぐらいの頻度でやっていけたらいいですね。冬は寒くなって引きこもりがちなので、雲が見える日中に外に出る習慣もちゃんと身につけていきたいです。


というわけで本日の写真

10/24。大学にて。

いきなり暗い。撮影は大学構内にて。
やってみてわかったのは、雲の写真を撮るのは意外と難しいということです。なぜかというと、街中に遮蔽物が多すぎるため。絶対何かしらに隠れてしまって、「雲だけを撮る」というのが結構難しいです。これだから京都は…….

そして時計台とともに撮影したのが、この夕方の空を覆う「扁平雲」です。夕日を浴びて薄暗く不気味な色になっておる。夜の世界が忍び寄ってくる感じが伝わってくると思います。これぞ黄昏、トワイライト……

Q. いや「扁平雲(へんぺいうん)」って何?

A. 「積雲」の一種で、めちゃメジャーな雲だよ! 雲の種類というのは、まず雲の存在する「地表からの高さ」によって分類されるんだけど、比較的地表に近い位置にあるのが「積雲」なんだ。『雲のカタログ』で積雲は、「誰もが思い浮かべる雲の代表選手」と書かれていて、それぐらい馴染みのある雲ってことだね!
そしてその積雲も、発達の段階によって3つに分けられるんだ。それぞれ扁平雲・並雲・雄大雲の3つだよ。今回は多分「扁平雲」だね! どうして分かるかって? 実はもしかしたら並雲かもしれないけど、扁平雲の方が秋に見られやすいとのことだから、勘でこっちにしといたよ!!

Q. どうやって雲の種類を判断したの?

A. ポイントは、雲の明るさだよ。夕方の雲は、夕日を浴びて真っ赤になってるものもあれば、今回みたいに極めて具合悪そうな色になるものもあるね。それはどうしてかな?
これには実は、雲のいる位置、すなわち地表からの高さが関係しているんだ。『雲のカタログ』では次のように書かれているよ。「朝夕は雲の高さがはっきり判断できます。夕方、太陽が沈んで空が暗くなるとき、最初に太陽光が当たらなくなって灰色に変化するのは下層の雲。上層の雲は太陽光が当たって輝くからです」(p14)。
つまり、夕方の雲は、輝きの度合いで下層雲か上層雲かが判断しやすいってことだね! 今回はどす黒いから「下層雲」ということになるよ! その中の積雲だろうと判断したわけだね!

こうやって、『雲のカタログ』があれば、雲について色々語れます。今日は正直、ちょっと元の写真がよくなかった感はあったけど(暗すぎた)、まあこんな感じでやっていこうと思います。その日の雲と、雲の雑学と、あとなんか日記的なことを書くという流れです。

「日記的なこと」を一つだけ書いておくと、今日は割とブルーな気分で過ごした1日でした。というのも、先日の飲み会で、酔った勢いで色々とやらかしてしまって、そのことを思い出す度に悶絶しているからです。本当にお前……

今朝、写真フォルダを見たときに、全然撮った覚えのない自撮り写真がありました。普段は付けない眼鏡をつけた僕が写っていたんです。なんだこれ? と思った瞬間、蘇ったのが、飲み会中に後輩の眼鏡を奪い取り、なぜか皆の前で自撮りを始めたという記憶ですね。いや、本当に深く反省しています…..そしてこれに気付いたときの深い深い絶望感な!!!

で、今日の写真「夕闇の扁平雲」は、そんな僕の暗い気持ちが映し出されたものという解釈でいいかもしれません(こじつけだけど)。これからはもっとまともな人間になって、明るく眩しい、美しい空の写真が撮れたらなと思います。こんなてきとうな感想でいいんでしょうか。ひとまず今日は以上です。