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【無料】あと291日(たぶん):発明の夜

5月7日
 吉笑祭が昼夜とも無事に終わった。
 特に夜の部の前半、「イラスト×落語」を実装できたパートは震えたなぁ。1ネタ目の『でたらめな出目』は8年くらい前、この方式の表現に可能性があるんじゃないかと閃いた時に作ったネタで、あの頃は色々あって日の目を見ることなくお蔵入りになってしまったネタだけど、1ボケ目から炸裂するような大きな笑いが起こって、瞬発力の強いスライドの威力を実感できた。

でたらめな出目

 ひとまずこの形式での基本線になるだろうと思っている『ドラゴンタトゥーの男』は、落語らしい場面設定を活かしつつ、スライドである必然性も担保できているから良いし、『くじゃくの羽、とのさまの髷』と『後出しの祭り』は公演一週間前くらいにこの見せ方をすれば落語らしさを担保できるじゃないかと便利な方法を閃いて、それを実装できた。改善点はありつつも収穫の方がもっとたくさんあった。
 後半の即興部分は、僕が体力・気力十分な状態でなおかつ逃げ道を無くした状態でやってみないとどれくらいのパフォーマンスを発揮できるか未知数だけど、もちろん今後に繋がる良い実験ができた。

発明の夜

 前半70分くらいを本線のネタブロックにして、休憩挟んで、少し即興コーナーがあって、最後に締めのもう1席をやる、というくらいのバランスでやればとても良いイベントになるんじゃないかと思えている。

 ひとまず変わり種の創作活動はこれで一区切りでここからは古典モードに向けたネタの仕込みと、現在落語論2をゴリゴリ書いていくことになりそう。あとは、去年くらいからやりたいと思っているネタ(古典)をそろそろ下ろせるように仕上げたい。

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