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「好きかどうかではなく、その人といる時の自分が好きかどうかで判断する」

人付き合いに関する自分の判断軸を改めることにしました。それは、その人が好きかどうかではなく、その人といる時の自分が好きかどうかで判断すること。

私は、無意識に人に気を使って頬が痛くなるほど愛想笑いをしてしまう自分は好きではありません。いつも自分が好きな自分でいたいから、「これからは自分の好きな自分でいられる人とだけ付き合おう」と決心したのです。

この人に対しては気を使って笑ってしまう。この人の前では話を膨らませて話してしまう。そういったことが起きた時、その相手は何も悪くありません。

もちろん無意識にそうしてしまうあなたも悪くありません。それはもうほとんど自然現象。「仕方ない」と諦め、嫌いな自分になってしまう相手と過ごすのをきっぱり断ち切りましょう。

「今は誰のために時間を使う時なのか?」と真剣に考えた時、おのずと本当の自分に立ち返ることができるはずです。仕事を頑張るあなただからこそ、意識的に「仕事から離れること」も大事。そして仕事から離れた時こそ自分自身が愛せる自分でいてくださいね。

   みくりや佐代子
   (フリーライター・エッセイスト)

オンライン衆知


人付き合いの判断軸というのは、具体的に考えたことはないかもしれない。

「この人とはなんか気が合うんだよなぁ」とか「この人はなんとなく避けたい」という感覚で判断してる。


特に職場の人とは距離を保ちたいと思っているので、当たり障りない付き合いができたらいいなと考えている。

怒鳴られたり、無視されたり、バカにされたり、仲間外れにされたり、意地悪されたり…といったマイナスの関係にはなりたくない。

だからといって、毎日一緒にランチしたり、プライベートで遊びに行ったり、仕事以外の時間に連絡を取り合ったりという関係も望んでいない。


それまではガキ大将みたいに無敵な人生を歩んでいたのに、小学生の時の転校をきっかけに、「周りの子たちと同じようにならないと浮いてしまう」と思うようになり、中学生の時は女子特有の人間付き合いのコツが掴めず、どんどん素の自分を出さない癖がついてしまった。

20歳を過ぎるころからは、自分なりの対人コミュニケーションのスタイルができて、人付き合いも多少は楽しくなっていった。

自分の好きな自分で接することも増えていった。


それでも、「それはもうほとんど自然現象」とあるように、接していて無意識に自分を抑え込んでしまう相手がいる。

一方的に「こわい」と感じて、怒らせないようにと気を遣って、逆に変なことを言ってしまうことがある。

雑談していて、「なんかテンポが合わない」という人がいて、合わせようとすると、さらにかみ合わなくなることもある。

いずれの場合にしても、こういう時の自分は無意識に気を遣っているし、自分の好きな自分じゃない。


学生時代は、相手のことも自分のことも好きという関係の人が残り、それ以外は淘汰されていった。

でも社会人はそういうわけにもいかない。

だからといって、「自分の好きな自分」を抑え込んでしまうのは苦しい。

休憩時間とか仕事以外の時間は、1人で「自分の好きな自分」に戻れる時間にしないと、ストレスが溜まって疲れてしまう。


「人付き合いが悪い」とか「冷たい」という見方もあるかもしれないけど、心のバランスをとるために、「自身が愛せる自分」でいられる時間を確保するのは、間違ってないんじゃないかなと思っている。



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