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邦楽ロックを歴史化してみる2

前回は1990年代〜2010前半までの
歴史や印象を書きました
詳しくはコチラから

今回は2010年代後半〜現在まで
自己満かつ超個人的意見で記述します

2010年代後半
ロックバンドがサブカル化

個人的に2010年代後半はロックバンドが
大きく変わった年代という印象です
この時期の主に代表されるバンドは
・KANA-BOON
・クリープハイプ
・My Hair is Bad
の印象です
この3バンドが与えた影響はめちゃくちゃデカくて2010年代前半ぐらいから
続いていたロックバンドのサブカル化が
一気に加速して現在まで続く
ロックバンド=サブカルチャーの
意識が完全に成立しました。
これにより
ロックバンド好き=音楽好きとなり
今までのメジャーな音楽といったら
ロックバンドという感覚がなくなったと思います
(実際にチャートでも元気がなくなる)
1バンドずつ解説していきます

KANA-BOON無双

2013〜2017年といったら
KANA-BOON無双
この時期に高校時代を送った
音楽好きの2000年代生まれで
このバンドの曲をコピーしなかった人
なんているのだろうか?
大阪のインディシーンで圧倒的な存在感ないものねだりから始まり
様々なフェスやタイアップを成功させNARUTOのOPで完全な大物バンドへと
変貌を遂げたKANA-BOONは
まさにソルファの時期のアジカンばりの
無双状態

ここで重要なのがKANA-BOONは
どのようにしてここまで成功できたのか...

自分が思うにYouTubeのMVが大きい
今の時代SNS主流でそこからバズり
大きくなるアーティストが多い
その始まりがKANA-BOONだと思う
2013年といえばYouTube黎明期
YouTubeという何か分からんけど
面白いものがあるという噂が
若者の間で流行りはじめ日本でSNSが
1番染み込んだ時期だと思う
ここからロックバンド=MV=YouTubeが
出来上がり邦楽バンドにおける
MVの重要性が爆発的に上がったと思う
それこそ今はバズるという言葉があるが
KANA-BOONが邦楽バンド史上初の
バズったバンドだと思う

クリープハイプ
My Hair is Badという
新たな詩世界の誕生

2010年代後期のインディシーンは
クリープハイプとマイヘアの印象
この2バンドをリアルタイムで経験した
人たちが今メジャーシーンに
大勢存在している
そのぐらい多大なる影響を与えた
その中でも1番影響を与えたのは歌詞

2000年代初期のBUMP OF CHICKENに
代表される物語的、空想世界的な
歌詞ではなく
・日常的、現実性で共感を得る
・地名や固有名詞が多く入る
全く新しいアプローチ
そしてその描写も細かく

ブラジャーのホックを外す時だけ
心の中までわかった気がした

真赤/My Hair is Bad

性行為の前戯さえも描く秀逸な歌詞
このようにこの2バンドに共通することは
含みを持たさずに圧倒的に
現実的な描写で説明してくる
2010年代後期以降に出てくるバンドは
BUMP OF CHICKENより
この2バンドによる影響が大きいと思う
また歌い方も尾崎世界観を模して
キーが高いバンドが増える
いわゆる邦ロック好きみたいなのが
確立された年代だと思う

2020年〜?
ロックバンドの多様化

色々な軌跡を辿りあらゆる形で
変化していった邦楽ロックバンド
2020年〜現在までの印象は
ロックバンドの音楽性の多様化

昔の邦楽洋楽ロックに原点回帰し
そこをルーツとする者もいれば
例:羊文学、ドミコ、w.o.d.など

今までの流れをそのままうけつぎ
流行りを徹底的に意識した
曲作りをする者もいれば
例:マカロニえんぴつ、
 Mrs. GREEN APPLEなど

ジャズやHIPHOPなど
他の音楽ジャンルを組み合わせ
新しいバンドの形を生み出す者もいる
例:King Gnu、Tempalayなど

またインディシーンも
今まで記述してきた
ナンバーガール、BUMP OF CHICKEN
アジカン、andymori、きのこ帝国などを
リアルタイムで経験した世代が
そこをルーツとする
バンドも増えて本当に色んなサウンドが混在しており近年で1番熱い!!

これからロックバンドは
どうなるのか?

ロックバンドブームは今までに
2回あったと感じていて
1回目は2000年代
2回目は2010年代後半
この時期は学生がバンドを組んで
文化祭で演奏するのが普通みたいな
印象で今よりハードルが高くない印象
しかし3回目のロックバンドブームは
近いうちに到来するのではないかと思う
今の音楽シーンはSSWやインターネット出身のアーティストが強い印象で
ロックバンドなんて組むだけ
無駄みたいな意識が
2020年入ったあたりぐらいまであった

しかし今のインディシーンや
ネクストブレイクのメジャーシーンを
聴いてる自分としては
その意識がなくなりつつあり
「やっぱりロックバンドじゃね?」
みたいなものが一気に向上してる
今の音楽の聴き方は配信中心
自分もそうだが様々な音楽に簡単に
アクセスすることができる
それゆえに洋楽邦楽、年代問わず
様々な音楽をルーツとするバンドが
増え始め新たなロックバンドの形
サウンド、詩などが決定づけられる
世界もそう遠くはないのだろう

結論
邦楽ロック最高!!

これまで記述してきたことは自己満です
単純に記録や文章におこしたいと
思い書きました
これを機に新たな視点で
邦楽を楽しめるようになりました
以上邦楽ロックの歴史化について
超個人的主観かつ浅く拙い文章でした。

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