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12月の定例会の振り返り 言いづらいことでも言わなきゃってこともアリ


令和5年第4回定例会が12月14日に開催されました。
午前の一般質問では20人くらいの方に傍聴にお越しいただき、賑わいました(?)ありがとうございます。
午後からの補正予算や人事案件で決まったこと。
(一般質問が終わると傍聴者がいなくなるのですが、ここからの審議は議員誰でもが質疑が出来る、ある意味本番スタート)
それから飯塚が質疑したことを要約しておきます。

補正予算
・IT推進事業 電子決済用ソフト購入費として  363万円 
(行政のペーパーレス化の一つ。課長や町長が出張中でもオンラインで決済印が押せるようになります)

・町長交際費 50万円
・食糧費 150万円
(コロナ明けで来客や出張が活発になったため)

・普通財産維持管理事業 修繕費 留学生寮室ボヤ 350万円
(モバイルバッテリー充電中に発火)

・奨学助成事業 進学等奨学事業補助金 1100万円
(申請者が19名増えて217名になったため)

・新型コロナウイルス感染症対策事業 
 物価高騰対策消費支援事業補助金 HUCポイント還元  2,600万円
 肥料価格高騰対策消費支援事業補助金  2,000万円

・電力・ガス・食料品価格高騰福祉支援費 1億1,651万円

・中学校維持管理事業 校舎等改修基本設計委託料 エアコン設置 440万円
(東川中のエアコン設置に向けての設計料)

など3億3,252万円を追加し、令和5年の予算総額は149億7,631万円になりました。

以上のうち、電力・ガス・食料品価格高騰福祉支援費=非課税世帯へのいわゆる月7万円相当の助成については、東川町独自策としてHUCチャージなら8万2千円分のポイント付与されます。
以下を参照ください。

新たな電力・ガス・食料品等価格高騰支援給付金のお知らせ
https://higashikawa-town.jp/portal/top/information/622

東川町HPより


午後からの補正予算審議で飯塚は以下の質疑を行いました。
以下にかいつまんで書き記しますと、

町長交際費と食糧費の増額について
町長交際費50万円と食糧費288万円の追加補正は当初予算を含めると町長交際費が320万円に。食糧費438万円に。(これは多いよね)
コロナ禍が明けて、来客や出張が増えたための増額ということで、それはコロナ明けの現象として結構なことですが、
一方で、夜の会食が今まで以上に多くなることについては、長時間勤務や公益性の面でいかがなものかと懸念。
多忙な町長。町の代表として継続的に活躍していただくにあたり、健康面への配慮は欠かせません。

会食の場では同席される担当課長の長時間勤務も気になるところ。
超過勤務や休日出勤、道外出張の多い課長たちですから、心身の健康を第一に。

また交際費や食糧費の使い道について、透明性を確保する必要性もあるはず。
美瑛町では毎月の広報誌上で、町長の交際費を掲載しているし、よその町でもホームページに掲載されているところも多くあり。
誰に対してどのように使われているのか、明らかにするのが良いのでは。

それに対して町長は、
コロナ禍も明け、来客者の数が増えて来ている。町の価値を上げる活動をして、成果も上がって来ている。長時間拘束などに留意しながら続けていく。
使途については監査を受けている。公正を欠くものではない。公開については検討していく。といった答弁でした。


監査委員の選任について
前副町長の長原淳氏が監査委員に推薦され、議会で承認しました。
長原氏は2021年春まで東川町の副町長を務められており、いわば身内的な存在であるとも言えます。
退任から2年しか経っておらず、在任中に手がけられた公共施設の償還もまだまだ終わっていないものもあり、公平で中立、時には厳しい目で行政のお金の出入りをチェックする監査委員(=代表監査)に適任かを問いました。

それに対して町長は、副町長として行政や町のあらゆることに精通しているからこそ、厳しいチェックを行なってくれる適任者だと推薦に至った。
とのこと。

そのようにある意味釘を刺すような質疑を敢えて行いましたが、ご本人が一番監査委員の立場や果たすべき役割を認識されていることでしょう。
より良い東川町の町づくりに繋がるとご期待申し上げます。

人事案件に口を出すのは決して快いものではありません。
町長の交際費や食糧費もしかり。
それでも議会として言わなきゃならないこともあるのです。