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北の大地、北海道の秋のサケ釣り 最終日を迎えるが、ついに幻のビッグサーモンが釣れる!?贅沢なサケ料理を楽しむ。

毎日何かと忙しくて、なかなか肝心な最終日の記事が書けませんでしたが、遂にやってまいりました。サケ釣り3日目です。サケ釣り最終日でございます。

来年はまた移住するかもしれませんので、もしかしたらこれが最後のサケ釣り釣行かもしれません。なので、ここで必ずサケを釣ってやりたいと思います。今のところサケ釣り初日からここまでの2日間ずっとぼうず釣果でしたが、もう今日釣らないと一生サケが釣れないことになるかもしれないので、必ず釣らないといけません。

昨日から、少し風邪気味で、37度と微熱があったため、釣りには行けないと思っていましたが、意外に大丈夫ですし、僕としてはどうしても釣りに行かないといけないと思い、暖かめの装備をして釣りに出かけることにしました。

ついに最終日なので、今までに習ったこと、経験をしたことをすべて生かして釣ります。そして釣具屋の人からは、朝は4時くらいに釣り場に到着しないといけないと言っていたこともあり、今回はいつもよりも早く釣り場に。


ただし釣り場までおよそ1時間半から2時間。遅くても朝の2時には起きないといけません。寝坊も許されません。5個くらいの目覚ましを設定して無事2時に起きることができました。

3時間ほどですが、寝たため熱もだいぶ収まりました。目眩はするものの、今日は早めに帰るので、朝まずめを釣るために急ぎます。

家を出発したのは2時半ちょっと。少し遅いので急ぎます。

釣り場についたのはちょうど4時。すでに釣り人がたくさんいます。テントを張っているくらいなので皆さんよほど真剣なのですね。正直言ってこの時間帯は夕方よりも人がたくさんいます。

ただし、雨も降っていて風も矢のように強く吹いています。もう少ししたら朝まずめなので、そこを狙って釣り場に向かいます。

すでに皆さん釣っていますね。やはり前も釣れていたウキフカセ釣りを使用しています。

時間的にもまだ暗いので、ウキにケミホタルという釣り用の発光体をつけて釣っていますね。                            

ちなみに僕のケミホタルのほうは昔使っていたものが暗すぎたので新しく電池式のケミホタルを使用します。

実際は写真よりも差がある

昔使っていたのと現在使っているのにはだいぶ明るさの違いが見えてきますね。

このようにしてみんなと同じタナ、エサ、仕掛けを使用して同じ場所に投げます。

まだ真っ暗ですがいつ釣れるかわからないので、釣り続けます。雨が降っているもののひたすら仕掛けを投げて流す、投げて流すを繰り返します。
ただ、誰も釣っていません。

中には群れが入ってくるのを待っていて、誰かが釣ってから釣るという人もいましたね。

ちなみに今日はニンニクチューブも使用しているので餌のほうにも工夫しました。

が、日が出てき始めてもなかなか釣れません。

ただ、UVライトでタコべートを照らしている間に騒がしい音が聞こえてきました!!見てみると、釣り場の一人が、サケを釣っているじゃあないですか!!
ただし、あれもたまたまだったのかそれ以降誰も釣っていません。

朝の5時。もう朝まずめです。誰も釣れていません。すでに帰っている人いました。

今日は釣れないのでしょうか。いやここまでしたのに釣れてもらわないと困ります。

ただし、釣っても、釣っても、釣れません。もう諦めてしまいそうです。いや、諦めるな、まだ10時間くらいある!!そう思いますがもう朝の6時。朝まずめのチャンスタイムは終了しました。
群れは見えるのですが、死にかけばかりで、いても全く仕掛けに目も向けません。仕掛けをガン無視して何もなかったかのように通り過ぎます。

そして朝の7時に。すでにベテランたちは朝まずめが終わったので諦めて帰ってしまっていますし、ほかの釣り人たちも釣りをやめていなくなっていきました。

が、僕はまだあきらめません。ほかの人よりも時間があるからこそのチャンスなのです。

ただし、案の定釣れず、サケが一瞬タコべーを見たが、スルー。これが1回あっただけ。すでに5時間ほど釣っていますが、反応もなし。今の所全体でも2匹しか釣れていませんね。

群れもまた沖に行ってしまったのか、魚さえも見えなくなりました。釣り人もほぼ全員帰宅。残るは僕と数人の釣り人です。

ですが、そこで妙なあたりが。

グググ...

アワセを入れますが、明らかに小物です。いや~君か!!

フグです。フグが釣れてしまうくらいサケはいないのでしょうか?

フグのスレ掛かり

この後もウキルアーとかで試してみましたが、全く釣れる気配がなく、一旦終了。朝ご飯を食べていなかったので、コンビニで休憩しながら飯を食います。
そこで最新の「つりしん」を買って、サケの釣果を見てみると、うん。。。やっぱりここか。。。

この辺なら積丹の古平川ですかね。いや、でも遠いけど噴火湾の伊達漁港とかも...

色々ありますが、まずはここから車で数分の実績がある古平川へ向かいます。

ただ...誰もいない。おそらくさっきの釣り場から移動した釣り人二人しかいません。前は100人くらいいましたが、ほぼゼロ人ですか。。。これには流石に驚きます。

しかも釣り場を呆然と眺めている間にその釣り人たちも釣り場を出ていき、釣り場には一人もいなくなりました。数時間前まで100人もこの釣り場にいたとは思えないです。

釣り場全体で1匹しか釣れなくてもあんなに人がたくさんいたのに誰もいないということは全く釣れないのでしょうか。どちらにせよ、この釣り場では釣れなさそうですね。

そこでもう一度つりしんを見ます。
ん?これは?そう思いながら別の釣果を目にします。ここから少し遠いですが、今はまだ12時なので、夕まずめを狙うにはちょうどいいかもしれません。

あ!!そういえばここが第二候補だった!!と思い出します。ですが、先ほど言ったように問題がそれはここまで行くためだけにだいぶ時間がもかかってしまうこと。しかも、ネットではあまり見ない場所でしたので、少し不安です。

ただし、今回のサケ釣りは今までずっと積丹、小樽方面で釣りをしていましたが、別の場所には行っていなかったということもあり、ここに行ったほうがいい感じがします。しかも、この釣り場の周辺にはたくさん川があり、人も少なそうな感じがするので、夕方はここで勝負しようと思います。

もう昼間の12時です。朝はあっという間に終わってしまいましたね。もう夕方にかけるしかありません。

そんな感じで小樽を通り過ぎて、だいぶ時間をかけながら、ドライブ。小樽や積丹とは景色ががらんと変わりました。雨が大量に降っていますが、大丈夫でしょうか。そんなことを思いながらも、北海道ならではの風景を楽しみます。

雨が降っていますが、景色が積丹とは全く違いますね。ですが、この自然の豊かさのせいなのか、なぜか釣れそうな感じがしてきます。

そして今回のサケ釣り最後であろう釣り場に到着。

雰囲気がいいですね。すごく釣れそうです。

しかも運がいいことに、全く人がいません。これぞ僕が求めていた釣り場です!!人が誰もいないからこそ釣れそう感もありますし、景色も楽しめます。激戦区から移動してきて、人がいない釣り場に行くと、気持ちがリフレッシュされますね。

人が全くいないですし、迷惑にもならないと思うので、1本だけですが、投げ竿を仕掛けてブッコミ釣り(投げ釣り)をしてみたいと思います。
仕掛けは2本針の市販の投げ仕掛けです。

エサはニンニクカツオとイカとエビを使用しています。ということで早速投げてみたいと思います。

だいぶ根掛かりが多かったですが、無事投げ竿を仕掛けることが終了しました

さてさてではウキフカセの仕掛けも作っていきます。エサはニンニクカツオです。早速一投しますが、反応なし。いたら食ってくれるはずなんだけどな~ と思いながらもやはり釣れません。

隣にいた釣り人も今日は全く釣れないから帰るとのことです。先週はいっぱい人がいたみたいですが、もう釣れないと言っていました。
やはり今日はあきらめたほうがいいのでしょうか。
周りの人も釣れていませんね。
ただ、この釣り場しかない。これ以上移動をする時間もないので、ここで粘り続けます。

ほぼあきらめていましたが、投げ竿のキャスト方向を変えた瞬間に竿が怪しく動き始めました。

そして、少し唸ったなと思った瞬間に、竿が海へ持っていかれています!!
ギリギリのところで竿を手に持ち、あわせを入れます!!

すると、明らかに重いです!!絶対魚が掛かっています!!

これは!!

最初はおまつりや波を疑いましたが、これは完全に魚です。

リールはまだ大丈夫でも、竿が見たことがないくらいしなっています。

なんだなんだ!!と思いますが、なかなか上がってきません。
ん?

銀色に輝いている魚体が見えます。あ。外道のデカウグイか。と最初は思いますが、明らかに違う感じがします。

魚体を無事岸に上げることができましたが、果たして正体は。。。

サケだ!!サケだ!!

思わず叫んでしまいます!!

ここ3日間このことしか考えず、ずっと狙っていた夢の念願の魚、サケをついに釣ることができて感慨無量でございます!!ここでこんなことが起きるとは!!

今日朝の3時から釣り始めたかいはあるかどうかはわかりませんが、努力したかいは絶対ありますね。

しかもスレ掛かりではなく、しっかり口に針がかかっています!!

それに重ねて、綺麗に銀色に光っていますね。しかもよく見ていると体高的にもメスではないのでしょうか。てことは、イクラ付きですね!!

最高です!!

初サケが銀ピカのメスです!!

計ってみます。65cm。平均サイズですが、十分です。

これでこの3日間で必ずサケを釣るというミッションを成功しました。ここ2日間断念しましたが、諦めず、休憩もせず釣りをして、最後の最後のもう釣れないかと、諦めかけた瞬間に成功。まさに人生そのものです。
これだから釣りはやめられないんです。北海道での釣りで最も釣りたかった魚、サケを釣ることができて本当に光栄です。

ちなみにこの後も釣り続けましたが、群れがいなくなったからか、なぜか釣れず、せっかくですので近くの釣り場に行くことに。

紅葉の景色がきれいですね。

山に囲まれた風景で全然積丹と違います。釣り以外の場面でも楽しめました。

最初の釣り場へ。写真は撮れませんでしたが、なぜか人がいないなと思ったら、茶色色に濁っており、いかにも釣れない感じがしたので、また移動することにしました。

うん。やはり洪水です。戻るか。ということで、さっきの釣り場に戻ります。

戻るとなぜか波風が強くなっていましたが、まだ釣り人はいますね。

投げ竿をまた仕掛けましたが、やはり群れがいなくなったか、アタリがなく、もともとやる予定だったウキフカセ釣りをします。

ただなぜか釣れず、みんながやっているようにウキルアーを試してみます。

この釣り方でもなかなか釣れず、1匹釣れたからよかったですが、急に釣れなくなりました。
そんなことをしているうちにあたりも暗くなってきました。

さすが北海道。夕日がきれいです。

しかも波と空のコンビネーションが最高すぎます。

夕日はこんなものかと思っていましたが、仕掛けを片付け終わり、帰ろうと上を向いた瞬間に今までに見たことがないほどきれいな景色が辺り一面に広がっているじゃあないですか。

これはきれいですね。しかもこの背景と釣れたサケの写真は今日の思い出すべてを語っているかのようです。

そんな感じで、今回の釣りを終えることができました。この3日間のサケ釣り釣行を振り返りながら帰り、家に着いた頃には真っ暗でした。

今回の釣りはこのサケ釣りへの努力が実を結んだ結果となりましたね。何事も努力をしないといけないということが証明されました。本当にあきらめかけていて釣れないだろうけど投げ竿を仕掛けてみようという判断のおかげで釣れました。釣りであっても、あきらめずに努力することは何よりも大切です。

では早速鮮度が落ちる前に、サケを裁きたいと思います。

家で見てみると、意外にでかい。現場では小さく見えましたが、大きかったです。しかもやはり銀ピカ。これがサケなんですね。

(口が少し裂けているのはフィッシュグリップをアゴにかけまくったから)

そんな感じでずっと釣りたかったサケを観察しながら、銀ピカの腹のほうを見てみると、噂のあの寄生虫を目の当たりにしました。

シーライス(サケジラミ)(ウオジラミ)ですね。(サケ類に寄生する寄生虫)遡上サケに寄生する寄生虫ですが、害はないので、大丈夫でしょう。

鱗も取り終わりましたし、一通り観察もし終えたので、ここからがドキドキ。イクラ確認タイムです。
切った腹を今から開けてみたいと思います。ドキドキします。果たしてどれくらい入っているのだろうか。まずそもそも入っているのだろうか。

オープン!!

おー!!入っている!!でも思ったより少ないですね。

いや!!待てよ!!まだ入っている(奥にも)

腹を切るときに、イクラを潰さないようにと手前のほうだけを切ったので、奥のイクラが見つけられなかっただけでした!!

でもたくさん入っています!!これこそ僕が求めていたものです!!

慎重に取り出します。

よし。いい感じに取れましたね。では早速これでイクラを作っていきたいところですが、まずは魚を裁かないといけません。

少し苦労しましたが、無事さばき終えました。

切り身やアラを一旦冷蔵庫に保存しておき、イクラに取り掛かります。

まずはお湯でほぐします。(黄色いけど心配なし)

そして、ほぐし終えましたら、膜などを取り除き、洗って、ザラに移して水気を取ります。
そしてついに醬油につけて完成。

もう深夜なので、料理はすべて明日食べる予定です。イクラの醬油付けは一週間持つので、イクラも後日食べる予定ですね。

そして翌日に。まずは冷蔵庫を開けるたびに食べたくなっていた、イクラを食べます。
ご飯にこのキラキラした宝石を贅沢にたっぷりかけます。

う、うますぎ!!イクラがプチっとはじけて、口の中でとろける感覚がたまりません。しかもこのイクラのご飯とのコンビネーションは今まで食べたものの中で最もおいしいかもしれません。
ちなみにこの後はこのイクラが完全に病みつきになってしまい、切り身と同じくらいの量がありましたが、気づいたら食べ終わっていました。

では次に身やアラの方もいただきます。まずは定番の塩焼きから。

少しだけ焦がしてしまいましたが、大丈夫でしょう。あともう一つ、身の色が薄いですが、味はどうなのでしょうか。
まず一口。味は問題なし。身の色が少し薄いことには関係なく、ものすごく美味しいです!!ちゃんとサケ。スーパーで買ったようなサケです。そしてほくほくでふっかふかの身をすべて完食。一瞬でした。これは正直言って今まで食べたサケの塩焼きの中で一番美味しかったかもしれません。

次にまたもや定番のムニエル。

これは普通においしそうです。いい感じに出来上がりました。早速一口。塩やコショウなどのスパイスの味が効いていて最高です。外はカリッ、身もふかふかで普通においしかったですね。

では腹がいっぱいになってきましたが、鍋の方もいただきます。石狩鍋ですね。北海道ならではの料理です。

うん。旨そう。アラも利用したので、いい感じにダシも出ているでしょう。
早速いただきます。うん。美味しい。特に汁がうまいです。身のほうもいただきます。
普通に美味しい!!体も冷えていて風邪気味だったのでこの料理で無事体を温めることができました。サケは健康にもいいですね。

汁物と来たら、そう。お味噌汁。この鍋のだしを利用しながらも、味噌汁も作ります。

まずは一口。
。。。体がポカポカする~!!最初の一口ですでにサケの味噌汁の世界に吸い込まれてしまいました。なぜか鍋よりも味噌汁のほうがサケの味がしますね。

1日でこんなサケ料理が食べれるとは贅沢なものです。これ以外にも数個か切り身が残っているので、それは冷凍して来週のために取っておきます。

この1週間で、サケではないですが、2回ほど釣りをして、ついにサケを解凍していただくことができる日が来ました。

塩焼き、ホイル焼きと鍋にする予定です。

まずはまたですが、塩焼きから。美味しそうにに出来上がりました。

2回目ですが、また塩焼き。またもや旨そう。早速ひと口。ふわふわでおいしすぎます。ほくほくのふっわふっわです。

次にサケの定番洋風料理、ホイル焼きです。

バターをたくさん入れすぎたかもしれませんが、無事おいしそうに出来上がりました。

ひと口。これは!!一番おいしいかも!!キノコやバターの味が染みついているおかげで、ほぼ味がないサケの本当のうまみを出すことができました。最高においしく、バターを入れすぎたのは事実ですが、おいしくいただくことができました。

最後(今回の最後のサケ料理)に鍋をいただきます。

前も鍋をいただきましたが、体も温まるので、またもやいただきます。

まずはひと口。うまい!!少し身が固めですが、おいしいです。ただ、鍋の汁選びを間違えたかもしれません。魚ではなく肉用の汁を買ってしまったみたいですね。ただし、サケはまだおいしかったですし、無事完食しました。

こんな感じでサケ丸々1匹すべて食べ終わることができました。

本当にサケが釣れてよかったですし、北海道での釣りの大きな夢を叶うことができてよかったです。こんな感じで3日間のサケ釣りの旅は終わり、無事目標を達成できたとのことでした。

ちなみに次回からはサケ釣り以外の釣りもするので、楽しみにしていてください。これからも北の大地、北海道の釣りを楽しみたいと思います。

ということで

ではまた~!!

次回の記事も楽しみにしていてくださいね~!!(^^)


今回のサケ釣りに利用したタックル

ウキフカセ、ウキルアー釣り

ロッド:シマノ23ディアルーナ100MH
リール:シマノ19ストラディック4000XG
ライン:シマノピットブル8 2号
リーダー:ナイロン20lb
仕掛け:ウキフカセ、ウキルアー 
エサ:ニンニクカツオ、イカ、エビ

ぶっこみ釣り、投げ釣り

ロッド:投げ竿30号
リール:ダイワクロスキャスト5000番
ライン:ナイロン6号
仕掛け:サケ用ブッコミ仕掛け
エサ:ニンニクカツオ、イカ、エビ


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