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誰もが釣りたい憧れの魚、北海道の主、幻のイトウの釣り方について解説!!意外に簡単に釣れる!?

どうも龍キング釣りです。今回は北海道の伝説でも有名なあの幻のイトウの釣り方等について詳しく説明していきたいと思います。イトウは、かの有名な日本三大怪魚で、釣り人ならだれもは必ず一度釣ってみたいのです。それも伝説の幻の怪魚として知れている上、北海道の主としてのあのカッコイイ見た目がたまらないからです。ちなみに幻と言われる理由は3つあります。まず現在は北海道のみに生息していいることと、個体数が減少していいること。そしてなかなか釣れないというのがその理由になります。見てわかる通りなかなか釣れません。なので釣れた時の達成感は今まで以上でしょう。
そして今回はこの日本三大怪魚を代表する存在と言ってもいい、イトウの釣り方についてしっかり解説していきたいと思います。


1.イトウについて

イトウ千歳水族館

イトウの分類:
サケ目サケ亜目サケ科イトウ属

イトウの学名:
Hucho perryi

イトウの名前の由来:
イトウは和名の「糸魚」からきており、サケ科の中でも体が糸のように細く、全長に対して体高が低いため、糸の魚として知られています。生殖活動後のやせ細った個体が多いため、このように知られたとされていますね。
学名のほうの perryiという言葉は実際にペリーの黒船が函館に立ち寄った際にイギリスの生物学会にイトウの存在を報告したことが原因だとされています。イトウにもいろんな漢字がありますが、最も人気でよく知られている漢字は 「魚鬼」 と、魚辺に鬼と書きます。鬼のような魚ということですね。

イトウの種類:
イトウは実はタイメンの仲間です。ちなみに世界にはタイメンの仲間がなんと5種類もいます。タイメンと聞けばモンゴルやロシア付近に生息しているあの有名な巨大魚が頭に浮かび上がってきますが、実はあの魚はアムールイトウとしても知られています。ただし、アムールイトウとイトウは種類が同じでも少し違いがあります。例えば、形、模様や色が違いますし、一番の違いは生息地です。イトウは日本やサハリン近辺のみに生息しています。ただ、アムールイトウ(タイメン)はモンゴルやロシアに生息しています。それでもイトウはタイメンの仲間というのには変わりはないですね。つまりイトウは国内の怪魚だけではなく世界の怪魚でもあるわけです。そんな怪魚が国内で釣れるなら、そりゃたまらないですよね。

イトウの分布:
先ほど言ったようにイトウは主に日本にしか生息していません。それも北海道のみです。昔は本州にも生息していたみたいですが、現在は本州の個体はすべて絶滅しており、今は北海道のみに生息しております。ただし、行くことは難しいものも、サハリン付近の離島や沿岸にも生息しています。
ちなみに管理釣り場なら本州でも釣ることができますが、天然物とは格別です。皆さんも一回は北海道の本場のイトウを釣ってもらいたいです。

イトウのサイズ:
イトウは昔は2m近い個体もいたみたいですが、現在は1mで大きいとされて、平均が70~90cmほどです。大きい個体は主に下流や海に生息していて、小さい個体は上流や中流に生息していますが、遡上期間なら大きいのでも上流域で釣れるので、実際はどこでも大物が釣れる可能性はあります。ただし1mの壁は高く、難易度も物凄く高いので、釣り人たちは毎日夢を見て釣り場へ訪れます。ちなみにイトウは1mになるまでに何と10から15年もかかる寿命が長く、成長が遅い魚なので、リリースを試みたいですね。

イトウの食性:
イトウは小さい個体ならアメマスやクマなどに食べられてしまうこともありますが、平均サイズである70cmから90cmほどのイトウは北海道の淡水の植物連鎖の頂点に立ちます。エサはピンキリで水生昆虫から小鹿まで食べてしまうこともあるそうです。基本は魚ですが、ネズミ、カエルやヘビの食べることもあり、アイヌの伝説ではクマも丸ごと飲み込んだことがあるとかないとか。

イトウの生態:
イトウは主に冷水を好みます。アメマスなどと同じく、産卵後も生き残り何度も産卵します。サケやマスなどの他のトラウトと同様に海と川を行き来して生活します。産卵期は4~5月の終春で、基本的に上流域で行われます。産卵は何度かに分けて、産卵時には約5、000から10、000個の卵を産みます。生息する川は上流と海を行き来できる人工物の無い川で、主に流れが緩やかで広い湿原河川に生息しています

イトウの特徴:
イトウには丈夫なアゴがあり、鋭い歯を持ちます。全体に黒色の点があり、魚体は黒、茶色、ベージュ、白、紫や赤色をしています。特に婚姻色になると赤色が目立つようになります。しかも、大きい個体は丸田のように細い体に似合わないほど分厚く、太くなり、いかにも怪物を思わせる魚です。しかも日本の淡水魚で最も大きいと言われているその大きさが特徴的で、北海道の十勝川ではなんと2.1mの超巨大イトウが確認されているみたいです。

イトウの生息地(釣り場):
イトウは先ほど言ったように海と川を行き来する魚です。川ならダムなどの人工物がなく、ある程度水深があり、広めで、流れが緩やかな湿原河川などの川に生息していて、海ならそういった川の河口の近くにいます。ただ、イトウは朱鞠内湖などの湖にも生息していて、その場合は湖を海に例えて、その湖に繋がっている河川で産卵をします。北海道のイトウ釣りで人気な釣り場の中には、道北の朱鞠内湖、猿払川や天塩川や猿払サーフがあります。道東なら湿原河川である釧路川や付近の河川などで釣れています。

イトウは本州でも釣れます。が、それも管理釣り場だけです。やはり天然のイトウは北海道だけでしか釣ることができません。

イトウ釣り時期、時間:
イトウは全シーズン釣れますが、主に5月から11月が釣期となります。やはりマズメ時は逃せませんが、朝から夕方までならいつでも可能性はあります。夜釣りは禁止されている釣り場が多いのに重ねて、クマなどの危険性があるためあまり夜釣りはしません。

イトウはなぜ幻なのか:
イトウは絶滅危惧種に指定されています。だから幻と言われているわけですが、それにはたくさんの理由があります。まず、河川構造物が増加していること。イトウは必ず上流域で産卵を行うため、ダムなどの人工構造物があると、上流まで遡上、つまり産卵することができなくなってしまいます。さらに、人工物のせいで段差などができたりして、産卵にふさわしい場所がなくなってしまうこともあります。次に、イトウが生息しにくい川が増えていることです。先ほど言ったようにイトウは流れが穏やかな湿原河川に生息しますが、そもそも湿原河川は日本には少ないので、イトウがまず生息できる川が限られていることも理由の一つとされています。そして次に、河川の直線化が原因とされています。イトウが好む川は緩やかな曲線を描いて流れる大きな川や、勾配のなだらかな湿原なため、真っ直ぐな川には生息が難しいと考えられます。
さらに、イトウは成長スピードが遅いのも個体数の減少に関係しています。このように生息地の減少に加えてイトウの成長スピードが関係して幻になってしまったわけですね。皆さんもイトウを守るために釣れたイトウはリリースを心掛けたいですね。

イトウの伝説:
イトウの伝説はたくさんあります。一つ目の伝説はこう語られています。狩人が熊を追っていたところその熊が然別湖に飛び込み、突然ブクブクと沈んで見えなくなってしまいました。そして狩人が何が起きたのかと船で確認しに向かいますが、そこにはなんと四、五十メートルもあるイトウが熊をのどに詰まらせていたというのです。さらにまだまだ伝説はあります。時は1937年。十勝川でなんと2.1m、26kgにもなる巨大イトウが捕獲されました。他にも色んな伝説を残してきたイトウは現在も謎に包まれているUMA、タキタロウの伝説のモデルにもなったとされています。
この伝説が全部本当かは分かりませんが、伝説になるほどのビジュアルがあったということは間違いないですね。

2.イトウの釣り方

イトウはルアー釣りが基本。海や大、中規模河川でのイトウ釣りはまさにシーバスフィッシングを思わせます。流れが速めな渓流でのイトウ釣りは普通のトラウトのルアーフィッシングのようで、小規模河川でのイトウ釣りはバス釣りのような感覚で楽しめ、湖のイトウ釣りは湖でのバスとトラウト釣りが混ざったような釣りになります。
まさにすべてのルアーゲームフィッシングが合わさったような釣りですね。
このように非常にゲーム性の高い釣りですが、見てわかる通り、フィールドによって釣り方が少し異なります。

では今からフィールドごとに釣り方を解説していきたいと思います。

1.海イトウの釣り方

ポイント
基本海でイトウが釣れる場所は、イトウが釣れる河川の河口付近のサーフです。有名なのは道北の猿払周辺ですね。漁港でも釣れないことはありませんが、漁港だと釣れても水面まで遠いので魚が傷付いてしまうのに重ねて、実績もないので、釣るならサーフです。

ルアー
ルアーは海ならミノーやスプーンが基本。飛距離が出せるものがおすすめです。ジグでも釣れることがあります。

釣り方(コツ等)
海イトウはシーバスフィッシングや、本州のアングラーにはあんまりピンと来ないかもしれませんが、海アメや海サクラのような釣りになります。
海の場合コツは特にないですが、場所移動が重要だと思います。回遊待ちの釣りなので、移動をする必要はないものの、少しでも多くチャンスを手にしたい場合は場所移動を重視したほうがいいでしょう。さらに、イトウの餌となるベイトフィッシュが多くいるエリアで釣ることがいいでしょう。そして底をとり、底付近を引くようにして釣ることもものすごく重要です。

2.湖イトウの釣り方

ポイント
湖イトウで有名なのは人造湖である朱鞠内湖などですが、意外にどこでも釣れちゃいます。札幌市から最も近いものでいえば釣れるサイズは小さいですが、さっぽろ湖が有名ですし、かなやま湖などの湖でもイトウが釣れると言います。
イトウは川と海を行き来して生活するはずの魚ですが、もともとイトウが生息していた川にダムが作られ、湖になったため湖にも生息しているわけです。産卵は主に湖につながっている川で行います。朱鞠内湖などの人造湖はイトウの放流によってイトウが生息しています。さらに、イトウが生息する川に繋がっている沼などでもイトウは釣れます。なので、湖もイトウ釣りの名所なのですね。
ちなみに特に朱鞠内湖などのイトウの資源保護に取り組んでいる場所は厳しいルールがかけられているので、必ず守りましょう。

ルアー
ルアーはやはりミノーかスプーン。大型ミノーには大型イトウが期待できますね。あと、湖の場合は夏季ならセミルアーも重要になりますし、ビッグベイトやネズミルアー、ジョイントミノーに蛇ルアーも使用します。蛇のルアーなんかを使用するなんてロマンがある釣りですね。

釣り方(コツ等)
湖のイトウ釣りは湖トラウトや湖のバス釣りが混ざったような釣りです。コツとしては海と同じく回遊を待つこと。そして場所移動が重要になります。さらに、カケアガリ、障害物や川の流れ込みを意識して釣ると釣果アップが期待できます。ちなみに湖の近くにある河川もイトウが釣れる可能性は十分あるので、忘れずに探りましょう。そして、イトウは案外岸付近を回遊していることが多いです。そのため不意なウエーディングは控えて必ず岸周りも探るようにしましょう。最後に、これはイトウ釣りならポイントに限らず、底を引くようにして釣ることも重要です。
ちなみに湖ならではのイトウ釣りとしては冬季の氷上イトウが人気です。ワカサギを餌にした泳がせ釣りですが、氷上からメーター近くあるイトウを釣るのはロマンがありますね。

3.河川イトウの釣り方

ポイント
これも意外にどこでも釣れちゃいますが、あえて言うとやはり道北か道東でしょう。道北なら猿払川、猿骨川、声問川や天塩川、道東なら釧路湿原(釧路川)や別寒辺牛川に斜里や根室方面などの湿原河川に生息しております。やはり河川構造物が少なく、流れが穏やかで、緩やかな曲線を描く湿原河川などに生息しているといえますね。下流から上流域の全てのエリアに生息しています。

ルアー
ルアーはやはりミノーかスプーン。ただ、特に湿原河川や沼地エリアの場合、ネズミルアーや蛇ルアーも有効と言えます。ビッグベイトも使えます。ドジョウやヤツメウナギがメインベイトの場合はジョイントミノーも実績が高いですね。ワームも使うことがあります。

釣り方(コツ等)
河川でのイトウ釣りでは、大、中規模河川ならシーバス、渓流ならトラウト、小規模河川ならバスを釣っているような感覚で楽しめます。
川は湖や海とは違い、回遊待ちの釣りではないので、コツとしてはランガンをすることでしょう。場所移動は大事な手段となります。大型河川ならまだしも小規模河川なら沢登り感覚の釣りと言ってもいいくらいです。次にドン深ポイントを探ることです。イトウは深みに付いていることが多いので、急に深くなっているポイントも逃せません。そして護岸や障害物周りを探ること。障害物や護岸にはよくイトウが付いていることが多いので、障害物等があれば探りたいです。しかも、イトウは意外に岸付近にいることが多いので、岸際を探ることは絶対に忘れないようにしましょう。さらに、重要なコツとしてはルアーを底付近を引くようにして釣ること。ルアーを浮かさずに、底を丁寧に探るというのはイトウを釣る重要なコツにもなりますね。

3.イトウ釣りのタックル

普通のトラウトタックルなんかだと掛かった瞬間にラインブレイクするか、ドラグが何十メートルも出されて、下手したら竿が折れてしまうでしょう。なので、基本はシーバスタックルや強いバスタックル等を利用します
では今から詳しく紹介していきたいと思います。

ロッド:

ロッドは海、湖と大、中規模河川なら8から10フィート程のシーバスロッド(パワーMからH)がいいでしょう。イトウにも使えるパワフルなトラウトロッドもあるので、そういったトラウトロッドならパワーMHからXHほどのものすごく強いものを選びましょう。小規模河川ならパワーXH以上の強いバス用のタックルや雷魚タックル等がおすすめです。

こちらはシマノさんから発売されているハイエンドロッドのワールドシャウラシリーズの中でも最もパワフルなモデルです。ワールドシャウラドリームツアーエディションの2832rsー2は海や湖それに大規模河川で活用できます。メーター級のイトウがかかっても心配なし!!他にも2832rsー2や2752rsー2なども利用できます。

怪魚用ベイトロッド専用メーカーのフィッシュマンですが、このモデルは小規模河川などでのイトウ釣りに適したベイトロッドです。メーター級のイトウが掛かってもその十分なパワーで魚の引きを止めることができます。

リール:

リールは大、中規模河川、海や湖ならスピニング小規模河川ならベイトリールがいいでしょう。スピニングリールは4000から5000番ほどがいいですね。ベイトリールならバス、雷魚やナマズ用のものがいいでしょう。ベイトリールなら使用するラインに適したものを選びましょう。

スピニングリールで4000番から5000番であればどんなものでもいいですが、やはり高性能のシマノが誇る高級リールの、ステラを使いたいですね。

ベイトリールなら雷魚用やバス用がおすすめですが、その中でも最も適しているリールといえるのがこのカルカッタコンクエスト。巻く糸によって番手が変わるので、そこのところは自分が使用する糸で選びましょう。

ライン:

ラインは基本PE1.2号から2号程にリーダー20lbから25lbでしょう。ただこれは海、湖や大、中規模河川で使用する場合の話です。ただし、狭い河川だと障害物も多く、雷魚、ナマズやバス釣りのようなスタイルになるため、太めの糸が好まれます。そのため小規模河川ではPEなら3号から8号ほどがいいでしょう。なお小規模河川ではナイロンラインをメインラインにすることもおすすめします。そうであればナイロン40lbから80lbですね。ちなみに太いPEならリーダーは必要ありません。

おすすめできるPEラインはシマノさんから発売されているピットブルシリーズです。4本編みは根ズレにも強いのでイトウ釣りに適しているといえますね。

ヤマトヨテグスさんのリーダーです。16~25lbまであるので、イトウを釣るためのリーダーとしては丁度いいです。

ルアー:

ルアーは前も言いましたが、基本スプーン、ミノーとトップウオータールアーそしてワームを使用します。スプーンは10gから30gほど。ミノーはフローティング、シンキングとジョイントミノーで、サイズは90mmから180mm、トップウオーターはネズミや蛇の形をしたものやビッグベイトに、ソフトルアーはテキサスリグなどのバス用のワームなどですね。イトウは思いのほか小さなベイトを捕食していることも多く、そしてその反面に大型魚や小型哺乳類なども捕食しているかもしれません。いずれにせよルアーケースには大小様々なルアーをしまっておきたいですね。さらに、イトウのベイトには小魚、ウグイ、アメマス、カレイ、ドジョウ、水生昆虫、陸生昆虫、ネズミ、蛇、カエル、水鳥や小鹿など様々です。なので多種類のルアーを持っておきたいです。

スプーンならダイワさんの名作ルアーであるチヌークがおすすめです。4g程度から25gまであります。スプーンの中でもお手ごろな価格で買えるので、数もそろえることができます。

海イトウを狙うならこれ。海アメや海サクラ用に開発されたルアーですが、海イトウを狙う際にも十分使えます。湖イトウにも効果的かもしれませんね。

ラパラシリーズは河川を中心に湖などのフィールドでのイトウ釣りを代表するミノーです。こちらはフローティングタイプですが、シンキングやジョイントタイプもあります。サイズは9cmから18cmなどさまざまなサイズをそろえたいです。

イトウは口が大きく、小さな個体でも普通のワームは丸吞みしてしまいます。そこで非常に大きなワームが必要になります。こちらの商品は20cm程のワームなので、イトウにワームを飲み込まれずに済みます。ただし、7インチや6インチ(15cm~18cm)程のワームでも十分釣れます。

イトウ釣りではビッグベイトも有効です。特にイトウのベイトフィッシュがウグイやマスであれば、ビッグベイトが一番でしょう。使用するのはバスやシーバス用のビッグベイト。サイズは170mmから300mmですね。アメマスなどを捕食している場合は300mmでも普通に釣れます。この商品は175mmなので基準サイズといってもいいですね。

先ほども言ったようにイトウにはネズミルアーも使えます。そこでネズミを再現したこのようなトップウオータールアーもおすすめします。ほかのルアーにスレたときに使えるかもしれませんね。
他にもこのようなトップウオータールアーであれば夏の湖で使えるセミルアー、大型狙いの蛇ルアーや鳥ルアーにフロッグなどの使用もおすすめします。

4.イトウの釣り場

では今からイトウにおすすめできる釣り場を紹介していきます。

河川のイトウ釣り場


1.猿払川

イトウの聖地と呼ばれるのに最も相応しい河川である、猿払川です。下流から上流域までイトウの名所として知られているのに重ねて、猿払川に繋がっているポロ沼や河口付近のサーフでもイトウが狙えるまさにイトウのメッカです。猿払川に行けば、イトウがこんなに簡単に釣れる!!と驚いてしまうでしょう。遠征する価値あり。ちなみに近くの猿骨川や声問川でもイトウの実績があります。
猿払川ではイトウの保護が行われているので、必ずリリースしましょう。写真撮影等も水中で。針もバーブレスのシングルフックを使用することを心掛けたいです。

2.天塩川

こちらも道北の河川。オホーツク海に面している猿払川とは違い、天塩川は日本海に面しています。日本で4番目に長い河川で、北海道では2番目に長い河川として知られています。そんな天塩川ですが、イトウ釣りでも知られています。猿払川と比べると釣れませんが、大きい川であるだけまさかの大物が釣れるかもしれませんね。

3.釧路川(釧路湿原)

釧路川(釧路湿原)や、別寒辺牛川などの近くの湿原河川もイトウ釣りで知られています。先ほどまでは道北の釣り場を紹介しましたが、個体数は少なく、サイズはあまり期待できないものの、道東イトウは釣れた時の喜びがたまらないでしょう。さらに、道東ではイトウ以外にもアメマスの聖地でもあるので、同時にアメマス釣りも楽しめるでしょう。

湖のイトウ釣り場


1.朱鞠内湖

湖でイトウを狙うならここ。イトウ釣りの1級ポイントです。猿払川よりも釣れると言ってもいいくらいです。さらに朱鞠内湖なら冬場でも氷上のイトウ釣りが楽しめる、まさにイトウの聖地です。朱鞠内湖は人造湖ですが、イトウの保護に取り組んでおり、ルール等もあるので必ず守りましょう。ただ、イトウの保護に取り組んでいるからこそイトウが釣れるわけですね。ちなみに、朱鞠内湖では最近クマによる事件もあったためクマには必ず気を付けましょう。鈴、ラジオ、スプレーは必需品です。というわけで皆さんも気を付けて朱鞠内湖ではイトウを釣っちゃってください。

2.金山湖

普段は河川に生息しているはずのイトウがどうして湖にも生息しているか。それはかつてイトウが生息していた川にダムが作られてしまい、そのダムにイトウが閉じ込められてしまったから。
前そのようなことを言いましたが、金山湖がまさにその湖でしょう。金山湖はダム湖で、イトウの実績もあります。札幌市からは比較的に近く、アクセスしやすい釣り場ですので、初心者にもおすすめできます。ただ朱鞠内湖などのイトウを放流して保護している湖と比べると圧倒的に釣れにくく、難易度も結構高いため、釣れた時の喜びは大きいでしょう。この湖でも氷上イトウ釣りができます。

3.さっぽろ湖

札幌市から最も近いイトウ釣り場です。なんと車で1時間もかかりません。そんな札幌湖ですが、サイズは小さいものの、イトウの実績は高いです。初心者におすすめできる釣り場ですね。この釣り場もダム湖で、かつてイトウが生息していた川にダムができて作られた湖であります。さらに、同じく冬場の氷上イトウ釣りも楽しめます。イトウが釣りたいっていう人はまずさっぽろ湖から始めてはどうでしょうか。

海のイトウ釣り場


1.猿払川河口サーフ

海イトウが釣れる場所は限られています。それも北海道の道北オホーツク海だけで釣れます。その中でも猿払周辺のサーフで良く釣れています。猿払川はイトウのメッカとして知られていますが、海イトウを狙うなら猿払川河口付近のサーフが一番です。

2.猿骨川河口サーフ

先ほども言ったように海イトウの釣り場は結構限られています。なので、実際は猿払のサーフならどこでも釣れますが、その中でも猿払川河口サーフの次に猿骨川河口サーフをおすすめします。猿骨川もイトウ釣り場として人気ですが、そこの河口付近のサーフでも良く釣れます。なお、実際は猿払周辺のサーフであればどこでも可能性があります

5.イトウ釣りをするにあたって

皆さん、イトウは現在も絶滅危惧種とされています。さらに本州の個体はすでに絶滅しています。イトウは日本固有種の魚です。そのため、イトウを保護することは非常に大切なことです。皆さんもイトウの保護に少しでも取り組んでくれたら幸いです。このように保護を始めたおかげで最近イトウの個体数も、小さいですが、徐々に増えてきています。釣り人としてはイトウを釣るだけではなく、永遠に釣り、そして自然を守るためにイトウの保護をしたいところです。イトウの保護は今すぐできなくても、環境保護をすることでイトウの増加にも影響があると思うので、自然破壊になる釣り場のゴミを拾うなどの小さいことから始めてみてもいいと思います。
さらに、やはりイトウはリリースを心掛けたいです。イトウを守りたいという本心があるなら、リリースは必ずするでしょう。イトウは釣っても水中の中で写真撮影から長さの測定までの全てを行い、リリース時も弱らないように優しく自力に泳ぎだすまで支えてあげましょう。そして、このようにしてもやはり針をかけられて体力を使ったイトウは弱ります。なので、釣りすぎも注意したいところです。その上、ランディングネットは魚を傷めない大型のラバーネットで、針はシングルフックそしてバーブレスのものを使いたいですね。
我々釣り人も自然があるからこそ釣りができるわけです。イトウを釣るのであればこれ以上減少しないようにしっかりそういったことを守り、できれば保護にも協力しましょう。イトウが幻ではない日もいつか来るといいですね。

6.イトウ釣りのまとめ

イトウは誰もが憧れる怪魚です。幻の怪魚と呼ばれ、日本固有種の淡水魚では最も最大です。さらに、その怪魚的なかっこいい見た目をしているうえ、引きも非常に強いです。しかも、全てのルアーゲームが混ざったような釣りで、フィールドはまさに北海道を思わせる大自然が広がる湿原、湖、サーフや河川です。
正直言って、こんな釣りはイトウ釣りしかないでしょう。イトウ釣りはまさに最強のルアーゲームです。
ただ、皆さんももう知っていると思いますが、幻の魚と言われている末、難易度は非常に高いです。それでもわざわざイトウの聖地まで遠征し、毎日竿を振り続け、努力をしてついに釣れた時の達成感は今までにないほど最高な瞬間でしょう。皆さんにも是非それを味わってもらいたいです。道外の方、北海道へイトウ釣りのために遠征する価値大です。

しかし、やはりイトウは絶滅危惧種です。本州ではすでに絶滅しています。皆さんもイトウが生息する釣り場を荒らさないように、ごみは必ず持ち帰り、ルアーロスも注意して基本しないようにしましょう。他にも自然を荒らすような行為は絶対しないようにしてください。イトウが幻になった原因は主にその生息地の変化の原因です。生息地をそのままの状態に保つようにしましょう。
これに付け加えると、イトウの保護にも協力すること。イトウの個体が少しでも減少しないように保護をすることは釣り人として重要なことだと思います。
そして、最後にイトウを必ずリリースすること。それも優しくなるべく早くリリースするようにしましょう。ルール上、イトウは持ち帰っても、リリースしてもどちらでも構わないのですが、先ほど言ったようにイトウは絶滅の恐れがある魚で、北海道のみに生息しています。そのため、リリースを心掛けたほうが絶対にいいでしょう。本当に釣りそのものが好きであればリリースは必ずするでしょう。

以上、イトウの釣り方等について解説しました。皆さんの役に少しでも立ってくれたら幸いです。ということで皆さんも北海道の主、イトウを釣りに行ってはいかがでしょうか?もしかしたら2m超えの大物があなたを待っているかもしれませんよ。

ということで

ではまた~!!

次回の記事も楽しみにしていてくださいね~(^^)

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