なわばり=権利の相互尊重

なわばり=権利

・他者を排除するなわばりは、生存・繁殖のために不可欠。
・人権や私有制度は、なわばりの概念を制度化したもの。
・定住して農業(=生産活動)を営むようになると、人間にとってなわばり(耕作地、居住地、水)の重要性が増す。
・他の動物と比べて人間は、広い排他的スペースをつくる。
なわばりと、そこから獲得された資源の帰属の社会的な認知から、私有制度、相続制度が発展。
・他の動物にはない高い知能・言語能力・道具の使用、継続的な生産活動が、人間社会独特の複雑ななわばりの概念を発展させた。

集団、組織

・集団、組織に属することで相互依存、生存・繁殖に有利。
・人間は集団内のコミュニケーションに言語を使う。
・個人だけではなく、群れ・集団・組織もなわばりがある。
・集団内に序列ができる。
・集団、組織の力が大きいと、個人は集団に過度に従属、依存。
・集団、組織に属さないと不安になりやすい。
・集団、組織が消えて無くなるリスクもある。

支配&被支配、ピラミッド社会

・文字を発明すると、知見の蓄積、技術の向上をもたらし、集団内の決まり事を言語化・文字化したものが法律の始まりとなり、高度な分業体制を構築、大きな組織の運営が可能に。
・富(資源、お金)を増やすために、なわばりを拡大、他人に働かせる。
・分業体制が発展し、お金を介した交換活動(=経済)が活発になると、多くの人はお金のために働かざるを得なくなる。
・支配する人たちが自分たちに都合のいいルールを社会全体に押し付け、序列を形成。
富の配分を巡って、少数の支配する人たちと、圧倒的多数の支配される人たち。
・私有制度が、富の配分を使った支配&被支配をサポート。
・富、利益を求めてなわばりを拡大しようとすると、様々な利害の対立が起きやすい。
・支配する人たちが支配される人たちの権利(なわばり)を制限・軽視。
・支配&被支配が、差別・貧困・格差・戦争・環境問題など多くの問題を生み出す要因。
・支配者にとって、被支配者が団結して抵抗することがリスク。
・お金と武力が支配の道具。
獲得した資源やお金の配分、武力(暴力)を利用して、他の人たちを継続的に支配

なわばり=権利の相互尊重、日本国憲法の記述

日本国憲法 第十二条 
この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によつて、これを保持しなければならない。又、国民は、これを濫用してはならないのであつて、常に公共の福祉のためにこれを利用する責任を負ふ。
・「公共の福祉」は他者の権利の尊重という意味、お互いなわばり(権利)を尊重して社会を運営していくこと

まとめ

①他者を排除するなわばりは、生存・繁殖のために不可欠。
②人権や私有制度は、なわばりの概念を制度化したもの。
③高度な知能・言語能力、道具の使用、生産活動、通貨の使用などが、人間の複雑ななわばり・権利を形成
④富&武力による支配&被支配の社会構造➱少数の人たちが自分の利益を優先、他の人たちの・権利を軽視・制限
⑤富の偏在、差別、貧困、紛争、環境問題、などにより、少数の人たちが利益を得、多くの人が不利益を被る社会問題の顕在化
⑥お互いのなわばり・権利を尊重しあって、社会を運営することが重要。

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