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小説の書き方メモ

私は長年、小説を書いてきた。

今もバリバリ書いている。(最新作はここで読めます)

というわけで、このあたりで私なりの小説の書き方を文章にまとめておきたい。

さて……。

小説執筆にはさまざまなタイプの力が使われる。

さまざまなレイヤーに散らばるその各種の力を、便宜上、心技体という三つの項目に分ける。

心=創造したいもののイメージを想像する心の力。

技=実際に小説を書くための各種のテクニック。

体=執筆力、継続力、体力を身につけ維持するためのシステム。

効率よく小説を書くには、この三つの力をバランスよく整え開発していく必要がある。

いわゆる小説の執筆術は、『技』の部分にフォーカスしたものが多いが、どれだけ技を磨いても、そもそも創造したいものをイメージする心の力が無ければ意味がない。

同様に、想像したイメージを物理的な表現に落とし込んでいく実行力、継続力、体力がなければ、いくら素晴らしい技があっても役に立たない。

また逆に、ある程度の技がなければ、想像力や体力がどれだけあっても人に伝わる作品を書き出すことは難しいだろう。

よって心技体というそれぞれの領域をバランスよく開発していく必要がある。

以下は心技体、各項目についてのもう少しだけ詳しいメモ。

心の力を開発する方法

・自分が創造したい作品のハイライトを想像する。(この際、できるだけ思考は止める)

・自分の創作物が完成した状況を想像する。

・自分の創作物が社会に受け入れられている状況を想像する。

小説執筆に役立つ技

・キャラ=ギャップを作る。

・ストーリー=ヒキを作りつつも、各部分の論理的なつながりを維持する。

・文章=各シーンにひとつ、何か具体的な(つまり抽象的、一般的なものではない)目につくアイテムや地名を入れる。

小説執筆の体力を養うシステム作り

・肉体のコンディションを整える習慣を持つ。

・精神的エネルギーを補給し続ける習慣を持つ。

・アウトプットのための環境を作る。

各項目それぞれについて細かく説明したいところですが、今日はとりあえずここまでにします。お読みいただきありがとうございました。

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