滝本竜彦

作家。『ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ』で第五回角川学園小説特別賞を受賞、同作…

滝本竜彦

作家。『ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ』で第五回角川学園小説特別賞を受賞、同作はラジオドラマ化、映画化、コミック化される。次作の『NHKにようこそ!』はコミック化、アニメ化され世界的なヒット作となる。その他、『超人計画』『僕のエア』『ムーの少年』『ライト・ノベル』がある。

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最近の記事

今日の漫画 『ツマヌダ格闘街』

https://amzn.to/3IEEFpw ツマヌダ格闘街を五巻まで読む。 格闘で町おこしをしているツマヌダという架空の街を舞台とした格闘漫画。 イラストレーター志望の主人公(普通のオタクっぽい男)が、ひょんなことからドラエさんという古武道に精通しためちゃくちゃ強い女性に稽古をつけてもらって強くなり、このツマヌダという街の格闘リーグで頭角を表していくというストーリー。 ちなみにドラエさんはいつもメイドの格好をしており、髪は青くその外見は綾波レイによく似ている。他に

    • 今日観たもの ボバ・フェット五話

      私はスターウォーズが好きです。 てなわけで今日はスターウォーズのスピンオフ、マンダロリアンのさらなるスピンオフ? ボバ・フェットの5話を観ました。 これまでの話では、スターウォーズ本編で謎の悪役かと思われていたボバ・フェット氏が、実は銀河でも有数の聖人のごとき善の心の持ち主であることが描かれていました。ほとんどのジェダイより強い倫理観を感じる。。。 で、今回の話では前話の主役のマンドーさんが出てきて、うおおー! となりました。 マンドーさんはあまり喋らないのですが、存

      • 今読んでる本

        岩波文庫の中国史という本を寝る前にちょこちょこ読んでいる。 これは最近はまっている習慣形成アプリ、Fabulousの中にある、夜寝る前にする一連の習慣『ナイト・ルーティーン』のひとつ、『寝る前に本を読む』を実行するためである。 あまり刺激的な本を読むと眠れなくなりそうなので、眠りを誘いそうな地味な本がこのナイトルーティーンで使うにふさわしい。そして地味な本、と言えば私の中で筆頭に上がるのが岩波文庫である。 岩波文庫はまず見た目が地味である。中身もイラストなどが使われてい

        • 今日観た映画

          スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム、観ました。 非常に素晴らしい映画でした。 20年前のサム・ライミ版スパイダーマンやその他昔のスパイダーマンからのゲストが登場するということは前情報で知っていたのですが、実際に観てみると、自分自身の20年という時間の流れを感じられ、かなりじーんと来ました。(昔、サム・ライミ版を一人で劇場で観てかっこよさに感涙したの思い出しました……) この種の感動はファイナルファンタジーVII リメイクでも感じました。こちらは1997年に初代プレイス

        今日の漫画 『ツマヌダ格闘街』

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        • 音楽制作記録
          2本
        • 小説の書き方
          1本

        記事

          今日買った本

          前にも持っていた本だが、もういらないかなと思って何年か前にブックオフに送り出してしまった。 だが今、私的に中国歴史ブームが来ており、その関連でまた興味が出てきたので買ってみた。 人間の精神はその人が生まれた国の文化にかなりの部分、影響される。よって自国の文化や歴史を学ぶことで、自分自身の精神構造を認識できるようになる。 ところで日本文化は古代中国文化にかなりの影響を受けている。よって古代中国文化を学ぶことは、自分自身の精神構造の古層を理解することに役立つ。 そんなわけ

          今日買った本

          グリーン車に乗った夜

          グリーン車は素晴らしい。新幹線よりもスペシャル感がある。 その中では瞑想もできるし読書もできるし音楽も聴ける。家よりも集中できる。 当然、仕事をすることもできるが、これはあまりお勧めできない。仕事よりももっと気持ちを彷徨わせるようなことに向いている。もちろん寝るのもいい。 仕事で疲れた後、グリーン車で寝て自分の街に戻ればほどほどに元気になっている。夜に自分の街に戻り、駅から出た後にもう一ターンぐらい何かの行動ができそうなぐらい気力が回復している。 この気力は明日に持ち

          グリーン車に乗った夜

          ホテルメトロポリタン川崎でジャズを聴く

          私はここ数年、バンドをやったり自分で音楽を作ったり、という活動をしているので、インプットのために音楽生演奏も聴いた方がいいような気がしていた。 だがあまりライブハウス、などという場に行こうかなという気にはならない。私の乏しい経験上、ライブハウスは心も体も耳も疲れがちで、しかも演奏もうるさすぎて何が何だかよくわからないということがほとんどだったからである。 そんな中、街を歩いていたらホテルメトロポリタン川崎のロビーで毎週金曜19時より、ジャズのライブをやっているという看板を

          ホテルメトロポリタン川崎でジャズを聴く

          Ableton Live Pack探求&新曲「Forgotten Memories」

          以前、私はこのnoteに、『Ableton Live Packを理解する』という記事を書いた。 その中でDrum Booth、Drum Essentials、Drum Machinesなる、似た名前の紛らわしい奴ら、Drum三兄弟についてそれぞれ理解を深めようとした。 だが頑張って記事を書いた割には、その記憶は定着しなかった。今、私はこれらのPackがそれぞれ何なのか思い出せずにいる。 なので復習のため、ざっとそれらのPackについてまとめておく。 ・Drum Boo

          Ableton Live Pack探求&新曲「Forgotten Memories」

          新曲完成! My Usual Days

          前々回アップの『Endless Our Shiny Days』、前回アップの『ECCO』に続いて、新曲『My Usual Days』をアップしました。 前回のECCOはバンド、エリーツのデモ曲なのですぐ作れたというのもありますが、それにしても最近、新曲のアップ頻度が上がっていて、これはとても高評価できることだなと思います。 曲をポンポン作って気持ちいいペースでアップしていきたい。できれば週に一回ぐらいアップできるようになると最高に気持ちよさそうです。 さてさて。。。

          新曲完成! My Usual Days

          小説の書き方メモ その2 心の力を開発する

          前回の記事では効率よく小説を書くために、心技体のそれぞれの領域をバランスよく開発することが大事であると書いた。 今回は心という項目についてもう少し細かく説明したい。 * 何かものを作るとき、作りたいもののイメージを心の中に想像することが役立つ。 心の中で想像するという作業により、心理的エネルギーをそのイメージに向けてチャージすることができる。やがてそれは目に見える文章という形に結晶化していく。 この想像という心の中での作業はできるだけ具体的思考を使わず、イメージや象

          小説の書き方メモ その2 心の力を開発する

          小説の書き方メモ

          私は長年、小説を書いてきた。 今もバリバリ書いている。(最新作はここで読めます) というわけで、このあたりで私なりの小説の書き方を文章にまとめておきたい。 さて……。 小説執筆にはさまざまなタイプの力が使われる。 さまざまなレイヤーに散らばるその各種の力を、便宜上、心技体という三つの項目に分ける。 心=創造したいもののイメージを想像する心の力。 技=実際に小説を書くための各種のテクニック。 体=執筆力、継続力、体力を身につけ維持するためのシステム。 効率よく

          小説の書き方メモ

          新曲完成! Endless Our Shiny Days

          自分的にこれまでで一番、好きな曲です。(毎回、作った後はそう思うのですが)ぜひ聴いてください。 https://soundcloud.com/tatsuhiko-takimoto/endless-our-shiny-days 制作メモギター2本とピアノがメインの楽曲なのですが、Tonal Balance Controlで見るとなぜか周波数の2k~3kあたりが高く、しかも何をどうしても直せなくなりました。 高い部分を凹ませればギターが聴こえなくなりピアノと混ざってしまう

          新曲完成! Endless Our Shiny Days

          創作活動は作者のセラピーの場ではない。創作活動で心の悩みは解決されることはないし、むしろその試みは問題を拡大するだろう。なぜなら人の心は集中したものを拡大再生産する力を持つからである。よって創作活動では解決したいものではなく、この世に創造したいものにフォーカスしそれを生み出すべき

          創作活動は作者のセラピーの場ではない。創作活動で心の悩みは解決されることはないし、むしろその試みは問題を拡大するだろう。なぜなら人の心は集中したものを拡大再生産する力を持つからである。よって創作活動では解決したいものではなく、この世に創造したいものにフォーカスしそれを生み出すべき

          小説、音楽等々、何かを作るにあたり、作品そのものではなく、作品を生み出すシステムの創造に意識を集中すべきである。 たとえば車を作ろうとするなら、その車を作る工場を創造し、それを維持、発展させることに意識を向けるべきということだ。そうしてこそ個々の作品の結果にすり減らずに済む。

          小説、音楽等々、何かを作るにあたり、作品そのものではなく、作品を生み出すシステムの創造に意識を集中すべきである。 たとえば車を作ろうとするなら、その車を作る工場を創造し、それを維持、発展させることに意識を向けるべきということだ。そうしてこそ個々の作品の結果にすり減らずに済む。

          Ableton Live Packを理解する

          私が使っているDAW、Ableton LiveにはPackという音源やサンプルのセットがたくさん付属してくる。 現在、ブラックフライデーということで、あらゆる音楽製作用プラグイン販売会社が特売メールを送ってくるが、新しい音源を買う前にまずは手持ちのPackを理解したい。 だがAbletonのPackに関する情報をネットで調べてもほとんど公式ページしか出てこない。これは自分で調べて理解する以外には方法はないようなので、このページをメモがわりにPackについての知見を記録して

          Ableton Live Packを理解する

          新曲紹介「Return to Homeplace」

          先日、新曲を作りました。ぜひ聴いてください。 制作の記録まず最初にキーボードでコード&メロディを自由に演奏して曲を作っていきました。この作曲の仕方は結構、自分に合っているようです。 その後にギターを自分で演奏して録音しました。ギターは基本、マイナーペンタトニックスケールをブルーノート込みで弾いています。 ベースは結構、作りながらいろいろ試行錯誤するので、IK Multimedia社のとても使いやすいベース音源、MODO BASSにて打ち込みました。 やはり手で弾いて録

          新曲紹介「Return to Homeplace」