ヨルダン川西岸地区とガザ地区のパレスチナ人を対象とした新たな世論調査では、71％が10月7日のハマスによるテロ攻撃を依然として支持していることが示されました。この結果は、地政学的な変化があったにもかかわらず、昨年末に同じ世論調査が行われた時とほとんど変わっていません。

パレスチナ政策・調査研究センターの世論調査は、ヨルダン川西岸地区（回答者830人）とガザ地区（回答者750人）の両方で成人1580人を対象に、面接により調査を実施しました。

結果は次のとおりでした。

「3か月前の前回の世論調査と同様に、私たちは今回の世論調査の回答者に、ハマスの10月7日攻撃開始の決定についてどう思うかを尋ねました。2023年12月時点では72％だったのに対し、71％という圧倒的多数が正しいと回答しています。ただし、全体の応答は安定しているにもかかわらず、2 つの領域を個別に見ると、結果は大きな変化を示しています。下の図が示すように、攻撃の決定が正しかったという認識は、ヨルダン川西岸では11ポイント低下し、ガザ地区では14ポイント増加しました。」

世論調査では、回答者がハマスの残虐行為を知らないことが判明しました。

「前回の世論調査でわかったように、ほぼ全員のパレスチナ人が、イスラエルは戦争犯罪を犯していると考えています。その一方で、ほぼ全員のパレスチナ人が、現在の戦争でハマスは戦争犯罪を犯していないと信じています。さらに、90％以上が、ハマスは10月7日の攻撃中にイスラエルの民間人に対していかなる残虐行為も犯さなかったと信じています。ハマスによる残虐行為を撮影した動画を見たことがあるパレスチナ人は、5人に1人だけです。」

ガザ住民の大多数がハマスによるガザ地区の支配の継続を支持していることなど、興味深い調査結果が他にもあります。

バイデン大統領は、パレスチナ人の大多数は「ハマスではない」と主張しています。

また、回答者の過半数はハマスが戦争に「勝つ」と予想していました。

資料：https://www.breitbart.com/middle-east/2024/03/20/poll-71-of-palestinians-still-approve-of-hamas-october-7-terror-attack/

画像：https://www.jpost.com/israel-hamas-war/article-792781