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教皇フランシスコの白旗発言とロシアのプロパガンダ

ウクライナのアントン・ヘラシチェンコ内務大臣補佐官は、教皇フランシスコの白旗発言を受けて、バチカンがロシアのプロパガンダを繰り返していると指摘しました。ヘラシチェンコ補佐官は、ロシアのプロパガンダを以下のように箇条書きにしています。

◾️ 「平和的な」ロシア人は交渉を望んでいるが、ウクライナ人は望んでいない、という嘘。
◾️ウクライナは負けているので、国民の命を救うために真っ先に白旗を上げてロシアの条件に沿って交渉しなければならない、という嘘。
◾️ウクライナは腐敗した非独立国なので、他の国が決定を下すべきだ、という嘘。
◾️西側同盟国も負けており、対立とウクライナへの支援を継続することは、最終的に西側とNATOの力を弱体化することになる、という嘘。
◾️ウクライナへの武器供給を停止し、その条件でロシアと交渉するようウクライナを説得するべき、という嘘。
◾️ロシアはやがてこの「調停」に「感謝する」ことになる、という嘘。
◾️ウクライナが西側諸国の一部ではないこと、西側諸国の国益を犠牲にしてウクライナを防衛する必要はないこと、ウクライナをロシアに「与える」べきであることを、納得させること。

このような路線で、ロシアは外交を行っています。「しかし、それは真実ではありません」とヘラシチェンコ補佐官は指摘します。では、何が事実なのでしょうか。ヘラシチェンコ補佐官は、以下のように箇条書きで示したことこそが事実であると主張します。

🔹ウクライナ人と私たちの同盟国は負けていません。西側諸国は軍事生産を展開し始めたばかりで、「ロシアは西側にとって本当の脅威である」と認識しています。
🔹ウクライナ人は我が国の平和を望んでおり、戦争を望んでいませんが、ウクライナ人は真の安全の保証と、ロシアが兵力を増強した後に再び戦争が始まることを阻止したいと考えています。
🔹そのような訳で、ウクライナはロシアの条件に基づいた交渉や休戦を望んでいません。なぜならロシアの条件はウクライナ人に対するジェノサイドであるからです。
🔹ウクライナは、平和のためのウクライナの公式を提示しており、最初はロシア抜きでそれを議論することを提案しています。

「ロシアは敗北を恐れています。ウクライナにおける戦争の敗北は、プーチンの犯罪政権の終わりとなります。その帝国は滅ぼされなければなりません」とヘラシチェンコ補佐官は述べて、戦い続けることを強調しました。

資料:https://x.com/gerashchenko_en/status/1766804405754425550?s=61&t=Rjx_3Dh0SvCR7m4AABMF-g

スクリーンショット:https://x.com/gerashchenko_en/status/1766873620028981624?s=61&t=Rjx_3Dh0SvCR7m4AABMF-g

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