【原田知世の逆襲!】やっぱり吸いたくなるチョウセンアサガオ (時をかける少女がグリーンスムージーを飲んだなら!)
あー、チョウセンアサガオの花が咲いている。いい匂いがするんだよな〜嗅ぎたいなぁ〜。
ちょい待った。
以前、ネットで調べたら、こう書かれていた。
やばい、やばい。うかつに手を出すんじゃない!
中毒事例
やめよう、取って匂いを嗅ぐなんて絶対にダメだ!
やめろ!やめるんだ!匂いを嗅ぐんじゃない!
スゥー、ああなんていい匂いなんだ!芳香剤のようにとても癒される香りだ。スゥー、ああいい匂い『カ・イ・カ・ン』
いかん、いかん、めまいがしてきたぞ。あれ、なんだかとても眠いんだ💤グウ……
フゥアゥ、フゥアゥ、フゥアゥー
「あー頭が痛い。一体これで何度目だろう?まったく、もう!」
「とーきをーかーける少女ー」
「あ、あなたは?」
「お久しぶりです。原田知世です」
「知世さんお久しぶりです。以前この水田に来て、タイムリープで元の世界に戻ったのでは?」
「確かに元の世界に戻ったわ、でも不思議な現象が起きたの」
「不思議な現象?」
「チョウセンアサガオの匂いを吸ってタイムリープするのではなく、『時をかける少女』の歌を唄えばタイムリープできる術を身につけたの。だからこの場所に来たってわけ」
「す、すごい!」
「たぶん、角川映画の恩恵ね。デビューしてから長年キャラが定着したのが大きいわ。最近、角川はいろいろあるみたいだけど」
「そこはシークレット!」
「でもキャラづくりに疲れたの。本当の私ってなんだろう……」
「知世さん……。ONLY YOUそのままで」
「そのままで?」
「ONLY YOUかざらないで」
「かざらないで?」
「ONLY YOUたった一度」
「たった一度?」
「ONLY ONLY ONLY ONLY YOU」
「ふざけないで!BOOWYの『ONLY YOU』を唄ってるだけじゃないの!」
「知世さん、もしかして布袋派ですか?」
「ちがう!布袋派とか氷室派とか聞いているんじゃないの。なんでそんなにふざけるの?」
「と、知世さんを目の前にすると胸がドキドキして、ついふざけてしまうんです」
「えっ、胸がドキドキするの?」
「DOKI! DOKI!! DOKI! DOKI!!君は赤道小町 恋はアツアツ亜熱帯の山下久美子は布袋の元嫁」
「もういいです、帰ります」
「すみません、ちょっと待ってください!さっきから、悩んでいそうな表情をなさっているけどどうしたんですか?」
「実は、最近体の衰えを感じてきて疲れやすいの。にんじんジュースを飲んだり、ヨガをしたりしているけど一向に良くならなくて……。」
「なるほど。人間の体は毎日代謝が進んでいるんだ。にんじんジュースを飲んで野菜をとるのはいいが、フルーツも適度にとらないといけない」
「そうね、にんじんジュースばかりに気をとられて、フルーツをあまり取っていないわ。でも、どういう風に取り入れたらいいのかしら?」
「そんなときはこれさ!グリーンスムージー!」
「えっ、グリーンスムージー?」
「クレソンとバナナを混ぜただけのグリーンスムージーです。さあどうぞ」
「あ、甘くて濃厚なのに後からクレソンの苦みがピリッとくる。でも苦みがバナナのまろやかさに包まれて心地よい感じがする……。」
「野菜とフルーツを一緒にとることがグリーンスムージーのいいところです。そういえばデビュー40周年コンサートがあるみたいですね。体力をつけるためにグリーンスムージーを取り入れてみてはどうでしょうか?」
「わかった。さっそく続けてみるわ」
「グリーンスムージー生活に幸あれ」
「では、さようなら帰ります。『とーきをーかーける少女ー』」
「さようなら~」
40周年記念コンサートにて
「とーきをーかーける少女ー 愛は輝く舟 過去も未来も星座も超えるから 抱きとめてー」
パチパチパチパチ👏
記者「原田さんデビュー40周年コンサートおめでとうございます。それにしても透明感と若々しさが持続できているってすごいですね」
「ありがとうございます」
「歌うことは体力が必要ではないでしょうか?この華奢な体にそんな体力があるなんて。いや、失礼」
「実はグリーンスムージーを毎日飲んでいるんです」
「グリーンスムージー?」
「葉野菜とフルーツを一緒に取り入れて飲むだけで健康に。もちろん、運動をしたり睡眠をとることも大切ですけど」
「そのグリーンスムージーとやらを私にも教えていただけないでしょうか?」
「もちろん!葉野菜は栄養素密度ナンバー1のクレソンがいいわ」
「栄養素密度ナンバー1?ぜひ教えてください。しかし、なぜクレソンに詳しいのですか?」
「それは、うふふふふ……」
終わり
この物語はフィクションです。
クレソンとバナナのグリーンスムージーの記事はこちら
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