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【試合結果】京都vsキングス22-23第26節

ハードな連戦が続くキングスが26節で対戦したのは西地区7位の京都ハンナリーズ。
Bリーグ記録更新中の連勝・千葉ジェッツを延長まで追い込んだ京都はこの日も強度を保ちキングスを苦しめた。
前半は京都47-34琉球とキングスを抑え込み13点差。
後半小野寺のハードなディフェンスがチームにエナジーを注入し、岸本、クーリー、田代の活躍もあり逆転勝利をおさめた。

試合終了
京都 80-86 琉球


( ´ー`)フゥー...

京都を侮るなと前回のnote書いたけどめちゃくちゃ追い込んでくるやん。
まじで心臓に悪いからやめておくれやす。

26節vs京都との試合をつらつら書いていきます。

Bリーグ公式より


■前半の主役は京都の青木龍史

前半の主役は京都の青木で間違いないだろう。ここではあえて伏兵と呼ばせてもらう。前回のnoteで触れてもいない。

正直日本人選手の中でも
久保田>水野≧小澤>小西・青木

くらいに思っていた。

数字的に見ても重要度は日本人選手の中でも4~5番目ということになるだろう。
だがフタを開けてみると平均2.7得点の青木がキャリアハイの14得点。
前半だけで11得点をマークし、ディフェンスでは自分よりも22㎝もデカいタマヨからチャージングを奪い、京都ハンナリーズに勇気と勢いを与えた。

タマヨからテイクチャージを取ったときは完全に流れを持っていかれたと思った。
キングスのいいディフェンスから奪ったボールをタマヨがプッシュしレイアップに持ち込んだが、青木が逃げずに技術的に難しいオフェンス側のチャージングを奪った素晴らしいディフェンスだった。

後半は得点の機会が少なかったが後半唯一の得点も4Qの重要な場面でのコーナースリー。

4月8日・9日も沖縄アリーナで対戦があるが

青木君、残念ながら君の活躍の可能性は無くなってしまった。
君を厳しくマークする理由が出来てしまったからだ。

次は簡単には仕事をさせないよ。


■インサイドの覇者ジャック・クーリー


この日はクーリーがインサイドを支配した。

25得点14リバウンド
EFF(貢献度)42!!!!

EFF42って初めて見たかも。
この試合、キングスでクーリーの次にEFFが高いのはダンカン17で次いで岸本が13。
どれだけクーリーが支配的だったかわかると思う。

特に、スペースの広がった第3Q以降はすごかった。アウトサイドのシュートがスムーズになったことでインサイドのスペースが出来てクーリーのポジション取りがかなり有利になった。クーリー有利の状況では京都のインサイド陣はその圧に耐え切ることができず、結果クーリーは後半だけで17得点をあげ逆転劇の主役になった。

Bリーグ通算3000得点を達成したメモリアルゲームにふさわしい支配的な活躍を見せてくれた。


末永く琉球のインサイドを支えてください。マジで宜しくお願いします。


■久保田キラー小野D

久々にやってまいりました陰の仕事人。小野D。小野Dの「D」はDefenseの「D」です。

後半の頭から久保田のマークを任された小野寺は

前半とは違うぞ

というのをディフェンスで意思表示してくれた。これですよキングスブースターが求めているのは。

47失点を許した前半のソフトなディフェンスとは違いバチバチにハードなディフェンスで自チームにエナジーを注入し全体の強度を上げた。

試合後の会見でも桶谷HCが小野寺について言及しており2for1さんが動画を上げてくれているので貼っておきます。

ちなみに小野寺は12月の対戦でも久保田に対していいディフェンスで上手く押さえ込んでいたので、4月の対戦@沖アリでも久保田キラーとして活躍してくれると思う。

本当に素晴らしいパフォーマンスを見せてくれた小野寺。

3月8日以降、中々プレータイムもらえていないが少ない時間の中できっちり仕事をしてくれる彼の存在はキングスにとってどれほど重要かコート上で証明して見せた。

あっあと前半に24ショットクロックが近づいてきてクーリーに「シュー!!」って言われて全員シュート思った時にクーリーにアシストしたやつ。あれ決まったよね!

■田代のパフォーマンスが良き

リーグ再開後、日に日にまして田代のキャップのパフォーマンスが向上している。膝の怪我から復帰したシーズン序盤、「ガリガリやん!」と思ってたが最近は見慣れたのかそうは思わなくなった。いや絶対シーズン序盤より体重増えたよね?怪我前の見た目に戻ったように感じる。
キングス公式での焼肉会で確か84㌔くらいって言ってて「ガリガリやん!」と思った覚えがあるが今は公式プロフィールの通り90㌔くらいあるんじゃないかな。ベストウェイトに戻ってパフォーマンスが戻ってきたのではないかと思う。

試合勘も戻ってきてポジショニングがよくなってきたように感じる。オープンスペースを見つけて、そこにくさびを打つ様にポジショニングする。そこに誰かいてほしい!って時に

 田代「こんにちは」

と顔を出してくれる様なそんな気の利いたプレーを随所でしてくれるようになったし、ポジショニングがいいおかげでギャップが生まれてアシスト数も増えてきた。この日は5得点4アシスト。シュート確率は100%(2本しかうってない)とめちゃめちゃ効率の良い働きをしている。

試合見てた人は分かると思うけどなんか10得点くらいとってる様な存在感あったよね。そのくらい良き所で「こんにちは」って感じだった。

いよいよ田代キャップが本領を発揮し始めた。
ぬるぬるペネトレイトに気の利いたポジショニング、タイミングのいいアシストパスに効率のいいシュートセレクション。

CSに向けて視界は良好!!田代キャップ!!

■求)タマヨとヒューのステップアップ

タマヨとヒューが合流した後半戦だが、両者とももう少しといった印象だ。
タマヨはフィリピン大学(在学中)→海外のプロ(Bリーグ)に環境をガラリと変えてまだ生活や文化の適応もままならない状態で試合に出て貢献してくれている。
信州戦のような3BIG対策はもちろんインサイドとアウトサイドの両面での活躍を期待されるタマヨの実力はまだまだこんなものじゃない。
Bリーグの強度と流れに慣れさえすれば大学のプレーで見せていた思い切りのいいプレーが見れるはず。随所で実力の片りんを見せてくれているが、まだまだ迷いながらのプレーが多いためスピード感にかける場面も多いが試合をこなす中で改善していく。何にも心配はない。

ヒューに関してもまだまだBリーグ、というかバスケを取り戻している最中だ。バスケ歴が短い中での長いリハビリ生活は選手として失われていくものも多い。某スラムダンクの湘北バスケ部のマネージャーがそう言っていたし、今はまだ失われた感覚を取り戻している段階だろう。

まぁすでに脚力に関してはすでにBリーグトップクラスだし全力ジャンプした後、ガードを追い越す力強いリムランはまじで走れるビッグマン。瞬発力すごいから日本代表みたいにコーナー待機からダンカースポットに超ダッシュするっていう常識を無視した身体能力でBリーグに革命を起こしてほしい。

両者とも時間が必要なことは明らかで

時間が解決してくれることも明らか。

とりあえずブースターたちは二人とチームを信じよう!

■まとめ

4月のシリーズは伏兵・青木龍史に気をつけろ!

クーリーは歴戦のNBA戦士ウドゥでも止められない&3000得点達成!!

小野Dの「D」はDEFENSEの「D」!!

タマヨとヒューにはもう少し時間が必要

田代キャップ「こんにちは」


P.S
解説さん、岸本は前半何もさせてもらえないわけじゃないんです。後半にギア変するタイプなんです。そこんとこ宜しくお願い致します。


たつまる

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