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KREVA 個人的10選

KICK THE CAN CREWが解散してKREVAはソロになりましたが、そのセンスはますます冴えてさらに一回り大きなミュージシャンになったような気がしました。僕はキックも大好きだったので地続きでずっとKREVAの作る音世界に浸っていましたね。ポップでありながらヒップホップの新しい感覚を万人受けするメロディーに乗せて新しいファンを開拓していった2000年代の彼の活躍は、J-POPシーンでも際立っていたのではないでしょうか?ここでは僕の好きなKREVAの曲をいつものように10曲紹介していきたいと思います。では早速どうぞ。

希望の炎 (2004年)
KREVAのソロデビュー曲です。いきなり上げる曲じゃなくてこういうしっとりとしたいい曲を持ってきて、誠実に歌っているところがまたいいですよね。彼の音楽に対する誠実さが現れているようで。まだある種の純粋さがあって、まさにデビュー曲って感じもします。キックで散々やっていたのと違うステージに立ったっていうかKREVAの襟を正した矜持みたいなのも感じたりします。


音色 (2004年)
個人的には一番好きな曲です。何というかもうセンスが圧倒的に好きですね。キックの時からそうですけど。青春の若い感覚の一番いい向こう側を、痒い所に手が届くサウンドで届けてくれる、やっぱり彼は天才としか言いようがない、そんな音楽に一時溺れていました。どこかに哀愁を漂わせる、ヒップホップ的な攻撃性とは真逆のベクトルをグッドなメロディーラインに乗せていく、それまでにない才能に音楽シーンはずっと揺れていたんじゃないでしょうか。やや画面はぼやけていますが。


イッサイガッサイ (2005年)
4thシングルでさらにポップよりになってより大きく売れる要素も帯びてきて、ヒップホップという括りではなくもうお茶の間に認められた感じもこの頃からしてきましたね。NHKの音楽番組とかよく出ていましたし。夏にいい曲が多いんですが、これはその代表曲の一つですね。PVとかも好きで当時ガラケーでよく見ていました。こういうドラマみたいなシチュエーションにも憧れたちしました。


スタート (2005年)
失恋ソングなのですが、僕は個人的にキックを解散してソロで行くと決めてやってきたKREVAのその当時の気持ちを歌っているのかな、とずっと思っています。こういう負の感情とかをいい塩梅でオシャレにヒップホップ、ポップに仕上げる職人芸のセンスはこの当時誰も真似できなかったんじゃないでしょうか。スターであり続けた当時の理由みたいな一曲にもなっている感じもします。


Have a nice day ! (2006年)
イッサイガッサイをさらにスピードアップさせた乗りに乗っていたある意味全盛期の勢いを感じさせる一曲ですね。夏感が迸る、ハイクラスな日常を見せつけてくれて、降参するしかなかったですね、このPVに。今よりもずっと底辺野郎だったので。でも大好きな一曲でした。昔のガラケーはもっと映像が綺麗でしたので、雑な感じですいません。


THE SHOW (2006年)
この次の年の暮れに本当にKREVAのショウを観に行ったんです。今もやっているけどもう関西では名前変わった別のFM802のイベントになっていますが「COUNTDOWN JAPAN2007/2008」大阪南港インテックス大阪でやっていて、その当時結構ライブ行ったりしてましたね。KREVAやエルレガーデン、木村カエラ、チャットモンチーとか当時大好きだったアーティストが大勢やってきたので一番好きなフェスでしたね。この曲もやってくれて。そういやこのライブに一緒に行ったのは同じ整骨院で働いていた年下の女の子でした。勇気絞って誘って、その時は楽しんでいたのに年が明けたらなぜか冷たい態度…。まあ僕に恋愛するだけのエネルギーが足りてなかったのでしょう。今もあんまり足りてないですがいつか充電完了したら、いい人が出て来るんじゃないでしょうか。気楽に待っています。


恥じゃない / By Phar The Dopest (2006年)
KREVAが幼なじみのCUEZEROと組んだユニットで僕はこのユニットのアルバム「だからどうした!」とかも好きでTSUTAYAで借りてよく聞いていました。曲もいいけど歌詞がどうしようもなく励ましてくれるかんじのぬくもりを感じるいい歌詞で当時からめっちゃ好きでしたね。キックでもソロでもないKREVAの新たな魅力が詰まった名盤だと思うのでよかったら是非。


くればいいのに feat. 草野マサムネ from SPITZ (2007年)
洋楽とかじゃ当たり前のfeaturing的な楽曲をあまり日本では当時見たことなかったし、その相手がまさかのスピッツ草野マサムネだったから驚いた記憶があります。で、また上手い事サンプリングして雰囲気もあの草野さんの声に合っていて、センス相変わらずいいなあ、KREVAは、と思ったりしました。曲自体はやや地味でしたがコラボの勝利でしたね。


ストロングスタイル (2007年)
3枚目のアルバム「よろしくお願いします」からのシングルカットですね。短いながらKREVAの当時の勢いそのままに突っ走る疾走感が好きでした。歌詞も成功したイメージをはっきり書いていて。夢にまだ浸れるいい時代でした。が、ここがピークだったような気がします。ポップスターKREVAの。僕は聞きやすい音楽が好きなのでこれ以降のKREVAはあんまり追いかけていないですね。まあ好き嫌いは個人個人で変わっていきますし、そう言う感じでいろんなアーティストに見切り付けてまた違う才能に酔っていく、勝手な存在ですね、音楽ファンというものは。


微炭酸シンドローム feat. 阿部真央 (2011年)
てっきりシングルだと思っていたんですがアルバムの中の一曲だったんですね。ラジオから流れてきて「久々にいい曲出してる」とすぐ飛びついたスピッツ以来の有名コラボ(?)みたいな感じの曲です、僕の中では。炭酸が弾けていくその共感覚な雰囲気を見事に音でメロディーラインで表している衰えないそのセンスにまた出会えて喜んでいました。その後キック再結成とかでもいい曲書いていましたし。ファンとして嬉しかったですね。行ったり来たりの波にファンはまた揺られるものです。これはシングルではなかったのでPVとかはなかったですね、すいません。


とまあ2000年代以降の邦楽を個人的10選で紹介したのは初めてだったのですが、いやチャットモンチーやってましたね。個人的に邦楽がさらに成熟してもう洋楽との大きな差とかなくなって、むしろ洋楽勢が失った「心」みたいなのがいい音楽でより表現されていった時期のこの時代の邦楽はかなり聞いていたので、懐かしいですね。個人的にも人生やり直し時期で第二の思春期状態で感性が鋭く心に残る音楽が特に邦楽には多かったように思います。ここで紹介したKREVAやキックザカンクルーとか青春ど真ん中なサウンドで特に好きでした。他にもケツメイシ、コブクロ、スキマスイッチ、木村カエラ、チャットモンチーその他いろいろ聞いて心が上がって元気もらえてました。またそこらへんのアーティストの個人的10選もそのうち出来たら、と思います。ではまた何かの10選で。

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